趣味で歌と小説と詩を掲載させていただいてます。

四季の輝き 第19話 Shine of the Four Seasons Episode 19




第19話


アキと貴子が話をしていると川上の方から一人の獣が近づいてきた。
「美和だよ」とアキは言った。
「美和? 私は元の世界で会ったことがあるのかしら?」
「まだないと思うよ、でもそのうち出会うことになる。あたしが呼んでおいたんだ」アキはそう言って立ち上がった。
美和はアキを見つけて手を振った。
「あなたが貴子さんね」美和は貴子を見るなりそう言った。
「ええ私は貴子、こことは違う世界からきているの」
「知ってる」と美和は言った。「大体のことは葵から聞いてる、あなたがアキって呼んでるこの彼女から」
「アキは魂の名前なんだ、そう呼ぶのは君とクンネたち星々だけなんだ、肉体の名前は葵っていうんだ。君の魂の名前はサポだけど今の肉体の名前は貴子って言うようにね」とアキは言った。
「じゃあ葵、肉体の名前で呼ぶようにする。その方がややこしくならない」と貴子は言った。
「この世界でも肉体はいずれ消えるんだ。肉体を得るのも得ないのも自由なんだけど、あたしは木々や草が大好きだからね、触れたり匂いを嗅いだりしているととても癒される。肉体を得ないとそれはわからないからね」と葵は言った。
「私も音を奏でるために肉体を得たの、私は星々のリズムを奏でることができるの」と美和が言った。「あなたに会いに来たのはいずれ会う、あなたの世界の私に伝えてほしいことがあったから」
「伝えてほしいこと?」
「そう、あなたの世界の美和に会ったら『もう一人の自分がここに来るように言っていた』って伝えてほしいの、そしたら何か思い出すと思う。私はいつでも美和にメッセージを送っているんだけど、まだうまく受信できていないようなの」
「美和さんをここへ連れてきてどうするの?」
「君たちの時間はどんどん未来へ流れていく、君たちが設定したようにそういうルールになっているんだ。シキは変化している。生態系の循環という機能を失ってもシキはまだ命を宿している。植物が絶え、不毛の大地になっても次の命の連鎖ができるまで深い眠りにつくんだ。でも君たちはその環境に耐えられない。そしてそれはもう始まっている。シキは深い眠りにつこうとしている。美和はそれに気付き始めている、気づかない人間の方がほとんどなのに美和は何かを感じている。その感覚を目覚めさせてやりたいんだ」と葵は言った。
「私は自分にいつも話しかけてる。私は時々その声を聞くことができる。私はふと気がつく。この世界が嘘の世界だと、思い込みの世界だと、真実は目に見えないところにあると。だからそれを見せてあげたい。次元は一つではないということを自分に見せてあげたいの」と美和が言った。
「じゃあ私が美和さんをここに案内すればいいのね? こういうことだからって説明して」と貴子は聞いた。 「説明は特にいらないと思う、もう薄々気づいているかもしれない」と美和が言った。






美和は音を感じながらそのエネルギーがどんどん増幅され、世界に響き渡っていく様子を連想した。4人の振動は一つの大きな振動となり世界に発信される。
「これが自分たちの音なのか・・・。」
美和はその音の振動をどこか客観的に感じている自分に気づく。
全ては振動している。星も物も自分たちも。音はとても大きなエネルギーだ。エネルギーそのものだ。エネルギーがセッションしている。そしてそのセッションは地球の振動とつながっていく。

曲が終わると美和は皆に聞いた「何か違う音が混じってない?」
「違う音って?」とタナベが聞いた。
「何か電子ピアノのような甲高い和音が鳴っていたような気がしたの」と美和が言った。
「そうだね、何かそんな音を聞いたような気がする」とユウが言った。
「録音してますか?」とチッチが聞いた。
「うん、してる」とユウが言った。
「ちょっと聴いてみよう」と美和が言った。
4人は楽器を置いて備え付けの折りたたみ椅子に座った。ユウがミキサーで今演奏したばかりの音を再生した。4人はタイムスリップしたように数分前の過去に戻り、傍観者のように自分たちの演奏を聴く。
曲の最後の方にユウの歌が終わった後、タナベのギターに調和するように何か電子的な音が混じっている。
「これだね」とユウが言った。
「こんな音鳴ってたっけ?」とタナベが言った。
「録音されてるってことは鳴ってたってことになりますね」とチッチが言った。
「ほらね」と美和が言った。「何だろうこの音」
「もう一回聞いてみよう」とユウは言ってもう一度、最後の部分だけ再生した。
「鳴ってる」と美和が言った。
「確かに」とユウが言った。
タナベは首をひねっていた、音は聞こえるが音の発生源がない、電子ピアノもない。「あんな音がするようなものは何もないな」と言った。
「発生源がなくても音は発生するんじゃないかな、なんかこう雷みたいに」と美和が言った。
「空中から突然にですか?」とチッチが聞いた。
「何かそういう感じ。自然が共鳴してくるっていうか」と美和が言った。
「こんな都会のビルの中で?」とタナベが聞いた。
「タナベは少し頭で考えすぎなんだよ、目に見える常識は目に見えない常識と繋がっている。もしかしたら、目に見えないものの方が圧倒的に大きいんじゃないかな」
「美和、なんかお前最近変だぞ、葵のことがあってからちょっと言うことがまともじゃない時がある」
「そうかもしれない。でもそれはタナベの世界で起きていることで私には関係ないの。私の言うことがまともじゃないっていうのは私には何の影響も与えないの。私はその世界に属してないの」と美和が言った。
「すごい深い話ですね」とチッチは言った。
「いいんだけどさー、時間もったいないよ」とユウが言った。「ここは現実の世界なのよ」




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Episode 19


When Aki and Takako were talking, a beast came up from the upstream side.
"Miwa," Aki said.
"Miwa? Have I ever met in the original world?"
"I do not think so yet, but I will encounter it. I called it." Aki stood up to say so.
Miwa found his aki and waved his hand.
"You are Takako," Miwa said that he would see Takako.
"Yeah I am Takako, from a different world from here"
"I know", Miwa said. "I heard from Aoi about the big things, from this girl you calling Aki"
"Aki is the name of the soul, it is only you and the kunnens and stars that call it so, the name of the body is Aoi.The name of your soul is supposed to be the supporters, but the name of your body today is Takako It is like that, "Aki said.
"Well, let's call it Aoi with the name of the body, that person is not complicated," Takako said.
"In the world, the body disappears either, it is not free to get the physical body or I do not like it, because I love the trees and the grass, I feel very healed when I touch it or sniff the smell. Because I do not know if I can not get it, "Aoi said.
"I got the body to play the sound, I can play the rhythms of the stars," Miwa said. "I came to see you, because I had something I wanted you to tell me in your world"
"What I want you to tell me?"
"Well, when you see Miwa of your world, I want you to tell me that I was telling others to come here, I think I will remember something and I will always send a message to Miwa I do not seem to have received it well yet.
"What are you going to do with Miwa san here?"
"Your time goes on and on and on and on in the future, as you set it, that's the rule that has changed ... Shiki is changing Even if you lose the function of circulation of the ecosystem Shiki is still living a life Even when plants die out and become barren land, they have made a deep sleep until the next life chain is formed, but you can not tolerate the environment, and it has already begun.Siki has a deep sleep Miwa is starting to notice it, Miwa is feeling something although he is the most unaware person, I want to awaken that feeling, "Aoi said.
"I always talk to myself, I can hear that from time to time, I suddenly notice that if this world is a lie world, the truth is invisible if it is a world of thought So I want to show it, I want to show myself that the dimension is not one, "Miwa said.
"Well then I should show Miwa here, I explain to you that it is like this," Takako asked. "I think that I do not particularly need explanation, it may be noticed a little more," Miwa said.






Miwa reminded me of how the energy was amplified and echoed throughout the world while feeling the sound. The vibration of the four people becomes one big vibration and is transmitted to the world.
"This is their sound ..."
Miwa notices himself who is feeling objective the vibration of the sound somewhere.
Everything is vibrating. Stars, things and ourselves. Sound is a very big energy. It is energy itself. Energy is sessions. And that session connects with the earth's vibration.

When the song finished, Miwa asked everyone "Is there something different mixed?"
Tanabe asked, "What is different sound?"
"I felt like a high-pitched chord like an electronic piano was ringing," Miwa said.
"Yeah, I feel like I heard something like that," Yu said.
"Did you record," asked Titch.
"Yeah, you're doing it," Yu said.
"Let's listen for a moment," Miwa said.
Four people placed instruments and sat on the equipped folding chair. Yu played the sound he just played in the mixer. As the four people slipped time back to the past few minutes ago and listen to their performances like a bystander.
After the song of Yu finished to the end of the song, there is something electronic sound like it harmonizes with the Tanabe guitar.
"This is it," Yu said.
Tanabe said, "Is this such a sound?"
"It means that being recorded is ringing," said Titchi.
"You see," Miwa said. "What will this sound"
"Let's listen once more," Yu said again and played only the last part.
"Miwa" said "It is ringing."
"Yes," Yu said.
Tanabe was twisting his neck, hearing sound but no source of sound, no electronic piano. "There is nothing like such sounds."
"Sounds will be generated even if there is no source, something like this thunder," Miwa said.
"Is it suddenly from the air?"
"Something like that, I mean that nature resonates," Miwa said.
"Tanabe asked" Is this in a city building like this? "
"Tanabe is over thinking a bit with his head, common sense that is visible is connected with invisible common sense, perhaps the invisible one is overwhelmingly big"
"Miwa, something is strange recently, there are times when it is not decent after a while about Aoi"
"It may be, but that is not what I am doing in the Tanabe's world.I do not say what I say is not right will have no effect on me. It does not belong to the world, "Miwa said.
"It's a great deep story," Titch said.
"I do not mind, it's a waste of time," Yu said. "This is a real world"

四季の輝き 第18話 Shine of the Four Seasons Episode 18




第18話


「この大山の北側を見に行かないか?」とアキが言った。「走りがいがある地形なんだ。山も谷も丘も大きな草原もある」
「私は走るのが気に入ったみたい。面白そう」と貴子は言った。
二人は大山の北側の斜面を飛ぶように駆け下りて東の山脈の方へと走った。そこかしこに大きな岩がゴロゴロと転がっていた。
「ここら辺の山は岩石でできているんだ、木は岩の中に根を下ろすんだ。岩の隙間を伝うように、岩を包むように森をつくる」と走りながらアキが言った。
「岩石人間はいるのかしら?」と貴子は言った。
「ああ、鉱物に由来する人種のことか。彼らは大陸に住んでいる。大陸の内陸部。岩と砂だらけの場所に」とアキは言った。
「本当にいい人たちなの?」と貴子は聞いた。
「もちろん。とてもいい人たちだよ」とアキは言った。
二人は幾つかの丘を越え大きな草原が見渡せる高台に着いた。草原には大きな岩がそこかしこに転がっていた。土に埋まっていて、その一部だけが地表に出ている岩もある。
風が草原全体を揺らしている。草原は大きな波となって風下の方へと走っていく。目に見えない龍が飛んでいるようだ。風のうねりに乗って大きな身体をふわりとなびかせる。
「龍は粒子になって風に乗るんだ」とアキが言った。「龍を構成しているのは『光』なんだ。純粋な光」
「不思議な世界なのね。でもなんとなくその感覚はわかるような気がする。以前の私では思いもよらなかったことだけど、今の私にはあなたの話が理解できるような気がする」と貴子は言った。
「頭では理解できないんだ。ここは心の世界だからね。直感だけが頼りなんだ」
「私達の世界は頭の世界ね、残念だけど。心のことは皆あまり喋らない。それよりも学歴や職歴や名誉や権力や・・・。言い出せばきりがないけど、競い合って生きることを学ばされるし、働かなければ生きていけないシステムになっている。そしてそれが常識って呼ばれている」
「完全に頭の世界だね、でも表層はそうでも裏側はどう? 君たちの心の中はどう? いつも心に感じている事柄があるはず。この世界はそれが表層になった世界なんだ」
「子供達の世界みたいね」と貴子は言った。
「そうかもしれない」とアキは言った。「草原を走ってみよう」
そう言ってアキは丘を駆け下りて草原に向かった。貴子は後を追いながらただ走ることに大きな快感を感じていた。犬みたいだな、と思った。彼らはいつもこんな快感に浸っているのだろうか。
「川があって丘を越えたらもっと大きな草原がある」とアキが言った。
「草原ばかりじゃなくても丘も山も楽しい」と貴子は言った。
「草原が一番早く走れるんだ。あたしは早く走るのが大好きなんだ」とアキは言った。
大きな川があった。「この川は一気に飛越せない、真ん中を狙って飛んで川底を蹴ってもう一回飛ぶんだ」とアキは走りながら言い、そのまま飛んだ。貴子は走るのをやめてアキの動きを観察した。
アキは川の中ほどに飛び込み、しばらくして勢いよく水しぶきを上げて川から飛び上がった。対岸で貴子に手招きをしている。
貴子は少し助走をつけて飛んだ。水面に飛び込む感覚は少し恐怖が混じっていた。川に飛び込むとその瞬間に圧倒的な水圧に流されそうになった。川底を感じると思い切り蹴った。体は何かに弾かれるように水面に飛び上がったが真上に飛び上がったようでもう一度川に落下した。
今度は水に落ちる前に確認しておいた対岸の方向に向かって川底を蹴った。飛び上がった体は対岸の草地に落下した。
「うまいじゃないか」と駆け寄ってきたアキが言った。
「難しい、流れがあることを考えてなかった」
「初めてなのに、二回のジャンプで渡れたのは大したもんだよ。脚力も大したもんだ」とアキが言った。
「この身体とても素敵ね」と貴子は言った。

