趣味で歌と小説と詩を掲載させていただいてます。

四季の輝き 第36話 最終話 Shine of the Four Seasons Episode 36 Last episode




第36話 四季の輝き 最終話


貴子は葵と共に瞑想し、話をした。野山を走り、地面や木の上で眠った。元の世界のように季節が進み、冬が近づいてきていた。
貴子は全身の毛の、夏の真っ黒な毛の間に、綿毛のような真っ白い毛が混じっている事に気付いた。葵の全身にも真っ白な毛が混ざり始めている。遠目から見ると、黒から灰色に変化している。
「この白い毛は冬毛だよ。もうじき全身が白い毛で覆われる。とても暖かい毛なんだ。雪の中でも眠れる」と葵は言った。
貴子は腹の辺りの柔らかい毛を撫でた。羊毛みたいな感じだなと思った。動物の冬毛だ。「暖かい。手足は少し冷たいけれど、胸もお腹もポカポカしてる」
「人間の体は暖かい、熱を持っている。エネルギーの熱だ。体内の活動は意思とは無関係に体を生きる方向へと維持している。毛が生え変わるのも、生きるために無意識に体が反応しているんだ」と葵は言った。
「獣の体は本当に野生動物のようなのね」
「君たち人間の体にも野生の名残がたくさんある。爪や犬歯や尾てい骨とかね。直立二足歩行が動物と人間の分かれ道だったんじゃないかとあたしは思う。それについては誰も答えを出さなかったんだ。人間は直立二足歩行をすることで、世界の見方や感じ方が変化したんだ。脳も発達した。見たものは情報としてだけではなく、そこにストーリーを見出すようになった。景色や仲間や自分にストーリーを見出したんだ。感情が豊かになって、創造性も生まれた。道具を作り、その可能性を追求した。道具は夢や希望を形にしたものだ。『物質』はそうやって生まれたんだと思う。初めは『道具』だったんだと思う。何かをするのに便利な物。何も持たずにやるよりは格段にやり易い物。最初は自然から得ていた。棒や石やそんなものだ。いつかそれを加工し始めて、よりやり易い形に変える。創造性の出現だと思う、チンパンジーやゴリラとかには、個体によってはあると思うけど、他の動物には多分ない。」
「なんだかまた少し話がずれてきていると思うわよ。確か『道具』の話をしていたと思うけど、そのまま行くと『創造性』の話になってしまいそうよ」
「そうだね、確かに今『創造性』のことしか考えていなかった。『今』に生きていると本当にすぐさっきの事を忘れてしまう。『道具』を『創造性』が変えたんだ、『物質』っていう幻に。『創造性』は夢や希望も描く。もしかすると、それこそが『創造性』なのかもしれない。それが『道具』のうちは良かったんだと思う。使う人間が主体だからね。でも『道具』が価値の最高位に来た時は、その世界は『物質』が主体の世界だと思うんだ。人間は、それを得るためにシステムに飲み込まれる。精神的世界は、もはや無いものと同じだ。非科学的なことは、どこかに追いやられている」
葵は話をしながら、時々空を見上げた。「でも空はいつの時代も同じように輝いている。四季折々の表情を見せながらね」

貴子は葵の言葉に頷きながら、同じように空を眺めた。そしてふと、現実の元いた世界のことを思った。ビルが立ち並び、車が行き交い、『物質』に溢れた世界だ。その世界に何か、懐かしい感覚がある。
「私はもう随分長い間ここにいるのね。来た時間と同じ時間に戻れるとしても、あまり長くいると感覚がこの世界に馴染んでしまいそうになる。元の世界にうまく馴染めなくなりそうな気がする」と貴子は言った。
「そうだね、君はそろそろ戻ってみてもいいかもしれないね」と葵は言った。
「私はこの世界がとても好きだと思う。元の世界の常識からはかけ離れているけれど、とてもシンプルで生きるのが楽しい気がするわ」
「もう分かっていると思うけど、君の世界でもシンプルに楽しく生きることは可能なんだよ。それは心の有り様や意識次第なんだよ」

