kayagreenの経営者ですが、仕事ばっかりはしていられませんね。
実は歌うたい、文章書きでもあります。
15歳で初めてアコースティックギターを手にし、作詞、作曲、弾き語りを始める。
その後、レゲエバンド400yearsを立ち上げ神戸を拠点に活動。
同時にベーシストとしてブルース、R&B、ハードロックなどの数々のバンドを経験。
21歳の時、神戸のジーベックホールで行われたアマチュアバンドコンクールでベストベーシスト賞を受賞。
ジャズの歌唱に興味を抱き、ジャズボーカリスト大森浩子に2年間師事。
2008年に「日本語の歌が歌いたい」という理由で、 ふうよう という名でソロ活動開始、小説も執筆。
関西を拠点に活動中。

桜童子 第25話 Cherry Blossoms Demon 25



陸奥の鬼の物語

月も見えないような真っ暗な夜だ。厚く積み重なった重たい雪雲が、北風に乗ってうねりながら流れている。


水分が、空と陸に堆積していく。  





溺れそうだ。








真っ暗な夜に、あたしは何かに覚醒する。  雪が、あたしに堆積していく。

あたしは、肉を食わない獣になって、あたしの中の何かに気づく。

雪が、静かに降るように。 あたしは、あたしの中のあたしに気づく。

雪が降るように、あたしの想いが堆積していく。


あたしは、あたしの謎を解き、苦しみの種を知る。

あたしは、あたし以外のものになろうとして、悪夢の中をさまよっていた。

それがあたしの苦しみの種だった。

あたしは種をそっと手に取り、ふわりと空に返す。

種は、風に乗ってどこかの苦しみへと飛んでいく。



真っ暗な夜に、あたしは生まれ変わった。

雪が静かに降るように、あたしの発動が始まった。

あたしは、あたしを発動させる。 意志を込めて。 揺るぎない発動だ。





月の見えない真っ暗な夜に、雪がしんしんと降り積もる。
フクロウも鳴かない夜だ。雪が音という音を吸収して、陸奥の山々を静寂が包む。

無音の世界が行き来する。 無音の世界に包まれる。 ここはもう、この世ではない。 あちら側に来たのだ。 するりと音を抜けて。

あたしの牙が虹色に光る。宝石のように。 あたしはふと思う。

あたしの居場所はここではないのか。 
あちらの世界の生き物ではないのか。
あたしはすべて、それで納得がいく。 
あたしの苦しみは、違う世界に住んでいたこと。 いくらもがいても、もがく世界が違っていた。 あたしはあちらの住人で、こちらの世界ではあたしは異質なのだ。

あたしはそれに気づいて安堵する。 生まれて初めて、安らぎを得た。 自分に意味を見出せた。 自分の存在に許しを得られた。

あたしは流れる涙が雪を溶かすのを見ながら、うれしさに泣いた。 あたしは、あたしになれた。 やっと、本当のあたしに戻れた。

鬼が発動していく。 静かに。 雪が    あたしに溶け込む。

あたしはやっと、自分を許せた。



A story of Ondori's demon

It is such a dark night that the moon can not be seen. Heavy snow clouds stacked thickly are flowing while swaying on the north wind.


Moisture deposits on the sky and land. In case






I am drowning.











I am awakened to something in a dark night. Snow accumulates on me.

I become a beast that does not eat meat, I notice something within me.

Snow, let it fall silently. I notice me in me.

My thoughts accumulate like snowfall.

I solve my mystery and know the seeds of suffering.

I wandered around in a nightmare, trying to become something other than me.

That was my suffering seed.

I gently pick the seeds and return them to the sky and the sky.

The seed fly to the suffering somewhere on the wind.



I was born again in a dark night.

As the snow quietly fell, my invocation began.


I will invoke me. With a will. It is unstable invocation.



In the dark night of the moon where the moon is not visible, the snow falls over with shines.
It is a night when the owl does not ring. Snow absorbs sounds and silence wraps the mountains of Mutsu.

The silent world comes and goes. It is wrapped in a silent world. This place is not the earth anymore. It came to that side. Take the way out of the sound.

My fangs shine in rainbow color. Like a jewel. I do not think so.

Is not my whereabouts here? Is not it a creature in that world?

All I do is convinced. My suffering lived in a different world. Even if you struggled, the struggle world was different. I am an inhabitant of you, and in this world I am heterogeneous.

I notice it and feel relieved. It was the first time I was born, I got a peace. I found a meaning to myself. I was forgiven for my existence.

I cried for joyfully while watching flowing tears melt the snow. I got used to it.
Finally, I got back to the real me.

The demon is invoked. be quiet. Snow melts into me.

I finally forgived myself.

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