「でもどうして私をこの世界に連れてきたの?」と貴子は聞いた。
「知ってほしいことがあったんだ」とアキは言った。
「なんだろう、私の闇のことかしら」
「それもある。それとも繋がってる。まず知ってほしいのは」とアキは言い、貴子の隣に座った。
「シキが声を失っているよね、君たちの地球が。それは輝きを失いかけているということでもあるんだ。変化の前には必ず試練が来る。激動の時が来るんだ。君たちはそれを生き抜かなくてはいけない、そうでないと本当にそのまま破滅することになるんだ」とアキは言った。
「穏やかではないわね、すべては上手くいくってことでもないってこと?」
「そうだね、その前にシキが大きく変化する。その振動が君たちに伝わる。劇的に何かが変わる時はいつも最悪の試練がやってくる。君も人生のいろいろな試練が君を強く賢くしただろう、それと同じことがシキにも起こるんだ」
「シキに最悪の試練がやってくるって具体的にはどういうことなの?」
「例えば、君たちのシキの生態系はもう既に回復できない一線を超えてしまっている。絶滅する種は君たちの世界では一年間に数万種だ。しかもその数はどんどん増えている。人間は超高次消費者だ、足元が壊れていっている」
「生態系破壊はそんなに危険なことなの?」
「生態系は命の循環システムなんだ。すべての種がなんらかの役割を担っている。無役の種なんてない。その循環の輪がどこかで切れてしまったら、もうバラバラになるしかない、元には戻せない」
「そんな情報は地球にはない。本当にどこにもそんな情報はない」
「君たちは誰かに教えてもらわないと何もわからないと思ってる。自分で思いついたり、そうなんじゃないかと思っても、何かどこかで同意見がないとそれが正しいのかわからなくなる、こうだ!ってひらめいたのに。直感を信じなくなってる」
「確かにそうかもしれない」
「誰かのいうことを聞くのに慣れすぎてしまっているんだ。誰かが下した決定に従うことに喜びさえ感じている。人生の決定権ですら他人に預けてしまっている」とアキが言った。
「私の世界では学校教育の中にその問題の根っこがあるんじゃないかと思っているの。競争意識と服従意識の植え付け、これが現在の教育の本質じゃないかって」
「善と悪はいつも共にいる。君たちの世界にもね。自分の人生の決定権を他人に渡してはいけない。魂はいつも輝いていなくては本当じゃないんだ。その輝きをなくすようなエネルギーがあるんだ。例えばこの世界には人工物がない。すべて自然が創造したものだ。物質は幻なんだ。人間が作り出した幻。そんなもので君たちの世界は成り立っている。君たちはただ幻を見ているだけなんだ」
「現実だと思っていることが幻だってこと?」
「そうさ、信じられないかい?」
「信じられない。物質は手にとって触れる」
「もちろん、リアルな幻だからね。でもこんなことが言いたいわけじゃないんだ。それよりも超大ピンチが来ているのにほとんどの人間がそれに気づいていない。人間はどんどん生きたい人生を生きられる力を失ってきている。夢を叶える力を失ってきている。本当の愛や幸せを手に入れることができていない。誰かの言う通りにルールに従って、夢なんて持つ前から諦めて、自分は無価値だと思わされている。無価値な人間なんていない。目を覚ます時なんだ。そして君たちがシキの声を取り戻すんだ」
「私たちがどうやってシキの声を取り戻せばいいの?」
「その質問がもうやばいんだよ。自分にはそんなことできる訳ないって思ってる。やろうと思えばなんだって出来るのに、それを信じない。君たちだからこそできるんだ。シキを救うことが」
「私たちにそんなことがで来るのかしら?」
「もちろんだよ」とアキは言った。




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Episode 18


"Will not you go see the north side of this mountain?" Aki said. "It's a running landscape with mountains, valleys, hills and big meadows."
"I seem to like running, it looks interesting," Takako said.
The two rushed down to the mountain ranges of the east running down like flying the slope on the north side of Oyama. There was a big rock roaring around there.
"Here the mountains around here are made of rocks, the trees lay down the roots into rocks, as Aki runs while running as running through the gaps between the rocks, creating a forest to wrap the rock."
"Is there a rock human being?" Takako said.
"Oh, you mean race derived from minerals, they live on the continent, in the interior of the continent, in rocky and sandy places," Aki said.
Takako asked, 'Are you really good people?'
"Of course, they are very nice people," Aki said.
The two arrived at a hill that overlooks several hills and overlooks a large meadow. A big rock was rolling over there in the meadow. There are rocks buried in the earth and only a part of which is on the ground.
The wind is shaking the entire meadow. The grass grows as a big wave and runs toward the leeward. It seems that an invisible dragon is flying. It rides on the swell of the wind and pretends to lick a big body.
"The dragon becomes a particle and gets on the wind," Aki said. "What constitutes a dragon is" light "... pure light"
"It's a mysterious world, but I feel like I can understand that feeling, which I had not thought of before, but I feel like I can understand your story," Takako Said.
"I can not understand it with my head, because it's a world of mind, only intuition is reliable."
"It is a pity that our world is a world of the head, I am sorry, I do not talk much about my mind, but I do not have much to say about educational background, work experience, honor, power, ... ... I can not say things like that, but to compete and live It is learned and it becomes a system that can not survive if it does not work, and it is called common sense "
"It's totally a head-of-the-world, but the surface layer is so, but how is the backside? How in your heart is there always there is something you feel in mind, this world is the world that it was a surface layer"
"It looks like the world of children," Takako said.
"A may be," Aki said. "Let's run on the meadow"
As I said so, Aki ran down the hill and headed to the meadow. Takako was feeling great pleasure in running just following him. I thought it was like a dog. I wonder if they are always soaked in such pleasure.
"There is a river and there is a bigger meadow if you cross the hill," Aki said.
"Even if it is not just grasslands, hills and mountains are fun," Takako said.
"Prairie can run the fastest, I love to run soon," Aki said.
There was a big river. "This river can not fly at a stretch, flight aiming at the middle, fly, kick the bottom of the river and fly once again," Aki said while running and flew. Takako stopped running and observed the movement of Aki.
Aki jumped in the middle of the river, and after a while it splashed splashfully and jumped out of the river. I beckoning Takako on the other side.
Takako flew with a bit of runaway. The sense of jumping into the water was a little mixed with fear. When I jumped into the river, I was about to be thrown by overwhelming water pressure at that moment. I felt the bottom of the river and kicked hard. The body jumped up to the surface of the water so that it could be flipped by something, but it seems that he jumped right above and fell into the river again.
Next time I kicked the bottom of the river toward the other side confirmed before falling into the water. The jumped body fell on the other side of the grass.
Aki, who came running around as "good, is not it" said.
"It was difficult, I did not think there was a flow"
"Although it was my first time, it was a great deal to have crossed over with two jumps, and leg strength was also a big deal," Aki said.
"This body is very nice," Takako said.

"But why did you bring me to this world?" Takako asked.
"There was something I wanted to know," Aki said.
"I wonder, I wonder about my darkness"
"There is that, or it's connected," Aki said, sitting next to Takako.
"Shiki is losing her voice, your planet is also that it is losing its radiance - a trial will always come before change - the time of turbulence will come, you guys You have to survive, otherwise you will really be ruined, "Aki said.
"It's not calm, does not it mean that everything goes well?"
"Well, before that, the shiki changes dramatically, the vibrations are conveyed to you.Whenever something changes dramatically, the worst trial will always come.You have made various trials of life make you stronger and smarter Deaf, the same thing happens to the shika.
"What is the specific thing that the worst trials come to shiki?"
"For example, your shiki's ecosystem has already crossed a line that can not be recovered already, and extinct species are in the world of tens of thousands in a year, and the number is increasing more and more. High-level consumer, my feet are broken. "
"Is ecosystem destruction so dangerous?"
"Ecosystem is a circulation system of life, all species play a role, there is no uninvolved seed, and if the circle circle is broken somewhere, there is no choice but to return I can not go back to it. "
"There is no such information on the earth ... There really is not any information anywhere."
"I guess you do not know anything unless someone else tells you, even if you think of it yourself, it seems that you do not know if it is something somewhere you do not know if it is right, this is it! Even though I was inspired, I do not believe my intuition.
"Maybe so"
"I am accustomed to listening to someone's things, I feel a pleasure even to obey someone's decisions, even the decision-making power of my life has been deposited with others," Aki says It was.
"In my world I think that there is a root of that problem in school education." Putting a sense of competition and obsession awareness, this is not the essence of current education "
"Good and evil are always with you.In the world of yourself as well.Don not give the decision right of my life to others.The soul is not true if it is not always shining.It seems like to eliminate that shine There is energy, for example, there are no artifacts in this world, everything created by nature, substance is an illusion, a vision created by human beings That's how your world is made up. I'm just watching the vision. "
"What do you think is reality is a vision?"
"Yes, can you believe it?"
"I can not believe it, the substance touches my hands"
"Of course, it's a realistic vision, but it's not something I want to say, but most people have not noticed it even though an extra-large pinch is coming in. Man can live a life I want to live more and more I am losing power.I have lost the ability to make my dreams come true I have not been able to get real love and happiness.If you like some rules, I give up from a dream before I have a dream, It is believed to be worthless - there are no worthless people, it is time to wake up and you guys regain the voice of the shiki "
"How can we get back the voice of the power wishes?"
"The question is no longer good, I think that I can not do such a thing, I can do whatever I want to do, I do not believe it because you guys can only save the shiki"
"Does such a thing come to us?"
"Of course I do," Aki said.

四季の輝き 第17話 Shine of the Four Seasons Episode 17




第17話


「それぞれの森にはこのブナの木のように癒しの波動を送るハブとなる木があるんだ。森のネットワークはその波動を全体に巡らせて森や草原全体に広がっていくんだ」とアキが言った。
「そうなのね、確かに植物の生えているところに人間は住んだり、生活したりするものね」と貴子は言った。
「岩石や砂も癒しの波動を出しているんだけど、それは別の種類の人間が主に使っている。あたしたちの波動は『水』に由来する波動なんだ、つまり『水』が肉体を創っている人種なんだ」
「別の種類の人間がいるの?」
「もちろんいるよ。鉱物に由来する波動の人種やぐっと数は少なくなるけど電気に由来する波動の人種もいる」
「その人たちとは交流みたいなものはあるの?」
「もちろんあるよ。遠い昔は鉱物に由来する人種が世界を支配していたんだ。もう気の遠くなるような昔のことだけど。 この地球がまだ幼い頃の話だよ、トカ(太陽)がシキやクンネを生み出して家族を創って間もない頃のことだからね。その頃の地球に住む人間の意識もまだ幼かったんだ。誰かに意識を支配されたり、簡単に物や快楽に意識を支配されていた。本当の自分自身に目覚めてなかったんだ。だから魂が嫌だと思っていてもそれを止める勇気もなかった。皆んなが本当の自分に目覚めてからは鉱物に由来する人種はその支配が終わることを感じて、自分たちもその自我を見つめ始めたんだ。支配する側も支配される側も魂の幼さゆえに成長するまでの間、様々な学びと覚醒のドラマを楽しんだんだ。そしてシキの成長と覚醒に呼応するように人間も自己に目覚めていった。支配もなくなり、時間もなくなり、すべての価値観が逆転したんだ。オセロがひっくり返るように」
「あなたオセロゲームを知っているの?」
「もちろん知っている、経験したからね、物質社会を。あれは夢のようだった。幼い頃に見る怖い夢のようなものだった。あたしはこの地球や人間が幼い魂の頃から生きている。幼い自分の魂が自我を見つけるのを体験したんだ。あれからもうどれくらいの年数が経ったのかわからない、ここには時間がないからね」
「百億年とか一千億年とかそんなレベルなのかしら?」
「たぶん人間の数字では表せないと思う。限りなく永遠に近い数字だろうね」
「その幼い魂の時の物質社会は、今の私たちの世界と似ているような気がするんだけど」
「たぶん似ているんだろうね。幼い星には幼い魂の人間がいる。人と地球が共鳴しあって波動を高めあうんだ。そうやって共に成長する。敵も味方もなくなって自分と他人もなくなるんだ。夢から覚めるんだ、そして自分を生き始める」
「そして野生に戻っていったのね」
「あたし達はね。水に由来する人種はそれが自然だった。鉱物に由来する人種はあたし達とは別なところに住んでいる、岩石や砂の波動が集まる場所に、そこであたし達とは別な進化を遂げている」
「争ったりはしないの?」
「お互いにもうそんな波動はないんだ、この世界は全てが愛の波動で満ちているんだ、争いが入り込む余地はないよ。たまに出会うと熱いハグをしてお互いの幸福を祝い合う、それぞれのエネルギーを交換し合うんだ、そのセッションはすごく刺激になる。あたし達の楽しみの一つなんだ、彼らはあたし達とは真逆の進化をしているんだと思う、だからその発想も世界観も独特なんだ」
「どんな風に進化しているのかしら?」
「そのうち会えるかも知れないよ、ここにしばらくいたらね」
「そういえば、いつまでいても元の時間に戻してくれるって、いったいどういうことなの?」
「君たちの世界でいうタイムスリップだよ。あたし達には時間がない、だからそれはいつでもできるんだ。本のページをめくるみたいにいつでも行きたいページに行けるんだ。君たちみたいに始めっから本を全部読まなくても良いんだよ。すべての時間は止まってるんだ、君たちはそれをつなげて時間と呼んでるんだ。そして時間は飛ばせるんだ、その気になれば君たちの世界でもね」
「よくわからない。私たちにもタイムスリップができるってこと?」
「もちろんできるよ、君たちはその可能性を自分で奪っているんだ、自分たちは無力な存在だと思い込んでいるんだ。でもそうじゃないってことに気づくために成長しているんだ」
「私たちが成長しているの? その、魂の成長ってこと?」
「もちろんそうだよ。君たちの地球は今大きく変化している。君たちの地球の意識と君たち人間の意識がシンクロして変化しているんだ。魂が成長しているんだ」
「全体の? つまり私たちの世界全体が魂のレベルで成長しているって事?」
「もちろんだよ」とアキは言った。