「君の世界には二千年以上前に釈迦という人間がいたよね。目覚めた人間だよ」と葵は言った。
「いたと思うわ。弟子が書き残したお経という文献もあるし」
「君の世界でも目覚めた人間は何人もいる。過去にも現在にもね。釈迦は自分がアバターだと気付いたんだ。そしてその意識は宇宙大にまで広がっていて、それは宇宙そのものだと悟ったんだよ。人間はその無限に広がる意識の中を時間と共に進み続けている。『選択』という自由を得ながらね。一歩ごとに選択肢がある。その選択は普通はほとんど無意識のうちにやっている。一瞬一瞬に『選択』を意識してはいられないからね」
「『選択』は確かに無意識のうちにやっていることが多いと思うわ。余程の局面でも『選択』は日頃の癖とかに影響される事が多いと思う」
「シンプルに楽しく生きるには、一瞬ごとに『最高の道を選択』するんだ、それが無意識になるまで」
「それはどういう事なのかしら? 一瞬一瞬をベストで生きるっていう事かしら?」
「まあ、そんな感じだね。『思考』と『行動』を『最高の思考と行動』にするんだ。常にポジティブを保ち、目の前の行動を最高の行動にする。その行き着く先は『最高の現実』になる」
「自分の望む現実という事かしら?」
「望む現実に向かって時間を流すんだ。時間は止められないけど、流れを変えることはできる。その能力はすべての人間に備わっているんだ。そして『選択』はそのために自由を得ている。『選択』は自分でする、どんな状況でも必ず最後は自分が選択している。もし無理やり何かをやらされたとしてもね」
「何かをやらされても『やる』という事を選択しているのね」
「望む現実を選択するのも自分なんだ。だからポジティブさはとても大事なんだよ。『そんな現実が来るわけがない』と思っていたら、それを『選択』している事になる。人は自分の能力や強さに自信が持てない。意識が宇宙大に広がっている事も、未来を望む未来にできる事も、信じられない。運命は変えられないし、現実も変えられないと思っている。そして願いは常に叶っているんだ。『思考』はそのまま現実に結びついている。『願い』としてね」
「ネガチィブな思考が現実に反映されるっていう事かしら?」
「そういうことになるね。どん底の逆境でポジティブを維持するには、その自分の可能性に気付く事が大事なんだ。誰だって、どんな状況だって、それを変える力があるっていう事だよ。人間のエネルギーは宇宙と一体なんだ『思考』が宇宙を動かして現実を創り上げる」

「私たちの未来は危機的な状況にあるのかもしれない。この世界の岩石人間が行き詰まったように。人間は人と自然を支配して破壊している。持続不可能なシステムを創って物質に最高の価値を認めている。そんな世界にはいずれ必ず終わりが来る。その現実を私たちは変えられるということなのね?」
「もちろん変えられる。そのために生きている。そのために気づきがある。君たちの未来は何も決まっていない。どんな世界にも行ける。それをリアルに感じるために君たちは生まれてきたんだ。劇的な瞬間を見届けるためにね。ジョンレノンの『イマジン』の世界だよ」
「あなたジョンレノンも知っているのね」
「もちろん知っている。ジョンレノンは目覚めていたんだと思う。あの時代の音楽やアートのムーブメントはフラワームーブメントとも言われている。警察に銃口を向けられた学生たちが、その銃口に花を一輪づつ差していったんだ。ラブ&ピースだよ。現代文明の中から覚醒が始まったんだ」
「人種や国境を越えてアートで若者が繋がっていったようね。ムーブメントは世界に広まった。その影響は今でも残っているみたいね」と貴子は言った。
「彼らのメッセージは色あせることがない。ジョンレノンは『イメージしてごらん』と歌った。平和で、国境も宗教もなく、殺されることも飢えることもない世界を、いつかみんなこっちに来て世界を分かち合う『いつか世界はそうなる』」


