趣味で歌と小説と詩を掲載させていただいてます。

九州 沖縄の旅 その24 EVE 第33話 【最終回】分離の理由 青く光る星 海原を行くセミクジラ 現実を変える意識 分かたれる私

EVE 第33話 最終回

 

 

 

 

「開けない方がいいと思う」とイタクが玉手箱を手渡した。

 

「ありがとう」と私は答えた。

 

私はイタクが手渡した玉手箱を手のひらに乗せて眺めた。

「とても小さいのね」

 

「君たちの時間が入っている」とイタクは言った。

 

「私たちの時間」と私は呟いた。

 

「僕について来て、帰り道を教えてあげる」

 

私は帰り道を知っているような気がしたが、何も知らない気もした。

そして黙ってイタクの後に続いた。

 


コメント
コメントする