Episode 17


"In each forest there is a tree that becomes a hub that sends a healing wave like this beech tree.The network of the forest spreads through the whole wave and spreads throughout the forest and the grassland," Aki Said.
"Well, it is true that humans live and live in plants," Takako said.
"Rocks and sand also give out healing waves, which are mainly used by other kinds of people.The wave of ours is the wave derived from" water ", that is," water " It is the race you are making "
"Do you have another kind of person?"
"Of course there are races of the wave derived from the minerals and the number is much less, but there are races of wave derived from electricity."
"Is there something like that that people interact with?"
"Of course there was a race from minerals that dominated the world a long time ago, as it was a long way ago. This earth is still a little old story, as Toka (sun) produced shorts and cunnies and created families shortly. The human consciousness who lived on Earth at that time was still young. Consciousness was dominated by someone, and consciousness was easily dominated by things and pleasures. I did not wake up to the real self. So even though I thought that I do not like the soul, I did not have the courage to stop it. Since everyone woke up to the real self, the race derived from minerals felt that control would end, and we started to look at that ego. I enjoyed a variety of learning and awakening dramas until both the dominant side and the dominant side grew because of the young soul. And humans woke up to themselves to respond to the growth and arousal of the shiki. There was no control, time was gone, all values ??were reversed. Othello tips over it. "
"Do you know the Othello game?"
"Of course I knew and experienced it, I had a material society, that was like a dream, it was like a scary dream I saw when I was young, I have lived on that earth and mankind since I was a young age. I experienced my young soul finding my ego, I do not know how long it has been since that, because I do not have time here. "
"Is there such a level as ten billion years or one hundred billion years?"
"Perhaps I can not express it with human figures, it will be forever close to forever."
"The material society at that young soul seems to resemble our current world"
"Perhaps they are alike, young stars have human beings with a young soul, people and the earth resonate and they are going to raise their waves, so they grow together so that neither the enemies nor the ally will be with themselves Others will also be gone, awake from a dream, and begin to live yourself. "
"And you went back to the wild"
"We are a water-derived race, it was natural, a mineral-derived race lives in a place different from us, where the rocks and sand waves gather, where I We have evolved differently from others "
"Do not you fight?"
"There is no such wave in the other, everything is full of wave of love, there is no room for conflict to enter, sometimes encounters a hot hug and celebrates happiness of each other The sessions are very stimulating, it is one of our pleasures, I think that they are evolving from the opposite of us in the opposite direction, so that idea is also The world view is also unique. "
"How does it evolve?"
"I may be able to see you soon, if I stay here for a while"
"Come to think of it, what on earth is it supposed to return to its original time even when forever?"
"It's a time slip in your world, because we do not have time, so we can do it anytime.You can go to the page you want to go anytime like turning over the book's page.You can start with a book like you guys You do not have to read everything, all the time has stopped, you guys connect it and call it time, and let the time fly, even in your world if you feel like that "
"I do not understand well, does it mean we can have time slips?"
"Of course I can, you guys take that possibility by myself, I assume they are helpless, but I am growing up to notice that it is not so "
"Are we growing up, that's the growth of the soul?"
"Of course yeah your planet is changing a lot now Your consciousness of the Earth and the consciousness of you guys are changing in sync and the soul is growing up.
"Is it the whole thing, that our whole world is growing at the level of the soul?"
"Of course I do," Aki said.

四季の輝き 第16話 Shine of the Four Seasons Episode 16




第16話


音は振動しながら増幅されていく。混ざり合い、共鳴し合う。

かなりハードなサージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドが響いた。
「いい感じ!」と美和が言った。「私は好きだなこれくらいハードな感じ」
「ユウの声を聞いてたらこんな感じもありかなって思った」とタナベは言った。

「じゃあ今度は少しバラードっぽいのやりませんか?」とチッチが言った。
「どんなの歌えるの?」と美和がユウに聞いた。
「ヒューマン・ネイチャーはどう?」とユウが言った。




If they say -
Why, why, tell 'em that is human nature
Why, why, does he do me that way
もし誰かが「どうして?」と聞いたら 答えてくれよ、「彼だって人間なんだ」って
神様はどうしてぼくをこんなふうにしたのだろう
どうして



ユウはこの曲が大好きだった。とても優しい歌。そこに愛があるのを知っていて、それに憧れている。そして自分はそこには行けないと思っている。
そしてたぶん窓からそれを見ている。憧れを持って。

どこかの街角でふとこの歌に出会った時、ユウはいつも聴き入ってしまう。そして胸がきゅんとする。


セッションが再開される。




If they say -
Why, why, tell 'em that is human nature
Why, why, does he do me that way
If they say -
Why, why, tell 'em that is human nature
Why, why, does he do me that way
I like livin' this way
I like lovin' this way
こんなふうに生きるのが好きだから
こんなふうに愛したいから



憧れはいつも少し切ない感じがする。


そして音は増幅されたエネルギーとなり、それぞれのエネルギーとセッションする。音は癒し合い、共鳴し合う。そしてそれぞれはメッセージを受け取る。
音は振動するエネルギーとなって世界を癒す。
「私も歌で誰かを癒したい」とユウは思う。「私の歌で誰かが癒されていたらいいのに」






「もう少し山頂の方に大きなブナの木があるんだ。あたしは時々その木のところに行くんだ。この森全体に大きな癒しの波動を送っている木なんだ。行ってみないか?」とアキが言った。
「行ってみたい」と貴子は言った。
二人は樫の木から飛び降りて尾根筋を走った。青空が広がっている。空気が澄み切っている。「こんな世界があるのね」
「君たちの世界とそっくりなんだけどね」と走りながらアキは言った。

そのブナの木は深く大地に根を下ろしていた。ザラザラとした艶やかな幹は潤いに満ちていた。枝はその根の深さを物語るように高く大きくその枝葉を広げていた。深い、静かな波動をたたえていた。
「すごい木ね、こんなに大きなブナの木を見たのは初めてかも知れない」と貴子は言った。
「月の九頭龍にも負けないくらい大きな癒しの波動を放ってる」とアキは言った。
「そうね、とても癒される」と貴子は言った。「こっちの世界にもトットはいるの?」
「トットもクンネもトカ(太陽)もいる。ソナ(太陽の九頭龍)もいる。宇宙のエネルギーもあたしたちのエネルギーなんだ。共鳴しあって交換し合うんだ」
「じゃあこのブナの木の癒しのエネルギーはこの森全体を癒しているのね。この木は宇宙のエネルギーを伝えるアンテナみたいなものなの?」
「そういえるかも知れない。何かを癒すことはそんな巡るエネルギーを伝えることなんだ、想いと共に」とアキは言った。
「想いと共に」と貴子は言った。「このブナの木にも想いはあるのかしら?」
「もちろんあるよ。この森を癒したいって想ってる。だからあたしたちはこのブナの木が大好きなんだ」とアキは言った。「とても癒される」

貴子もその大きなブナの木の下で言いようのない心地よさを感じていた。過去も未来も忘れ去ってしまうような圧倒的な幸福感を感じる。
今現在の時の流れが全てであるように、今という瞬間をとても大きく感じる。

「この世界は『今』が全てなんだ。過去は過ぎ去ったもの。全ては空いゆく。未来は『今』が創りあげるもの。だからいちばん重要なのは『今』なんだ。『今』がとても癒されていて幸福を感じるならば、それがいちばんの幸福なんだよ」
「私はこの闇を抱えてとても不安になるの。未来への不安が取り払えない」
「未来は心配するものじゃないんだ、ただやってくるものなんだ。『今』創造した未来がただやってくるんだ。心配するとそれがやってくる、楽観してるとそれがやってくる。あたしたちのこの世界ではそれが真理なんだ」
「私たちの世界でも、もちろん未来は創造していくものだと思ってるわ。勉強したり働いたりして未来をよりよくしようとしている」
「それをやってる時本当に楽しいの? 未来に備えて何かをしている時、癒しを感じているの?」
「それは人それぞれかも知れないけれど、癒しを感じている人は少ないかも知れないわね」
「昔、君たちの国では薪で火を焚いて煮炊きをしていたよね。行燈の光で闇を照らし、沢や井戸から水を汲んでいた。そんな時代、人間は朝起きてから寝るまでの間、様々な仕事をしていた。衣服を作るための植物を育て、食べるために採集や畑仕事をし、暮らすために家を建てた。材料から全部自分たちで調達し、つくっていた。野生で生きられない人間はそうやって文化をつくったんだ。自然に寄り添って、共同生活を送るため集落をつくった。その頃の人間は未来のために仕事をするけれど、その仕事はいつもとても重要で、やりがいのある楽しいものだったと思う。その楽しさの中にははっきりとした神聖さがあって、水を汲む所作一つ、物を置く所作一つとっても、そこには神と共に生きているという気概があったはず。それが君たちの地球の人間の文化なんだ。君たちは野生から離れてそういう文化をつくったんだ」
「確かに、そういう時代もあったわね。私はアキの記憶があるから平安時代の人々の生活もよく分かる。時代を追うごとに『神と共に生きている』っていう感覚は薄れていったわ。神は普段から消え去って何かの時だけ頼ったり祭ったりしているだけになってしまっている」
「『神』も君たち人間がつくりだした幻想だよ。神がいないと思えば神なんていない。今の君たちの星の人間が神なんていないと思っていれば、本当に神はいなくなるんだ」
「この世界には神様はいるの?」と貴子は聞いた。
「特別な神はいない。全員が神なんだ」
「よく分からない。どういうことなの?」
「話をするより感じる方が腑に落ちるでしょう、しばらくこの世界にいるといいよ。いつまでいても、また来た時と同じ時間に鏡の前に戻してあげる」とアキは言った。

貴子はここがどういう世界なのかもっと知りたいと思った。毛に覆われた野生動物のような身体も、もっと体感したい。 「もしよければこの世界をもっと見てみたい」と貴子は言った。




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Episode 16


The sound is amplified while oscillating. Mix and resonate.

The pretty hard Sargent ? Peppers ? Lonely ? Hearts ? Club Band echoed.
"Good feeling!" Miwa said. "I like it, it feels like this hard"
"When I heard the voice of Yu, I thought that there was such a feeling," Tanabe said.

"Well then shall we do something like a ballad?" Said Tchcić.
"What singing can you sing?" Miwa asked Yu.
"How about Human Nature?" Yu said.




If they say -
Why, why, tell 'em that is human nature
Why, why, does he do me that way
If someone asks "Why?" Please answer, 'He's a human'
How did God like to have me like this
How come



Yu loved this song. A very kind song. I know that there is love there, I long for it. And I think that I can not go there.
And perhaps it is looking at it from the window. Have a yearning.

When I suddenly encountered this song at some street corner, Yu always listens. And my heart is full.


The session is restarted.




If they say -
Why, why, tell 'em that is human nature
Why, why, does he do me that way
If they say -
Why, why, tell 'em that is human nature
Why, why, does he do me that way
I like livin 'this way
I like lovin 'this way
Because I like to live like
I want to love like this



I always feel a bit truly adorable.


Then the sound becomes amplified energy and sessions with each energy. Sounds heal and resonate. And each receives a message.
Sound heals the world by becoming vibrating energy.
"I want to heal someone with songs," Yu thinks. "I wish someone was healed by my song"






"There is a big beech tree a little bit more toward the summit, I sometimes go to that tree, a tree that sends a big healing wave throughout this forest. Said Aki.
Takako said, "I want to go."
The two jumped off the oak tree and ran along the ridge line. The blue sky is spreading. The air is clear. "There is such a world"
"Aoi said while running," It is exactly like your world. "

The beech tree was deeply rooted in the earth. The rough trunk which was gritty and full of moisture was full. The branches were widely expanding their branches and leaves so as to tell the depth of their roots. It was praising deep, quiet waves.
"It might be the first time that I saw such a big beech tree," said Takako.
"We are releasing as much healing wave as not to beat the nine-headed dragon of the month," he said. "Well, I will be healed very much," Takako said. "Is there a Tott in this world too?"
"There are Tott, Kunne, Toka (the sun), There is also Sona (the nine-headed dragon of the sun), the energy of the universe is also our energy.I resonate and exchange each other '
"Well, the healing energy of this beech tree heals the entire forest, is this tree like an antenna that conveys the energy of the universe?"
"It may seem like that, healing something is to convey that kind of energy, with thoughts," he says.
Takako said "With my thoughts". "Is there a feeling for this beech tree too?"
"Of course I have a desire to heal this forest, so we love this beech tree," he says. "Being very healed"

Takako also felt uncomfortable feeling under the big beech tree. I feel the overwhelming feeling of happiness that forget both the past and the future.
As the flow of the present time is all, I feel the moment is very big now.