葵と貴子は元いた大山のふもとへ戻ってきた。
「ここが君たちの世界の君たちの家のある場所だ」と葵は言った。
草原の中にポツンと鏡が立っていた。とても異質な感じがする。
「ここが私たちの世界の施設の場所なのね。ここまで来ると、とても戻りたい気がする。子供たちのことも心配だし、もう随分離れてしまっているし」と貴子は言った。
「大丈夫だよ、元いた世界は一秒も進んではいない。その時間軸に君を戻してあげる」と葵は言った。「鏡の前に立ってみて」

貴子は鏡の前に立ち、自分の全身を映した。そこには白い冬毛が混じり始めた獣がいた。じっくりと見てみると、その姿は荒々しい野生動物そのものだった。
「この牙や尖った爪は何のためにあるのかしら?」
「身を守るためだよ。この世界では人間も生態系の中では高次消費者じゃない、肉食動物に狩られる。狼や猛禽類にね、彼らはハンターだ、あたし達は獲物だ」
「狼が生きているのね、日本では絶滅してしまったけど」
「自然の生態系は必要な役割を別の生き物が担うようになる、この世界でも狼は絶滅したけど、ここの狼は犬から進化したんだ」と葵は言った。
「少し名残惜しいけど、また来られるかしら?」
「君が望めばね。あたしはいつでも君の無意識にいる。そして空にもいる。鏡の前で願えば、また迎えに来るよ」
「ありがとう、私は自分の世界に戻ってみるわ、そして自分なりになんとか生きてみる。子供たちと一緒に」
「良い未来になるよ。きっとね」と葵は言った。

貴子は鏡に向かって手を差し出した。鏡の中に指先がすっと入っていった。貴子はもう一度振り返った。「アキ、僕は君と会えてとても幸せだ。ずっと僕を見ててくれ」
「サポ、ずっと一緒だよ。忘れないで」とアキは言った。

貴子は手を振って鏡の中に入っていった。


鏡を抜けると、そこは廃墟のようになった施設の部屋だった。家具は全部持ち出されたようで、何一つ残っていなかった。床には割れた窓ガラスの破片が散らばり泥が付いていた。
割れたガラス窓から太陽が差し込んでいる。
あたりはとても静かだった。小鳥が飛んできて窓枠の割れたガラスの破片に止まり、しばらく部屋の中を見渡してからバタバタと羽ばたいて飛んで行った。

「元いた世界は一秒も進んでいない。その時間軸に君を戻してあげる」と葵は言った。

これが僕の世界なんだろうか。とサポは思った。

窓からは白い雲が見えた。











Episode 36 episode of the shining of the four seasons Last episode


Takako meditated with Aoi and talked. I ran aside and slept on the ground and on a tree. The season advanced like the original world, and winter was approaching.
Takako noticed that white hair like fluff was mixed among the hair of the whole body, the black hair of the summer. Aoi 's whole body is beginning to mix pure white hair. From a distance perspective, it is changing from black to gray.
"This white hair is winter hair, the whole body will be covered with white fur soon, it will be very warm hair, sleeping even in the snow," Aoi said.
Takako stroked the soft hair around her belly. I thought it was like wool. It's an animal's winter hair. "It's warm, although the limbs are a bit cold, but my chest and stomach are cheerful."
"The human body is warm, has heat, energy of heat, activity in the body keeps the body living regardless of intention.The hair grows unconsciously to live also to live The body is reacting, "Aoi said.
"The body of a beast really is like a wildlife"
"I guess you also have a lot of wild remnants in the human body.I think that it was a nail, a cuspid tooth or a cocoon, etc. It seems that the upright biped walking was a division between animals and humans, no one answered about it Human beings who walked upright biped changed the view and feel of the world.The brain has also developed.These things saw not only the information but also the story there I found a story about the scenery, my friends and myself.The emotions became enriched and creativity was born.To create a tool and pursue that possibility.The tool is a form of a dream and hope.The substance I think that it was born in the beginning.I think that it was "tool" at the beginning.It is convenient thing to do something.It is much easier to do than doing without doing anything.It comes from nature at first It was a stick, a stone or such. Or beginning to processing it, I think the emergence of. Creativity to change the easy form to do more, to Toka chimpanzees and gorillas, but I think there is some individuals, maybe not. "
The other animals "I think that the story is going down a bit again, I think I was talking about 'tools', but as it is, it seems to be a story of" creativity "
"Yes, surely now I was thinking only about" creativity. "I really forgot about just a little while living in" Now "," creativity "changed" material "," substance "Creativity" also draws dreams and hopes, perhaps it may be "creativity." I think that it was good among the tools, because the human being is the subject But when "tool" came to the highest value of value, I think that the world is the world that "substance" is the subject of the world.The human being is swallowed by the system to get it.The spiritual world, It is the same as there is no longer, non scientific things are being driven to somewhere. "
While speaking, Aoi looked up at the sky from time to time. "But the sky is shining in the same way all the time, while showing the facets of every season"