"This world is everything" now "All the past has gone away All goes free The future is what" now "creates So the most important thing is" now "What is" now "very healed If you feel happy, it is the happiest thing.
"I am very uneasy with this darkness, I can not pick up my anxiety about the future"
"The future is not a thing to worry, it's just coming." The future created now is just coming up, it will only come when you worry, it will come when you are optimistic.In our world of this There is truth. "
"In our world, of course, I think that the future will be creative, I am trying to improve my future by studying and working."
"Is it really fun when you are doing it? Do you feel healing when doing something for the future?"
"It may be different for each person, but there may be few people who feel healing."
"Long ago, in your country you had cooked fire with firewood with firewood, lighting the darkness with the light of the row lamp, drawing water from a swamp and a well In such a period, humans wake up in the morning to sleep He was doing various work while doing various work.I raised plants to make clothes, gathers and works the field work to eat and builds a house to live.It raised and made all of themselves from the materials themselves. Human beings who can not live in the wild did so by doing so, we stood close to nature and made settlements to live a shared life.The people in those days work for the future, but their work is always very important I think that it was a worthwhile and fun thing, there is a distinct sacredness in that pleasure, one piece of work that draws water, and one work that puts things, there living with God You should have had a spirit of saying that. Chino'm Earth of human culture. You guys I made that kind of culture away from the wild "
"Sure, there were also such times. Since I have memories of Aki, I know the lives of the people of the Heian period.The sense of being" living with God "faded as I followed the times Wow, God has disappeared from my usual days and I am relying only on something and festivals.
"God" is also an illusion that you guys made with you.If you do not think there is no god, there is no god, if you think that there are no gods of your star's stars now, there really is no god. " /> Takako asked, "Is there God in this world?"
"There is no special god, all of them are gods." "I do not really understand, what is that?"
"If you feel better than talking, you will find it better to stay in this world for a while, let's go back to the mirror at the same time as you came, even when you can stay forever," he said.

Takako wanted to know more about what kind of world this is. I want to experience more body like wild animals covered with hair. "If you wish, I would like to see more of this world," Takako said.

四季の輝き 第15話 Shine of the Four Seasons Episode 15




第15話


「僕を生かしてくれていた愛」凛太朗は明けていく世界を見ながら思った。
お母さんは僕を愛してくれていたんだろう。僕はその時それがわからなかった。
その思いは自分に対する強い依存と執着のように感じていた。できればそれから逃げ出したかった。
でも、あれは愛だったんだろう。

母親は知り合いの家に凛太朗の荷物を預けていた。
僕が夢の中に置いてきた荷物だ。母親が持っていた僕の荷物。
凛太朗は部屋に戻ると服を着替えた。もう電車は動いているはずだ。玄関を出て、門を抜けた。駅に向かって歩いていく。
「どこに行くの?」とちひろが言った。でもその姿はない。
「お母さんの知り合いの家に僕の荷物を取りに行く」凛太朗はそう言って走り始めた。


凛太朗は母親に連れられて、この家に何度か遊びに来たことがある。母親が現役の歌手だった頃、親しくしていた家族だった。
家に着くとアルミ製の門柱に貼り付けられたインターホンを押した。
ドアが開くと「どうしたの? 凛太朗くん、こんなに朝早くに」と紀子は言った。
「僕の荷物、お母さんが預かってもらってたもの、取りに来たんです」
「ああ、あれか。でもすごく朝早いのね、何かあったの?」と言いながら紀子は凛太朗を玄関に招き入れた。家のリビングの方では子供たちと父親の笑い声が聞こえた。卵焼きのいい匂いがする。
「特に何もないんです。思い出したんです、荷物のこと」
「わかった、ちょっと待っててね」紀子は言って二階に上がっていった。階段を登りながらリビングに向かって「お湯の火止めてコーヒー入れておいて」と言った。

「これよ」といって紀子はデニム生地のトートバッグを凛太朗に渡した。「何かリュックみたいなものに入れてあげようか?」
凛太朗はバッグの重さを確かめながら「大丈夫そうです」と言った。

「朝ごはん食べてく?」と紀子は凛太朗に聞いた。
「施設に戻ればありますから」と凛太朗は言った。
礼を言って玄関を出た。ここにも生かしてくれていた愛があった。と凛太朗は思った。

部屋のベッドの上でバッグの中身を確かめてみる。小さい写真のアルバムがあった。どれも幼い自分が写っていた。母親の写真はあまりなかった。一緒に写った写真が何枚かあるだけだった。
母親は律儀に日付と場所を記していた。思ったことや感じた事が記されている時もあった。その言葉には愛がたくさん詰まっていた。泣き顔にさえ愛のある言葉が添えられていた。
「今の僕にはそれを感じる事ができる」凛太朗は涙が溢れてくるのを止められなかった。
「僕はわからなかった。自分が生きるのに必死だった。この世界は違和感がありすぎるんだ!」


「違和感?」とあおいが聞いた。
「そう、違和感」と凛太朗は言った。
「なぜ違和感を感じるの?」
「僕の感じている当たり前が他の人とは随分違うんだ。学校もあまり好きじゃない、勉強も楽しいと思わない。何かずっと無駄なことをしている気がする」
「そんな風に感じる子供は少ないわ」
「それを言ってもわかってもらえない。友達にもお母さんにも」
「仕方ないわよ、私たちがそう思っている事と、大多数の人が思っている事の差は、時には真逆なほど違うのよ」
「そうだね、僕もそれに気づいたんだ、ちひろと話している時に。何か世界が違うような気がするんだ」
「リンが望めば君はいつでも獣になれるのよ」とあおいは言った。
「どういう事?」
「リンはあたしと同じ世界の人間なの。だからきっかけさえ思い出したらいつでも獣になれるんだ。君の魂はこの世界の人間の魂じゃないからね」
「あの獣の姿は違う世界の人間の姿なの?」
「違う星、違う次元。ここではない世界。そんな世界の人間の姿なの」
「きっかけを思い出すってどうやればいいんだろう?」
「そのうちにきっとわかるよ、いろんなことが」とあおいは言った。「それまでゆっくりリンは自分を生きればいいのよ」
「あおいはどうしてそんなこと言うの?」
「あたしは思い出したんだ。思い出したらいろんなことがすごく楽になった」
「そうか、よかったね。僕も僕を生かしてくれていた愛を見つけた。嬉しい、暖かい思いがこみ上げてきた」
「その続きにきっと思い出す時が来るんだよ。嬉しい思いや暖かい思いを大切にして自分で自分を癒してあげるんだ。そうしたらきっと思い出すよ。お母さんのことは好きになれたでしょう?」
「うん」と凛太朗は言った。「お母さんのことは大好きだ」凛太朗はそう言った。





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Episode 15


"The love that made me alive" Rintaro thought while watching the world that is coming.
Mother would have loved me. At that time I did not understand it.
I felt that thought was strong dependence and attachment to myself. I wanted to escape from it, if possible.
But, that was love.

My mother left Rintaro's luggage in his acquaintance's house.
It's a bag I put in my dream. My baggage my mother had.
Rintaro changed his clothes when he returned to the room. The train should already be moving. I left the entrance and passed through the gate. I will walk toward the station.
"Where are you going?" Told Hirohiro. But that is not the case.
"Go to my mom's acquaintance house to pick up my bags," Rintaro said so and started running.


Rintaro has been brought to his mother and has visited this house several times. When my mother was an active singer, he was a familiar friend.
When I reached home I pushed the interphone stuck on the aluminum pillar.
Noriko said, "What happened? Rintaro-kun, so early in the morning," when the door opens.
"My baggage, what my mother kept, I came to pick it up."
"Oh, that one ?. But Noriko invited Rintaro to the front door saying something happened so early in the morning? In the living room of the house I heard the laughter of my father and my children. I smell a good egg.
"I do not have anything in particular, I remembered, about luggage"
"I understand, please wait for a moment" Noriko said to the second floor after saying. As I climbed the stairs and said to the living room, "Please stop the hot water and put coffee."

Noriko handed over this "toyo" to Rintaro for a denim fabric tote bag. "Should I put it in something like a backpack?"
Rintaro said "I'm okay" while checking the weight of the bag.

Noriko asked Rintaro, "Will you eat breakfast?"
"Because there is a case to return to the facility," Rintaro said.
I thanked him and left the front door. There was love that made it alive also here. Rintaro thought.

I will check the contents of the bag on the bed in the room. There was a small photo album. Every one of them was a little young. There were not many pictures of her mother. There were only a few photos taken together.
Mothers wrote the date and place wisely. There were times when what I thought or felt was written. The word was full of love. Even crying face was accompanied by loveful words.
"I can feel it for me now." Rintaro could not stop tears from overflowing.
"I did not understand, I was desperate to live, this world is too strange!


"Odd impression?" Yui asked.
"Yes, something wrong," Rintaro said.
"Why do you feel strangeness?"
"The reason I feel is quite different from other people, I do not like school so much, I do not think studying is fun. I feel like I'm doing something useless all the time."
"There are few children feeling like that"
"Even if I say that, I can not understand." For both friends and mothers
"There is no choice, the difference between what we think and the things most people think is sometimes quite different,"
"Yeah, I also noticed that, when I'm talking to Chihiro, I feel somewhere in the world is different."
"If Rin hopes, you can always become a beast," he says.
"What do you mean?"
"Lin is a human in the same world as me, so whenever I recall even a chance I can become a beast any time, because your soul is not the human soul of this world."
"Is the appearance of that beast a human figure in a different world?"
"A different star, a different dimension ... A world that is not here ... It is the figure of a human being in such a world"
"How can I remember the chance?"
"Surely you will understand, various things," said the Aisa. "Let's live myself slowly until then"
"Why are you saying that Aoi like that?"
"I remembered that when I remembered, things became very easy"
"Ok, that's good, I also found the love that made me alive. A happy, warm feeling came up"
"The time will come to remind me of that, I will cure myself for myself by treating my happy thoughts and warm thoughts, I will surely remember then, did I like the mother?"
"Yes," Rintaro said. "I love my mom," Rintaro said so.

四季の輝き 第14話 Shine of the Four Seasons Episode 14




第14話


貴子が施設に戻ってくると小南さんが畑の手入れをしていた。「ただいま」と貴子は言った。
「お帰り、息抜きはできた?」と小南さんは聞いた。
「ありがとうございます、おかげさまでほっと一息つけました」
「あなた最近、深刻な表情を時々しているから少し心配していたのよ。凛太朗くんのことはあまり案じなくても大丈夫だと思うよ」と小南さんは言った。
「凛太朗はまだ精神的に不安定だと思うんです、この現実にうまく馴染んでいないというか」
「そうね、あの子の心にはうまく機能していない部分があるのかもしれないわね。でも私がつくる料理で身体と心の毒出しをしていけば大丈夫よ、身体から毒が出ていけば心も洗われるのよ。ついでにあなたの心もね」
「私もですか?」
「凛太朗くんが持ち直してから、あなたの表情に何か疲れが見て取れるのよ」と小南さんは言った。

「私は最近、自分が闇を抱えている事を実感してるんです。とても深い闇」と貴子は言った。
「闇を抱えてない人間なんていないじゃない」と小南さんは言った。
「そうなんでしょうね。でもいつかその闇に支配されてしまうんじゃないかって心配なんです」
「私も昔、大きな闇を経験したのよ。いつだって闇は戦いをやめた途端に自分を食い尽くすの、私の場合はそうだった。料理を作ることで私は今もそれと戦ってるのよ」
「お子さんのことですか?」
「そうね、でもやっと自分を幸せにしてあげられて、その余力をおすそ分け出来るようになったわ。ここの子供達はみんな自分の子供のように思うもの」
「私もです。ここの子供達はみんな自分の子供のように思う。だからその子供達を自分の闇が傷つけないか心配なんです」
「恐れはそれを招くんだよ。起こっていないことを恐れても仕方がないよ。あなたは闇を抱えているけど、それは誰も傷つけるものじゃない、そう思うんだよ」
「そう思いたい」
「思いが現実を創っていくんだ。私はそうだった」と小南さんは言った。「あなたにもそれがわかるはずよ」
「小南さんもそんな風に言うんですね。私は何もわかっていないと思います。いざ闇を抱えるとそれに翻弄されそうになる弱い自分がいる」
「気分が沈んだらそれを自分でよいしょって持ち上げるのよ、子供達の方がそれがうまいわ。見習えばいいのよ」と小南さんは言った。「今日はトウモロコシと瓜が食べごろだから後でみんなで食べようね」と言って畑仕事に戻っていった。
「ありがとう、後で手伝う」と貴子は言った。


毛穴がざわつく。玄関の扉を開けながら貴子は思った。

全身の毛が触覚になったような感覚だ。洋服が全身の毛に触れて気持ちが悪い。 靴を脱ぎ、その場で靴下も脱いだ。ひんやりした床が少し不快な感触を和らげる。
部屋まで歩く間、毛根の感覚はどんどん増していき、やがて服が耐えられないほどの不快感に変わる。部屋に入るとすぐに服を全部脱ぎ捨てた。全身にびっしょりと汗をかいている。汗臭い匂いがする。何か獣のような匂いもする。嗅覚が鋭くなっているんだろうか。汗で湿った服を全部洗濯機に放り込み、シャワーを浴びる。お湯を頭からかぶる。洗っても洗っても獣臭さが取れない。頭の先から足の先までお湯で丹念に洗い続ける。洗えば洗うほど獣の匂いがきつくなっていく。
どれくらいの時間が経ったのだろう、30分くらいだろうか、もっとだろうか、腕が疲れてのぼせてきてお湯を止めた。
転がり出るようにシャワーから出て、バスタオルにくるまった。バスタオルの感触が気持ち悪い。
何が起こっているんだろう。部屋にある全身鏡で確かめる。背中の上の方が一番ざわついている。まるで背毛が生えているみたいだ。鏡で背中を見てみる。毛はまだ生えていない。獣くさい。このまま私は獣になってしまうんだろうか。
正面を向きその全身を鏡に写してみる。
傷つきやすそうな肌が露出している。
「こんな体では自然の中では生きていけない。こんな肌はすぐに傷つく、皮が柔らかすぎる。毛も少なすぎる。野生動物でこんな生き物はいない」

ふと足を見ると足の甲に黒い毛がびっしりと生えていた。爪が鋭く尖り黒く変色している。足に伸ばした手も同じように変化していた。
「ダメだ獣になってしまう」
貴子は鏡の中の自分がみるみるうちに獣になっていく様子を呆然と眺めた。変化はあっという間だった。変わってしまった自分の体を見て立っていられなくなった。鏡に手をついて体を支える。

鏡の中の自分がその手首を握る。恐怖でその場に座り込む。声が出ない。鏡の中の獣の手はそのまま手首を握りしめている。そしてそのままゆっくりと鏡の中に引き摺りこまれる。抵抗したいが身体が動かない。身体が鏡の世界に移行していく。
こちらの世界が反転した世界。真逆の世界。


獣の手が離れる。
貴子はどこかの草原に座り込んでいる。
ここはどこなんだろう。
「ここはあの鏡の前だよ」と獣は言った。
「あなたはアキなの?」と貴子は言った。
「そう。あたしはアキ、こちらの世界の」とアキが言った。
「この世界は何なの?」
「この世界は君の世界と同時進行しているもう一つの世界なんだ。違う次元の。ここも地球なんだ」
「ここは御影なの? 建物も何もない」
「御影っていうのか、君たちの世界では、いい地名だね。あたしたちの世界では大山のふもとって呼んでる」
「どういう世界なの?」
「真逆の世界。建物もない、街もない、服も着ない、あたしたちがこの世界の人間なんだ」
「この世界の人間?」
「そうさ、立てるか?」とアキは言った。「大山に登ってみよう」

アキは貴子の手をとって立ち上がらせた。
貴子は獣の足でしっかりと立ち上がった。体が軽い。
「あたしたちは足が速い、君のその身体も同じく足が速い。着いてきて」とアキは言い、山の方に向かって草原を走り出した。貴子は少し戸惑ったが意を決してアキの後を追った。アキはぐんぐんとスピードを上げた、岩や谷を跳ねるようにして駆け上がった。
貴子はこんなに早く走れる自分に驚いた。いくら走っても息が切れない。気分が高まっていく。
やがて目の前に崖が迫ってきた。アキは両手足で岩を掴み、どんどん登っていく。木を伝い、川を登って尾根に出た。
手近な樫の大木に登って辺りを見回した。山の下には海が広がっていた。
「あの海は大阪湾なの?」
「あの海は雫の海っていうんだ」とアキは言った。「龍がさらにシキの深いところに潜る場所なんだ」
「何もかもが違うのね」と貴子は言った。「あなたたちは何を食べているの?」
「あたしたちは何も食べないんだ。周りから少しづつエネルギーをもらっている」
「どういうことなの?」
「生き物はエネルギー体なんだ、植物もね。木や草や虫や小動物、風や雨みんなエネルギーなんだ、あたしたちはみんなそれを分け合うんだ」
「どうやって?」
「簡単だよ、弱っていたらそこに思いを寄せるんだ、気持ちを向けるんだ。自分が弱っていたら必ず誰かが気づいてくれる、そして少しづつ分けてくれるんだ」
「家はないの?」
「大地が家なんだ。この夏毛は雨も弾くし、冬毛は真っ白でとても暖かいんだ。氷河期がきても生きていける」
「この世界に人間は何人くらいいるの?」
「わからない。あたしたちは組織を持たない、誰も数なんて把握していない。でも多分そんなに多くない、滅多に他の人間には出会わない。あたしたちは単体か、つがいとその子供という小さな家族単位で暮らす。他の人間に会うのは遠くに行った時か、旅人がやってきた時くらいだ」
「毎日何をしているの?」
「遊んでるんだ、森を駆けたり龍に乗ったり。シキはとても綺麗な星なんだキラキラと輝いていて全てが清潔なんだ、澄み渡ってる」
「本当に綺麗な景色」と貴子は言った。
淡路島の方角から何か大きな波動が海を越えて伝わってくる。「島から何か波動が来る」
「あの島は神聖な場所なんだ、始まりの場所なんだ」とアキは言った。
「あなたたちの世界ではってこと?」
「君たちの世界でも」

「私たちの世界は今ひどいことになっているの、環境は破壊されて気候が変わってきているし戦争も無くならない。病気で皆が死んでいくの。あなた達みたいに遊んで暮らせないの」
「だから真逆の世界なんだ。そんなに苦しまなくても本当は生きていけるんだ、生きるってすごく楽しいんだ。遊びなんだ」
「何も食べないならそれは可能なのかもしれないわね。天敵とかはいないの? 熊とか狼とか?」
「もちろんいる、油断していると食べられてしまう。動物は何かを食べるからね、でもあたし達はヒグマくらいの体力がある」とアキは言った。「逃げ足も速い」
「あなた達は何も傷つけないの?」
「いや、多分何かを傷つけている、知らないうちに。でも命や魂は傷つけない、傷つけた分だけ傷つくことを知っている」
「ここは進化した世界なのかしら?」
「ここは君たちの世界とは別の次元の世界なんだ。君たちの時間軸の続きじゃない。過去でも未来でもない。真逆の世界なんだ」
「この世界は平和なのね」
「とても」とアキは言った。「たまに遊びに来ればいい、鏡の前に立てばあたしが迎えにきてあげる」
「ありがとう。ねえ、この世界にも私はいるの?」
「もちろんいるよ、でも君がこの世界に来ている間は決して会えないんだ、もう一人の自分には」
「そうなのね」と貴子は言った。満ち足りた気持ちがした。不思議だけれど気持ちがいい世界だ。
静かだ。鳥のさえずりと風のざわめきと水の流れる音、木々が擦れ合う音。それくらいしか聞こえない。

この世界には車もないし信号も列車もない。工事もしていない、何も壊さない。
ただそこに暮らしているだけだ。
ここにいるだけで癒される。
「何も壊す必要なんてないのにね」と貴子は言った。
「そうだね」とアキは言った。




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Episode 14


When Takako came back to the facility, Konan was caring for the field. "Today," Takako said.
"Did you go home, could you relax," Konami asked.
"Thank you, I am relieved relieved relieved"
"You recently have been worried a bit because they sometimes have serious expressions occasionally, I think it's okay if you do not really care about Rintaro-kun," Konan said.
"I think that Rintaro is still mentally unstable, is not it familiar with this reality"
"Well, it may be that there is a part that does not work well in that child's heart, but if you do poisoning your body and mind with the dish I make, it will be fine, poison comes out from my body You can wash your mind, as well as your heart at the same time.
"Am I also?"
"After Rintaro-kun picks up, you can see something tired of your expression," Konan said.

"I recently realized that I had darkness, very deep darkness," Takako said.
"There are no people without darkness," Konan said.
"I guess so, but I'm worried that someday I will be dominated by that darkness."
"I also experienced a great darkness in the past, the darkness always eats me myself as soon as I stop fighting, in my case I am still fighting it by making cooking Okay.
"Is it about your child?"
"Well, but I finally made myself happy, I got to be able to distinguish that margin.The children here all think like my own children"
"I am also, all the children here think like my own child, so I wonder if the darkness will hurt their children."
"Fear invites it. Even if you are afraid of what is not happening you have no choice but you have darkness, but that does not hurt anyone, I think so.
"I want to think so"
"My mind creates reality, I was," Konan said. "You should understand it"
"Konan says like that, I think I do not know anything, there is a weak self who is going to be at the mercy of it when having darkness"
"When the mood sinks, lift it up for yourself, the kids are good, you can practice it," Konan said. "Today I will eat corn and melon at a later date so we can eat together later" and returned to the field work.
"Thank you, I will help later," Takako said.


Pores are rough. Takako thought opening the door of the entrance.

It feels like the whole body is touching. My clothes touch the hair of the whole body and it feels bad. I took off my shoes and took off my socks on the spot. A cool cool floor relieves a little unpleasant feel.
While walking to the room, the feeling of the hair root increases more and more, and eventually the clothes change to uncomfortable feeling of discomfort. I pulled out all my clothes as soon as I entered the room. I'm getting sweaty all over my body. I smell sweaty. I smell something like a beast. I wonder if the sense of smell is sharp. I throw in all the sweaty clothes to the washing machine and take a shower. I put hot water from my head. Even if you wash it, you can not get the smell of beasts. Continue to wash carefully with hot water from the tip of the head to the tip of the foot. The more you wash, the smell of the beast becomes tighter.
How long did it pass, about 30 minutes, whether it was more, my arm felt tired and stopped hot water.
I got out of the shower to roll out and wrapped in a bath towel. The feel of the bath towel feels bad.
I wonder what's going on. Check with the whole-body mirror in the room. The top of the back is the most rough. It looks like back hair is growing. I looked at the back with a mirror. Hair has not yet grown. Beast. I wonder if I will become a beast like this.
I turn to the front and try to copy the whole body in the mirror.
The skin that is likely to get scratched is exposed.
"In such a body I can not live in nature, such skin will soon get hurt, skin too soft, too little hair, wild animals such a creature is not

Suddenly when I saw my legs, my hair on the instep of my feet grew densely. The nails are sharp and sharp and discolored. The hands that stretched out to the feet also changed in the same way.
"Become a useless beast"
Takako spectacularly looked at how he became a beast while she was looking into the mirror. The change was in a blink of an eye. I could not stand standing looking at my own body that changed. I hold my hand on the mirror and support my body.

I hold on my wrist in the mirror. Sit down on the spot with fear. I've lost my voice. The hands of the beast in the mirror are clasping the wrist as it is. And drag it slowly into the mirror as it is. I want to resist but the body does not move. The body moves to the mirror world.
A world where the world is reversed. True reverse world.


The hands of the beast leave.
Takako is sitting somewhere on the meadow.
Where is this place?
"This is in front of that mirror," the beast said.
"You are Aki?" Takako said.
"Yes, I am Aki, this world," Aki said.
"What is this world?"
"This world is another world that is going on simultaneously with your world, a different dimension, this is also the earth"
"This is Mikage? There is not any building"
"Mikage is a good place name in your world, in our world we call it at the foot of Oyama"
"What kind of world is it?"
"Truth-to-reverse world, no building, no city, no clothes, we are people in this world"
"Is this human being in this world?"
"Yes, can you stand it?" Aki said. "Let's climb Ooyama"

Aki took up the hand of Takako and got up.
Takako stood up firmly with the beast's feet. The body is light.
"We are fast with your feet, your body is also fast with your feet, come on!" Said Aki, who ran towards the mountain towards the mountains. Takako was a little puzzled, but never chased after Aki. Aki got up quickly, rushed up rocks and valleys and ran up.
Takako was surprised to find himself able to run so fast. No matter how much I can run I can not breathe. My mood rises.
A cliff nears the eyes in due course. Aki grips the rock with both hands and feet, and climbs steadily. I went through the trees, climbed the river and went out to the ridge.
I climbed the big tree of the nearby oak and looked around. The ocean has spread under the mountain.
"Is that ocean an Osaka bay?"
"That ocean is a sea of ??drops," Aki said. "It's the place where the dragon dives further in the deepest place"
"Everything is different," Takako said. "What are you eating?"
"We do not eat anything, we receive energy gradually from around"
"What do you mean?"
"Creatures are energy bodies, plants, trees, grasses, insects and small animals, wind and rain are all energy, we all share it"
"How?"
"Easy, if you are weakening, turn your mind towards it, turn it on. If someone is weak, someone will notice it and some will be divided little by little.
"Is there no house?"
"The earth is home, this summer hair plays rain, winter hair is pure white and very warm, even if the ice age comes, I can live"
"How many people are in this world?"
"I do not know, we do not have an organization, no one knows the number, but probably not much, rarely encounter other people We are a single family member or a small family unit I am living with other people, meeting other people when I go far, when the traveler came "
"What are you doing every day?"
"I am playing, running in the forest and riding a dragon, the shiny is shining like a beautiful star and everything is clean, it's clear and clear"
"Really beautiful scenery," Takako said.
Something big wave propagates from the direction of Awaji Island across the sea. "Something is coming from the island"
"That island is a sacred place, it's the beginning place," Aki said.
"What's in your world?"
"Even in your world"

"Our world is now terrible now, the environment has been destroyed, the climate is changing and war does not go away, everyone will be dead with sickness You can not live playing like you guys "
"So it's a true opposite world, you can really live even if you do not suffer so much, living is a lot of fun, it's fun."
"It might be possible if you do not eat anything, is not there a natural enemy, a bear or a wolf?"
"Of course, they are eaten if they are not careful, because animals eat something, but we have physical strength as brown bear," Aki said. "Runaway foot is also fast"
"Do you not hurt anything?"
"No, probably hurting something, I do not know, but I know that life and soul will not hurt, I will hurt as much as I hurt."
"Is this the evolved world?"
"This is a different dimension world from yours.It is not a continuation of your time axis.It is neither past nor future It is a true opposite world"
"This world is peaceful"
"Very" Aki said. "I only need to come and visit, if you stand in front of a mirror I will pick you up."
"Thank you. Hey, are there also in this world?"
"Of course I do, but you never meet while you are in this world, to the other myself"
"That's right," Takako said. I felt full of feelings. It is strange, but a pleasant world.
It's quiet. Birds' singing, the noise of the wind and the sound of the water flowing, the sounds where the trees rub against each other. I can hear it only.