Takako nodded in Aoi 's words and looked at the sky in the same way. And suddenly I thought of the world in which the reality came. Buildings stand side by side, cars are in and around, the world full of "material". There is something nostalgic in that world.
"I have been in here for quite a while now, even if I can return to the same time as I came, the sense seems to be familiar to this world if I am too long, I feel like I will not be familiar with the original world well "Takako said.
"Well, you might as well go back soon," Aoi said.
"I think that I like this world very much, although it is far from the common sense of the original world, I feel it is very simple to live and live"
"I think I already know, but it is possible to live simple and fun even in your world, it depends on your mind and consciousness."

"In your world there was a man called Buddha more than two thousand years ago, it is a human being awakened," Aoi said.
"I think that there was a document called saddle that the disciples left behind."
"There are many people who have woken up in your world, both in the past and now, Buddha realized that I was an avatar, and that consciousness was spreading to the universe and I realized it was the universe itself Man keeps advancing in the infinitely spreading consciousness over time.While getting the freedom of "choosing." There is a choice for every step.The choice is usually done almost unconsciously Because I can not be conscious of "choice" instantly. "
"I think that 'selection' is certainly done unconsciously, and I think that 'choice' is often influenced by daily habits, even in the rest of the phase.
"To live happily simply and simply," Choose the best way "every moment, until it becomes unconscious"
"What does that mean? Is it meant to live an instant for the best?"
"Well, it's such a feeling." Make "thinking" and "behavior" the "best thinking and action." Always keep positive and constantly take action before your eyes as the best action, It will be "the best reality"
"Is it the reality you desire?"
"Shed time towards the reality we want, time can not be stopped, we can change the flow, that ability is all human, and" choice "gains freedom for that You choose "choice" yourself, you always choose the last in any situation, even if you force you to do something.
"Even if you are forced to do something, you are choosing to do"
"It is yourself to choose the reality you want, so positive is very important, if you thought that" such a reality can not come ", you are" choosing "that person I can not be confident about my ability and strength.I can not believe that consciousness is spreading to the universe and what I can do for the future that wants the future I can not change my fate and I can not change the reality And my wish is always fulfilled, "thinking" is connected to reality as it is "as a wish"
"Is negative thinking reflected in reality?"
"It's such a thing, to keep positive with the bottomless adversity, it is important to notice the possibility of that person, any situation, any situation, there is the power to change it. Human energy is united with the universe "Thinking" moves the universe and creates reality "

"Our future may be in a crisis situation, as the rock human beings of this world have stalled, humans dominate people and nature and destroy it, create a sustainable system We admit the highest value to substances, which surely comes to an end to such a world, is that we can change that reality? "
"Of course I can change it, I am alive because of that.Another's future is not decided, I can go to any world.You have been born to feel it realistically.A dramatic To see the moment, the world of the Beatles 'imagine'
"You also know the Beatles"
"Of course I know ... I think that John Lennon was awakening, the movement of music and art of that era is also said to be a flower movement.The students who were aimed at the muzzle by the police, Love and peace, awakening has started from the contemporary civilization. "
"It seems that young people were connected by art across races and national borders, the movement spreading to the world, the influence seems to remain," Takako said.
"Their message never fades, John Lennon sang" Please imagine. "It is peaceful, there are no borders and religions, everyone will come and see the world without being killed or hungry someday Sharing 'One day the world will be like that']