There is no car, no signal, no train in this world. I have not done any work, I will not break anything.
I just live there.
I am healed only by being here.
"There is no need to break anything," Takako said.
"That's right," Aki said.

四季の輝き 第13話 Shine of the Four Seasons Episode 13




第13話


「あたしとリンがなぜ似てるんだかわかる?」とあおいが言った。
「孤独だから?」と凛太朗が言った。
「リンもあたしも自分を愛していないのよ」
「どういうことなの?」
「自分を好きかってこと」
「好きじゃない」と凛太朗は言った。

「この世界は思いが創ってるんだ」とあおいは言った。「起こることや出会う人、全部。だからあたしはリンに命を譲れた」

「僕には難しい」
「そうだね、でもそのうちに気づくよ。ただ自分を好きになってあげてもいいってことを言いたかったんだ、ついでに自分にもね」とあおいは言った。

「自分を好きになれたら幸せだろうね。ちひろに好きなことは何かって聞かれたんだ、でも僕は好きなことがわからない。自分を好きな人は自分の好きなことを知ってる人なんでしょう?」
「かわいそう」
「あおいもそういう風に言うんだね」
「あたしはエゴの塊だからね、自分の欲することはすぐにわかる。自分の声を聞いてあげればいいんだよ、耳を澄ましてね」

声はだんだん遠くに遠のいて行き、それが夢なのか現実なのかが曖昧になる。 朝目覚めると、それが夢だったんだと気づく。

凛太朗は靴を履いて庭に出てみた。まだみんな眠っている。光が綺麗に見える。
朝と夜の境界線にいる時の光だ。




夜明けと共にあおいの感覚は薄れていく。夜の間一緒にいたのに、太陽が昇るとその存在は奥深くの手の届かないところに行ってしまう。
太陽が、僕とあおいを隔ててるんだ。 
闇の世界に自分も行きたいと思った。
「そしたらずっと一緒に居られるのに」

「行っちゃダメよ」とちひろが言った。「闇の世界なんかに行ったら、きっとまた一人ぼっちになっちゃうよ」
ちひろは凛太朗の隣に座ってその小さな手で凛太朗の手を握った。

「僕は自分のことが好きじゃない。そしてたぶん誰のことも好きじゃない」
「かわいそう。誰のことも好きじゃないなんて。私はみんなが好き、自分のことも好き、でも一人でいるのが好き。凛太朗くんとは正反対ね」
「そうだね、僕は誰かと一緒にいたい」
「でも誰のことも好きじゃない」とちひろが言った。
「ひどい奴だね」
「そして自分を嫌いになる」とちひろは言った。
「なぜそうなるんだろう?」と凛太朗が言った。
「迷子になってるのよ、あおいさんは凛太朗くんに命を譲ってくれたんでしょう。凛太朗くんを自分のように思っていたのよ。あおいさんにとって凛太朗くんはあおいさん自身だったんだと思うの」
「僕もそう思ってる」
「今いない人のことをそんな風に思っても仕方ないよ。現実にいる人のことを思わなくちゃ」とちひろが言った。「もっとたくさんいるはずよ。凛太朗くんを生かしてくれていた愛が」
「生かしてくれていた愛?」
「人は愛してくれる人がいなくなると死んでしまうと思うの。どんなにそれまで健康だったとしても」
「そうかもしれない。僕はお母さんが死んでからどんどん自分も死んでいくのがわかったんだ。生きているのに、もう死んでいるんだ」
「でも必ず誰かに出会うの。誰にも出会わずには生きていけないの。その人たちを愛すればいいのよ、自分だと思って」とちひろは言った。
「僕は誰かと出会ってその誰かを傷つけるのが怖いんだ」
「そうやって自分を傷つけるのをもうやめたらいいのよ、だってその誰かは自分なんだもん」
「そしたら僕は自分を好きになれるのかな」
「凛太朗くんなら、きっと大丈夫よ」とちひろは言った。

朝の太陽がだんだんと光を増してきた。横にいたはずのちひろの姿は色がだんだん薄くなりやがて消えてしまった。

この世界は夢のようだと凛太朗は思った。みんな現れては消えていく。




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Episode 13


"Do you know why Lynn and I are similar?" Said the Aoi.
"Is it because of loneliness?" Rintaro said.
"Lynn and I do not love myself"
"What do you mean?"
"Do you like yourself"
"I do not like it," Rintaro said.

"The world creates thoughts in this world," he said. "Everything that happens and meets people, everything, so I was able to give life to Rin."

"It is difficult for me"
"Yes, but I will notice it, but I wanted to say that I could give myself to going to like him, and also to myself," he said.

"I would be happy if I could like myself.I heard something whatever I like about Chihiro but I do not know what I like.The person I like is myself who knows what I like Shou? "
"Poor thing"
"Aoi says like that"
"Because I am a mass of ego, I can understand what I want at once, listen to my voice, listen carefully"

The voice gradually moves farther away, and it becomes ambiguous whether it is a dream or a reality. When I wake up in the morning, I notice that it was a dream.

Rintaro took a pair of shoes and went out into the garden. Everyone is still asleep. The light looks beautiful.
It's light when you are at the boundary between morning and night.




With the dawn, the feeling of the ail is getting faded. Even though we stayed together for the night, as the sun rises its presence goes to places where deep hand does not reach.
The sun separates the aoi with me.
I wanted to go to the world of darkness as well.
"Then I will stay forever."

"Do not go," told Hirohiro. "When I go to the world of darkness, I will definitely keep lonely again.
Chihiro sat next to Rintaro and grabbed Rintaro 's hand with its small hand.

"I do not like myself, and maybe I do not like anyone."
"I feel sorry, I do not like anyone, I love everyone, I also like myself, but I like to be alone. Rintaro-kun is the opposite way.
"Yes, I want to be with someone."
"But I do not like anyone," he said.
"A terrible person"
"And I hate myself," Hijiru said.
"Why does it happen," Rintaro said.
"I'm getting lost, Aoi gave my life to Rintaro-kun, I thought Rintaro-kun as myself, Rin Tarou-kun for Aoi was himself Aoi himself I think "
"I think so too."
"There is no point in thinking about people who are not at present, I have to think about the person who is in reality." Hirohi said. "There must be many more, the love that made use of Rintaro-kun is alive"
"Do you love me alive?"
"People think they will die when a person who loves me, no matter how much I was healthy"
"I may be, I found myself going dead more and more as my mother died, even though I live, I am already dead.
"But be sure to meet someone, I can not live without meeting anyone, I just hope you love those people, you think I am," Hirohi said.
"I am scared of meeting someone and hurting someone else."
"You ought to stop hurting yourself so because someone is yourself."
"Well I wonder if I can like myself."
"If Rintaro-kun, you surely will be fine," Hirohi said.

The morning sun has become more and more light. The color of Chihiro who was supposed to be lying gradually thinned and eventually disappeared.

Rintaro thought that this world seemed like a dream. Everyone appears and disappears.

四季の輝き 第12話 Shine of the Four Seasons Episode 12




第12話


貴子は午前中の仕事が片付くと近所にある喫茶店に行った。「喫茶まちこ」は時々ふと行くお気に入りの喫茶店だった。昭和の佇まいが昭和生まれの貴子にはとても懐かしい感じがした。
カウベルを鳴らしながら扉を開けると真知子が「いらっしゃい、久しぶりだね」と顔を明るくしながら言った。
「そうね、久しぶりね」と貴子も笑顔で言った。「アイスコーヒーちょうだい」とカウンター席に座って言った。
真知子はパチンと指を鳴らして「オッケー!」と言った。

少し自分を癒してあげなければ、と貴子は思っていた。凛太朗の問題は思わぬ事態になってしまった。
「意識」は二箇所同時に覚醒するかも知れない。凛太朗を支配していた意識は自分の中に取り入れたが、凛太朗の中にもまた湧いてくるかも知れない。「意識」は二つの身体に同時に存在するのだろうか。
凛太朗はあおい、と言っていた。アキの意識はその闇の本領を持ち合わせているようだ。支配されると何が起こるかわからない。

「お待たせー」と言って真知子がアイスコーヒーをカウンターに置いた。
いい香りがする。香ばしくてほんのり甘い香り。焙煎されている時の煙がそのまま漂ってきているようだ。
「いつもいい香り」と貴子が言った。
「そうでしょう、今回のブレンドはかなりいい感じだと思うよ。サカウエさん良い村見つけたって言ってたの。ベトナムのどこからしいんだけど詳しい場所は教えてくれないのよ『あまり人に教えない方が良いと思うんです』ってサカウエさんは言ってたわ」と真知子は言った。
「そうなのかも知れないわね。あの人が良い村っていうんなら良いところなんだろうね。」
「日本人は全然誰も知らない感じで、その村に来た日本人はサカウエさんが初めてなんだって。目星はつけていたらしいんだけど、ベトナム入りしてから人にいろいろ聞いてやっとたどり着いたらしいわ」
「あの人もタフなのね」と貴子は言った。
大きく割られた氷をストローで回して一口飲んだ。冷んやりとした感覚と共に香りがふわっと広がる。飲み込んだ後に酸味がほのかに残る。

美味しい。

「いつも癒される味だわ」と貴子は感心しながら言った。
「ありがとう。そう言ってもらえるのが一番嬉しい」と真知子は言った。
「本当に美味しい。頭休ませるのにはぴったりだわ」と貴子は言った。
「なんかあったの?」
「まあ、いろいろとね」と貴子は言った。「それにしてもこのコーヒー、毎回豆が違うのにストライクゾーンを確実にキープしてるのはなぜなの?」
「サカウエさんはどこでどんな豆を仕入れてくるかわからないでしょう、常に一番いいのを探してるし、環境だって変わる。去年は良かったのに何かが劇的に変わってしまって村がダメになってしまうことがあるらしいの。そうなったら豆の質も変わってしまうらしいし、味ばかりが主張して香りが無くなってしまったり、サカウエさんは香りにこだわる人だからね、どこの産地でもコーヒー豆本来の香りというのがあるらしくて、その香りが出る豆しか仕入れないっていういわば共通項みたいなものがあるのよ、それと繊細さよね。焙煎の仕方や挽き方、入れ方で香りも味もかなり変わってくるの、その変化の仕方を押さえておけばストライクゾーンはキープできるの」と真知子は言った。
「たいしたものね、あなたもサカウエさんも」と真知子は言った。
「好きでやってるだけなんだけどね」と真知子は言った。「私が飲みたいコーヒーを作っているだけなのよ」
「本当に癒される」と貴子は言った。




凛太朗は眠りに落ちる前にいつもあおいの声を聞いた。時には夢にも現れた。向こうからやってくるのだ。
しかし、その時のあおいは明るくて、よく笑った。眠る前のあおいの声は、自分の人生を話していた。もちろん会話もできるが、大抵はあおいが経験してきたことを話した。
鬼に噛まれて鬼になったこと。人を喰らったこと。おりょうと佐吉に会ったこと。焼かれて炭になり、土の中で百年眠っていたこと。百年桜の根に意識を置いてきたこと。

「ほらリンにもわかる? 土の湿った感じ、伝わる音や気配」
「うん感じる。どんどん神経の根が伸びていく。根っこがそれを伝えてくれる」 「伝わるの早い」と言ってあおいは笑った。
「助けてくれてありがとう」と凛太朗は言った。「命を譲ってくれたんでしょう?」
「いいの。あたしは自分の命を自由に使っていいって思えたの。たとえ約束があったとしても。リンの命はあたしにしか救えなかったから。それにサポにもトットにも会えた。あたしには何も後悔はない」とあおいは言った。
「あおいと一緒に居れて、もう寂しくない」と凛太朗が言った。
「あたしはいつもリンの側にいる。深いところに」
凛太朗は声を聞きながら、毎日眠りに落ちた。

夢に出てくるあおいは、いつも黒の革ジャンを着ていた。浜辺に並んで座って海を見ていた。
自分の心配事に付き合ってくれるように凛太朗の心に寄り添ってくれた。
夢に出てくるあおいはあまり多くを語らずに、いつも心に寄り添うだけだった。 凛太朗はその風景をただ見ていた。 傍観者のようだった。夢の中で、自分を傍観している。
自分は一人のはずなのに、いつもあおいが共にいる。安心する。このまま自分を生きていけそうな気がする。あおいがいてくれるなら、僕は僕を生きれるかもしれない。




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Episode 12


Takako went to a coffee shop nearby when the work in the morning came. "Tea cucumber" was a favorite coffee shop sometimes going suddenly. The appearance of Showa felt very nostalgic for Takako born in the Showa era.
When Mr. Machiko opened the door while ringing the cowbell, saying, "Welcome home, it's been a long time ago," saying brightening his face.
"Well, it's been a while," Takako said with a smile. I sat on the counter seat with "iced coffee, please" and said.
Machoko sounded snappy with a snap and said "Ok!

Takako thought that he had to heal himself a little. The problem of Rintaro was an unexpected situation.
"Consciousness" may awaken simultaneously at two places. Although I adopted consciousness that dominated Rintaro in myself, it may spring up also in Rintaro. Does "consciousness" exist in two bodies at the same time?
Rintaro said that it is blue. Aki's consciousness seems to have the dark skill. I do not know what will happen if dominated.

Mashiko placed ice coffee on the counter saying "Please wait".
It smells nice. Scent fragrant slightly sweet scent. It seems that the smoke when roasting is drifting as it is.
"Always smell good," Takako said.
"I think that this blend is quite nice.I was saying that I found a good village in Sakae, it is somewhere in Vietnam, but I will not tell you the detailed location" If you do not tell people so much "I think Sakae says," Makiko said.
"It may be that it is a good place if that person is a good village."
"Japanese people do not know anyone at all, I heard that Mr. Sakae is the first Japanese who came to the village.These people seemed to have been on the planet, but after entering Vietnam it seems they have reached someone by listening to various people "
"That person is also tough," Takako said.
I drank a big bite by turning the big broken ice with a straw. The fragrance grows fluffily with a feeling of coolness. After swallowing, sourness remains faintly.

delicious.

"Taste is always healed," Takako said with admiration.
"Thank you, the happiest thing to say so," Makiko said.
"It is really delicious, it's perfect for making a head rest," Takako said.
"Did something happen?"
"Well, there are many things," Takako said. "Anyway why is this coffee, every time beans are different but surely keeping the strike zone?"
"Mr. Sakae will not know what kind of beans to buy, I'm always looking for the best and changing the environment.Though it was good last year but something changed dramatically and the village got damaged It seems there is a thing that it is likely to become something.The quality of the bean will change if that happens, only the taste argues and the fragrance disappears, Mr. Sakae is a person who sticks to the fragrance, so coffee There seems to be a natural fragrance of beans, there is something like a common item so that only the beans that produce the fragrance come out, it is delicate and it is fragrant with how to roast, how to grind, how to put it The taste changes considerably, if you hold down the way of change, you can keep the strike zone, "Makiko said.
"A lot of things, you and Sakae too," Makiko said.
"I just do it as I like it," Makiko said. "I am making coffee that I want to drink"
"It really gets healed," Takako said.




Rintaro always heard the voice of Aoi before falling asleep. Sometimes I had a dream come true. Coming from over there.
However, the aoi at that time was bright and laughed a lot. The voice of the Aoi before sleeping was talking about his life. Of course we can talk, but mostly we talked about what Aoi has been experiencing.
Being bitten by demons and becoming demons. To eat people. Having met with Ryo and Sakichi. Being burned into charcoal, sleeping in the earth for a hundred years. What has been the consciousness in the roots of cherry blossoms for hundred years.

"Do you understand also Lin Rin? Feeling of dirty earth, sounds and signs that are transmitted"
"Yeah I feel more and more and the roots of my nerves will grow steadily, Roots will tell it" Laughing with a saying "Early to be transmitted," the Aoi laugh.
"Thank you for your help," Rintaro said. "You gave up your life?"
"I think it's okay for me to use my life freely, even if I had a promise, I could only save the life of Rin to me, I also met Sapo and Totto. There is nothing to regret on, "he said.
Rintaro said, "I am lonely with staying with Aoi."
"I am always on the side of Rin, in a deep place"
Rintaro fell asleep every day listening to her voice.

Aoi coming out in my dreams was always wearing black leather jacket. Sitting side by side on the beach and watching the sea.
It cuddled up with Rintaro 's heart so that I could go out with my own worries.
The aoi that comes out in my dreams did not talk much, I always snuggled in my mind. Rintaro just saw the scenery. It was like a bystander. I am standing by myself in my dream.
Even though I am supposed to be alone, the girls are always with me. feel relieved. I feel like I can live my life as it is. If it helps me, I may be able to live.

四季の輝き 第11話 Shine of the Four Seasons Episode 11




第11話


ユウと美和は二人連れだって練習スタジオにやって来た。タナベとチッチは「初めまして」と挨拶した。
「話してたら音楽はジャンルにはこだわってないみたい」と美和が言った。
ユウは恥ずかしそうに笑ってちょっと頭を下げた。
「ベースのチッチとギターのタナベ。ボーカルのユウ」と美和は三人をそれぞれに紹介した。
「よろしく!」四人は言ってワクワクしながら顔を見合わせた。
どんな音になるんだろう、パートはそれぞれ違うが、それが合わさると一つの曲が出来上がる。美和たちはどんな化学反応が起きるんだろう、とお互いの顔を見合わせてドキドキとワクワクが抑えきれないでいた。
「とりあえずスリーコードで歌える曲があるみたいだから、やってみようよ」と美和が言った。うんうんと皆が同意した。
「なんでも聞くの?」とタナベがユウに聞いた。
「うん、なんでも聴く。民謡とかも結構好きかも」とユウが言った。
「僕も民謡、結構好きですよ」とチッチが言った。「あのコブシの使い方は独特ですよね。他の国にもあんな歌い方あるのかな?」
「知らないけど、アカペラで歌が成立するくらい完成されてるのは確かよね」とユウは言った。
「他にはどんなの聴くの?」とタナベは聞いた。
「ルーツみたいなのが好きかも。古いロックやブルースも好きだし、ジャズも好き」とユウは言った。
「ジャズって激しいよね」と美和が言った。「音歪ませたらロックやパンクより激しいかもしれない」
「それは激しいジャズを聴くからですよ」とチッチが言った。
「だってそれがジャズだって思ってるんだもん」と美和が言った。

「時間になったんで入ってもらっていいですよ」とスタジオの店員さんが声をかけてくれたので、四人は楽器を持って「Aスタジオ」と書かれた部屋に入った。二重扉を閉めると外の音は何も聞こえなくなった。
パールのドラムスのセットとツインリバーブのギターアンプとマーシャルのベースアンプがあった。
チッチは少しこのマーシャルのベースアンプに苦戦していた。思った音に毎回仕上げるのが難しい。同じ設定をしているのに毎回音が違うような気がする。

美和はスネアのネジを調整して音を少し高めに設定する。「カンッ!」という高音が抜けるような位置をネジを回して探っていく。
それが決まるとタムを回してバスドラムにつなげる。自然な階段を下りるように音をつなげる。

タナベはチューニングを合わせるとオーバードライブの効き具合をいろいろなリフを弾きながら試してみる。ザラザラとした歪み具合がディストーションよりも心地いい。アナログな歪み方をしている。

ユウはミキサーのマイクのマスターボリュームを上げ、声を出しながら三人がそれぞれの音を確認している音の中にマイクで拡声された自分の声を合わせるようになじませてみる。イコライザーで軽い調整をする。チッチのベースがとても太い角張った音を出しているので中音域の音を少し上げてみる。「あー、あー、あー」と言いながらタナベのギターと音を並べてみる。「真逆の感じだったらいいのにな」ユウは思いながら自分の声とタナベのギターの色を探ってみる。自分はちょっとダークな部分が声の色にある、とユウは自分で感じている。色で例えると濃い茶色という感じだ。
タナベのギターの音は田舎の土臭い感じがする。晴れた日の乾燥した土埃も連想する。
「ちょっと似てるかも」とユウは思った。

一通り自分の音合わせが済むと、四人は顔を見合わせた。
「キイは何にします?」とチッチがユウに聞いた。 「Gで」とユウは答えた。
「テンポは?」と美和がユウに聞いた。
「120くらいかな」とユウが言った。
「ゆっくりめから入ってもいいかも」

「じゃあ」と言って、美和がスティックでカウントをとった。

ゆっくりとブルースが奏でられる。お互いの存在を確かめ合うように、音は絡み合う。
刺激されて、増幅する。
美和がリズムを刻み、チッチがそれにストーリーをつける。タナベのギターがそのストーリーに色をつけていく。
そしてその色に重ねてユウはゆっくりと声を出した。「ルート66」古い歌。

美和は歌が「ルート66」だったので次のクールから少しだけテンポを上げた。
テンポが少し上がったのでチッチはベタなフレーズから少しファンクな感じのフレーズも時々混ぜてみた。
タナベもそれに刺激されて少し踊れるようなリフを混ぜてくる。
ユウは楽しくなってきた。それぞれが敏感に反応してる。「でもまだセーブしたままこの状態を楽しもう」
「そんな挑発には乗らないよ」ユウは冷静さを装ってみた。
三人はユウが余裕な感じがして、「もっと踊らせてやろう」と思った。

美和はスネアを不規則に入れ始めた。三連符のリズムはキープしたまま、そのリズムに少し違うきっかけをつくってみる。
チッチが直ぐに反応した。スネアを誘うようにリフを変えた。

物語は一気に陽気になる。乾いた音でタナベがそれに応える。
ユウはもちろんその誘いに乗った。少しずつだが、ワンフレーズごとに自分を解放していく。

もう何も考えていない。音と戯れるだけだ。


四人はそれぞれの音を主張した。自分の出したい音を出していて、その混ざり具合を確認する。

音がシャッフルし始める。

セッション

四人は音を出して、それぞれを確認し合った。

美和の合図で一曲めのセッションが終わった。
「いいんじゃないの?」と美和が言った。
「楽しい!」とユウが言った。
「僕やりたい曲があるんです」とチッチが言った。
「何?!」と美和が聞いた。
「ビートルズのサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」とチッチは言った。
「いけるよ」とタナベは言った。
「歌えます?」とチッチはユウに聞いた。
「歌える」とユウは答えた。
「じゃあ音、歪ませ気味でお願いします!」と美和が言った。

演奏が始まる。タナベがこ気味良いバッキングを歪ませる。かなりハードなロックな感じだ。
チッチはこんなタナベの音が本当に好きだった。タナベさんって根は真面目なんだけどすごく不良っぽいところもある。

ユウはタナベのギターの音がさっきと変わっていることに気づいた。
ジミヘンドリクスのような派手さが加わった。

「かわいこぶった女の歌は聴きたくない」とその音は言っていた。
「かわいいなんて言わせないぜ」とユウは思った。「思いっきり黒く行こう」 ジミのように。

美和はユウがこんなにすぐに二人と馴染むとは思ってなかった。自分たちは似ているのかも知れない。
音に違和感がない。音は、自分を増幅させたものだ。ギターやベースはエフェクターという機械で電気的に音を着色できるが、ドラムスとボーカルは生音が全てだ。
太鼓と歌は原始の音楽だ。
美和はユウの歌が葵とはまた違う魅力を持ってると思った。
「みんな顔がにやけてるよ」と美和が言った。




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Episode 11


Yu and Miwa also came to the practice studio with two people. Tanabe and Titchi greeted "Nice to meet you."
"Talking about music seems not to be stuck with the genre," Miwa said.
Yu laughed embarrassedly and bowed a little.
"Base titch and guitar tanabe, vocal yu" and Miwa introduced three people to each.
"Thank you!" Four people said, looking forward while looking excited.
What kind of sound will it become, each part is different, but when it is combined it will produce one song. Miwa was not able to keep pace with excitement and excitement by looking at each other, what kind of chemical reaction would happen.
"It seems there are songs that can be sung with three codes for the time being, so let's do it," Miwa said. Everyone agreed with yesterday.
"Anything you hear?" Tanabe asked Yu.
"Yeah, I listen to everything, I do love folk songs a lot," Yu said.
"I also like folk songs, I like it quite a lot," said Titchi. "The way of using that Kobushi is unique, is there such a way of singing in other countries?"
"I do not know, but it is certain that the song is completed in a cappella," Yu said.
"What other things do you listen to?" Tanabe asked.
"I like roots, I also like old rock and blues, I like jazz," Yu said.
"Jazz is fierce," Miwa said. "If you distort sound distortion it may be more intense than rock and punk."
"Because it listens to intense jazz," Titch said.
"Because I think that it is jazz," Miwa said.

A staff member at the studio asked me, "It's been time so please come in", so the four of us entered the room with the instruments "A Studio". Closing the double door stopped hearing anything outside.
There was a set of pearl drums and a twin reverb guitar amp and Marshall's base amp.
Titchi was struggling a bit with this Marshall's base amp. It is difficult to finish each time with the sound I thought. Even though I set the same setting, I feel that the sounds are different each time.

Miwa adjusts the screw of the snare and sets the sound slightly higher. Turn the screws to find out where the treble "Kan!" Will come off.
Once it is decided, turn the tom and connect it to the bass drum. Connect the sounds as if you are going down a natural staircase.

Tanabe tries tuning and try out the effectiveness of overdrive while playing various riffs. Grinding distortion is more comfortable than distortion. It has analog distortion.

Yu raised the master volume of the microphone of the mixer and tried to adapt themselves to match their voices uttered by the microphone among the sounds that the three persons are confirming the sounds while singing out loud. Make a light adjustment with an equalizer. Because the base of Titchi is producing a very angular sound, try raising the sound in the middle range slightly. Say "ah, oh, oh," and line up the sounds of the guitar with Tanabe. "I wish it was a truth-to-reverse feeling." Yu thinks about his voice and the color of the Tanabe's guitar. I feel a little dark part in the voice color, Yu wears by myself. For example, it is a dark brown feeling.
The sound of the guitar of Tanabe has a rocky feeling in the country. It is also associated with dry dust on a sunny day.
Yu thought, "It might be somewhat similar."

Once all my own sound was done, the four of them looked at their faces.
"What are you going to do, Kiss" asked Yu. "At G," Yu replied.
"What is the tempo?" Miwa asked Yu.
"About 120" Yu said.
"May I come slowly"

"Well then" said Miwa with a stick.

Slowly the blues are played. Sounds intertwine to make sure each other's existence.
It is stimulated and it amplifies.
Miwa chokees the rhythm and Titch puts a story on it. The Tanabe guitar puts its story on the story.
And Yu slowly cried out with that color. "Route 66" old song.

Miwa rose a little tempo from the next cool as the song was "Route 66".
As the tempo rose a bit, Titch tried mixing sometimes a phrase with a slightly funk feeling from a solid phrase.
Tanabe mixes riffs that are stimulated by it and can dance a bit.
Yuu has become fun. Responds sensitively to each. "But let's enjoy this condition while still saving"
"I will not take such a provocation." Yu tried pretending to be cool.
Three people felt that Yu could afford it, "I let you dance more".

Miwa began to make snares irregularly. While keeping the rhythm of the triplet, try creating a slightly different chance for that rhythm.
Titch reacted immediately. I changed the riff to invite a snare.

The story gets cheerful at once. Tanabe responds to it with a dry sound.
Of course he took the invitation. Little by little, I will release myself for each one phrase.

I have not thought of anything anymore. It just plays with sound.


The four insisted on each sound. Make sure to hear the sound you want to put out and check the mixing condition.

The sound begins shuffling.

Session

Four of them made sounds and confirmed each other.

Miwa's signal ended the first sessions.
"Is not it nice," Miwa said.
Yu said, "It's fun!"
"I have songs that I want to do," Titch said.
"What?" Asked Miwa.
"Beatles' Sargent Pepper's Lonely Hearts Club Band" said Titchi.
Tanabe said "I can go".
"I can sing?" Titchi asked Yu.
"You can sing" Yu replied.
"Well then, please sound, distorted, please!" Miwa said.

The performance starts. Tanabe distorts this tasty backing. It's a pretty hard rock feeling.
She really liked the sound of such Tanabe. Mr. Tanabe has a serious root, but there are also some very bad things. "I guess it might be true to me" says Tsich.

Yu noticed that the sound of the Tanabe guitar had changed a while ago.
Jimi Hendricks like gaudiness was added.

The sound said that "I do not want to hear the song of a cute little woman."
Yu thought, "I will not say it's cute." "Let's go black as much as you can" Like Jimi.

Miwa did not think that Yu would get familiar with these two people so quickly. They may be similar.
There is no discomfort in the sound. Sound is what amplified me. Guitars and basses can color electrical sound electrically with machines called effectors, but drums and vocals are all live.
Taiko and songs are primitive music.
Miwa thought that the song of Yu had a different charm from Aoi. I think the face is grinning.

: Note:
Kansai dialect version

"After all, Miwa said after all the performance," everyone is grinning. "
"It was super good, song of Yu!" Tanabe said.
"Mr. Yu's voice is quite black," said Titchi.
"I like the singing voice of black people, I think that their bodies were made to sing," Yu said.
"Certainly, among the races of the Earth it is a bad game with Indians," Miwa said.
Yu asked, "What is an opportunity to compete with Indians?
Miwa said "Toughness".
"Is Indian so tough?" Asked Titchi.
"The Indians are the most immunocompetent in the world," Miwa said. "I am accepting American culture and I think that there is a history of cultures much deeper than in America" ??
"I do not know so," Tanabe said.
"I feel like I'm living more enjoyably than Americans, I actually did it in a fun way," Yu said.
"Have you ever been to India?" Miwa asked.
"I went for the first time this winter, I wonder if America will be influenced by the end," Yu said. "Their values ??are solid, music is unique, gods and humans coexist, cattle and monkeys use God's hands and Indians give way to animals. There is no signal. You can think about it. "
"If you do not have a signal, will the accident be full of everyday," Tanabe said.
"I have been a month but I have never seen an accident," Yu said. "I basically run slowly and basically agree. I think that Indian people are aware that yeah, so I think that the problem has occurred even without a signal."
"That's what Indian people are!" Said Titchi.

"Yeah yeah, it's a waste of time because it's a waste, distorted Beatles!" Miwa said.

四季の輝き 第10話 Shine of the Four Seasons Episode 10




第10話


美和は着ていた雨合羽を脱いで自転車のカゴに入れた。バイト先はアパートから少し坂を下ったところにある。
「何であんな風に言ってしまうんだろう」
美和は最近タナベに優しくできないことを少し気にしていた。何か少しづつ、思いがすれ違っている。

伝えたいことと伝わることの間に幾重にも見えない層があって光を屈折させるように思いが屈折する。
タナベに伝わるのは思いとは真逆の思い。
本心を伝えるのは難しい。言葉なんてなければいいのに。ダイレクトに思いだけ伝わればいい。

凛太朗は雨に濡れずに無事に施設に戻っているのだろうか。今度、機会があればタナベと一緒に尋ねてみよう。
あの少年は葵を探して訪ねてきた。私も葵ともう一度会いたい、会って無事を確かめたい。どこにいるんだろう。確かめたいことがたくさんある。

本当に生きているんだろうか。トットやシキのことはどうするんだろう。
「でっかい龍を起こすんでしょう。そして約束を果たすんでしょう?」

できるなら私も「獣」になりたい。その硬い毛を全身に纏いたい。

世界は変な風に歪んでいる。世界は着色されている。
この思いを誰かと共有したいが、美和には葵しか思い浮かばなかった。






凛太朗はベッドの上で意識を取り戻した。母親と暮らしていたアパートの扉の前に立っていたはずだったのに。
どうして施設のベッドの上にいるんだろう。
「僕は眠っていたんだろうか、どこにも行ってはいないんだろうか?」夢でまたあおいに会ったような気がした。
全身がひどくだるかった。水泳の後のようなだるさだった。
頭が働かない。考えが、重しをつけられたようにゆっくりとしか動かない。
ドアがノックされた。
開け放されたドアを貴子がノックしていた。
「気がついた?」と貴子は言ってベッドの脇の椅子に腰掛けた。「気分はどう?」
「体がだるい。僕は眠っていたの?」
「そうね、よく眠っていたわ」
「僕は電車に乗って出かける夢を見ていたみたい」
「どうして電車に乗ったの?」
「違う街にあおいを探しに行ったんだ」
「あおい?」
「友達の女の人」
「それで、会えたの?」
「会えたような気がする」と凛太朗は言った。
「そう、それで? 会えてどうなったの?」
「それで、目が覚めたと思う。夢はそこまでしか覚えてない」
「そう、あなたが、あおいさんを探したのね?」
「うん、探しに行った。それが僕のやりたい事なんだ」
「会ってどうするの?」
「確かめたいんだ。前に夢で会った時、僕に何かメッセージを伝えなかったか、僕はそれを覚えてないんだ。何かを受け取ったんだ。とても大事なもの」
「まだ会いたいと思う?」
「会って、そのメッセージを確かめたい」と凛太朗は言った。
「また探しに行くの?」
「それが僕のやりたい事なんだ」

ふうーっと貴子は息を吐いてこめかみを押さえた。

凛太朗が探せば、アキはまた意識を取り戻すかもしれない。それは私の中かもしれないし、凛太朗の中で起こるかもしれない。
自分の中で目覚めるはずだが、呼んでいるのは凛太朗だ。凛太朗の中にもアキは確かにいる。

また魂を乗っ取られるかも知れない。

「あおいさんはあなたにどんなメッセージを送ったんだろう?」と貴子は言った。
凛太朗は夢の記憶をたどった。
「あの時あおいは、僕になにか大切なものをくれたんだ」

「あなたはその時、命が危なかったのよ。現実から逃げ出して、食事もとらないで、死にかけていたの」
「そうだったみたいだね・・・」
「助けに来たんじゃないかしら、あなたを」
「僕を助けに来た?」
「死んでしまわないように」と貴子は言った。
「それで僕はあおいに助けられたんだろうか?」
「間違いなく。そのためにわざわざあなたに会いに来たのよ」

『死にかけてたんだよ、リン。あたしが先に君を見つけた』
『僕はあの時、死にたかったんだ。こんな世界はもう嫌だったんだ』
『リンの世界ってどんな世界なの?』
『愛のない世界なんだ。どこにも、何にもない』
『そんな世界は嫌だね』
『嫌だ。もういたくない』
『あたしもそんな世界に生きたの。あたしは鬼。人間じゃないの。邪悪なもの。その命をリンに譲った』
『じゃあ僕も鬼になるんだろうか?』
『リンが探せばあたしはそれに答える。君の望みがあたしの望みなの。あたしは君を乗っ取って、意識を取り戻したいの』


「わかった? だからあおいさんを探してはいけない」と貴子は言った。「魂を乗っ取られる」


凛太朗は閉じていた目をゆっくり開いた。

凛太朗の中で意識が交差する。

「でも僕はそれを望んでいる。あおいもそれを望んでいる」

「私がそれを許さない。あなたはあなたを生きるべきよ」

「僕は僕を生きている。僕には意識が二つある。僕とあおい。二人ともよく似ている」

「あなた達はとてもよく似ている。でもあおいの意識はもともとあった意識じゃない。あなたのオリジナルじゃない」

「僕は今がとても気に入ってる。一人でいても一人じゃないんだ。僕はこれを望んでたんだ」

「意識をそんなに易々と明け渡してはいけない。オリジナルのあなたが消えてしまう」

「あおいは僕と違って楽しそうなんだ。僕も一緒に楽しい気分になれるんだ」

「そうやって人に頼って生きているから楽しくないのよ。生きるっていうのはもっと真剣なものなのよ。なんのために生きてるのか思い出しなさい」

「なんのために生きているのか。そんなこと考えたこともない」

「考えるのよ。そして思い出すの。あなたにしかできないことよ」

「そんなことできない」

「考えるのよ。これはとても大事なことなの」

凛太朗はしばらく黙っていた。

「そしてあなたを生きるの」と貴子は言った。




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Episode 10


Miwa took off the rain wear he was wearing and put it in the basket of the bicycle. My part-time job is a little down the hill from the apartment.
"Why would you say that way?"
Miwa was a little concerned that he could not be friendly to Tanabe lately. Something little by little, my mind is passing by.

There is a layer invisible between the things you want to convey and the things you pass down, and your thoughts are refracted to refract the light.
Transmission to Tanabe is a truth opposite to your mind.
It is difficult to convey true feelings. I wish I had no words. Just tell your thoughts directly.

I wonder if Rintaro has returned to the facility safely without getting wet by the rain. Next time, if you have the opportunity, let's ask Tanabe.
That boy came to look for Aoi. I would like to meet Aoi again, I want to meet you and see if it is ok. I wonder where they are. There are lots of things to check.

I wonder if she is really alive. I wonder what they do about Tott and Siki.
"I will make a big dragon, will I fulfill my promise?"

I want to become a "beast" if I can. I want to put that hard hair on my whole body.

The world is distorted by strange winds. The world is colored.
I wanted to share this feeling with someone, but Miwa only came up with Aoi.






Rintaro regained consciousness on the bed. You should have stood in front of the door of the apartment where you lived with your mother.
Why is he on the bed of the facility?
"Were I sleeping, did not she go anywhere?" I felt like I met her in a dream again.
My whole body was terribly terrible. It was as sick as after swimming.
My head does not work. The idea moves only slowly as heavy.
The door was knocked.
Takako was knocking on the door that was opened.
Takako said "You have noticed?" I sat on the chair next to the bed. "How is your mood?"
"My body was heavy, Were I asleep?"
"Well, I slept well."
"I seem to have dreamed of going out on a train"
"Why did you get on the train?"
"I went looking for a cow in a different city."
"Aoi?"
"A woman from a friend"
"So, did you meet?"
"I feel like I was able to meet," Rintaro said.
"Well, what happened to you?"
"So, I think I woke up, I can only remember dreams.
"Yes, you looked for Aoi?"
"Yeah, I went searching, that's what I wanted to do."
"How about meeting you?"
"I want to check, I did not remember something when I first saw it in my dreams, I did not remember it, I received something, very important"
"Do you still want to meet?"
"I want to meet and see the message," Rintaro said.
"Are you going searching again?"
"That's what I want to do"

Taketo breathed out and held down the temple.

If Rintaro searches, Aki may regain consciousness again. It may be inside of me, it may happen in Rintaro.
It is supposed to wake up in myself, but it is Rintaro who calls me. There are also Aki in Rintaro certainly.

It may also be taken over from the soul.

Takako said, "Aoi sent a message to you?"
Rintaro followed the memory of his dreams.
"At that time Aoi gave me something important"

"At that time your life was dangerous, you ran away from reality, you did not eat, you were dying"
"It sounds like it was ..."
'I wonder if you came to help'
"Did you come to rescue me?"
Takako said, "Do not be dead."
"So I was brought to my aid?"
"Definitely, I came all the way to see you."

"I was dying, Lin. I found you before. "
"I wanted to die at that time. I did not like this world anymore.
"What is the world of Lin? "
"It is a world without love. No matter where, nothing "
"I do not want such a world"
"I do not want it. I do not want it anymore "
"I also lived in such a world. I am a demon. It is not human. Evil one. I yielded the life to Rin '
"Well then will I be a demon? "
"If Rin finds it, I will reply to it. Your wish is my desire. I want to take over you and regain consciousness. "


"You understand? So please do not look for Aoi san," Takako said. "To be hijacked of the soul"


Rintaro slowly opened his closed eyes.

"But I want it, Aoi wants it."

"I will not allow it, you should live with you."

"I am living for me, I have two consciousness, me and the blue, they are very similar"

"You are very similar, but the consciousness of Aoi is not your original consciousness, it is not your original"

"I like it very much, even if I am alone, I am not alone, I wanted this."

"Do not give up your consciousty so easily, the original you disappear"

"Aoi seems to be fun different from me, I can feel fun together."

"Because I rely on people to live, I do not enjoy it because I do so, living is more serious, remember what I live for."

"For what purpose are you alive, I have never thought about that?"

"Think about it, remember, what you can only do"

"I can not do that"

"Think about it, this is a very important thing." Rintaro kept silent for a while.

"And you will live," Takako said.

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