Aoi and Takako came back to the base of Oyama where they were originally.
"Here is the place where you guys' house in your world," Aoi said.
Pots and mirrors were standing in the meadow. It feels very heterogeneous.
"This is the place of our facility in the world, I feel like returning very much when I come here, I am worried about my children, I have already left a lot," Takako said.
"Okay, the original world has not advanced a second, I will return you on that time axis," Aoi said. "Try to stand in front of a mirror"

Takako stood in front of the mirror and reflected his whole body. There was a beast whose white winter hair began to mix. When I looked closely, the figure was a wild animals themselves.
"What is this fang and sharp nail for?"
"To protect yourself, humans are also hunted by carnivores, not elevated consumers in the ecosystem.In wolves and birds of prey, they are hunters, we are prey." < br> "Wolf is alive, it has been extinct in Japan"
"Another natural creature plays a necessary role for the natural ecosystem, but the wolf has become extinct even in this world, but the wolf here evolved from the dog," Aoi said.
"I am sorry a little, but will he come again?"
"If you wish, I will always be in your unconsciousness and in the sky, I will pick you up again if I wish in front of a mirror."
"Thank you, I will go back to my world, and I will manage to live my own way. With children"
"It will be a good future, A surely," Aoi said.

Takako offered his hand to the mirror. My fingertips stepped in in the mirror. Takako turned over again. "Aki, I am very happy to meet you, please look at me forever."
"Sapo, we will be together forever, do not forget," Aki said.

Takako waved his hand and went into the mirror.


As I passed through the mirror, it was a room of a facility like a ruin. All the furniture seemed to be brought out, and nothing remained. Broken pieces of the window glass were scattered on the floor, with mud attached.
The sun is plugged from a broken glass window.
The area was very quiet. A bird flew and stopped at broken glass fragments of the window frame, after a while looking through the room, it fluttered and flew away.


"The original world has not advanced for a second, I will bring you back on that time axis," Aoi said.

Sapo thought, "Is this my world?"


I saw white clouds from the window.




The end

四季の輝き 第35話 Shine of the Four Seasons Episode 35




第35話


「この肉体は『触覚』なんだよ」と葵は言った。「見て、触れて、感じて、経験し、学ぶ。その肉体の『触覚』を通して高次の自己がその経験と学びを得る。肉体を持つことによってリアルな現実を体験できる。様々な個性を知り、違いを知る。肉体はその役割や環境や機能によってその姿を得る。虫と鳥と草では同じ肉体でもその姿はまるで違う。あたし達のこの肉体もその機能や役割を反映している。人間は野生に戻ったんだ」
「『触覚』というのは五感や第六感も含めた感覚全部のことよね?」と貴子は聞いた。
「そうだね、無意識も含まれる。意識にも表層と潜在があるように肉体にも表と裏が感知できる機能があるんだ。見えないものは感じればいい。見えるものが全てじゃない。それは世界の一部でしかないんだ。氷山の一角みたいに」と葵は言った。
「見えるものや触れられるものだけが存在しているものでは無いってことね?」
「うん、見えない物の方が深いんだ。見えるものは全体の表層だけなんだ。例えば君のことは見えるけど、あたしの見ている君は、君の表層だけだ。君の肉体的機能や思考なんかは見えない。でもあたしは何かを感じる。君の雰囲気や気分をね。目は入り口にすぎないんだ。その奥に、そのことをどう感じるかの感覚の世界がある。それが目に見えない世界なんだ。その世界には深い次元の重なりがある。その奥深くから高次の自己が『触覚』としてこの肉体を得て、経験を得ている。起こる現実は『触覚としての自己』が感じている事柄で『高次の自己』はいつもそれを俯瞰しているんだ。つまり君の世界で貴子という人間が生きている現実は、高次の君がその経験と学びを得るために次元の違う世界に設定した本来の自己の表面的人生っていうことなんだ」
「それがゲームなのね。あなた達が考えた」
「うん、意識体のままではリアリティーはわからない。この今の世界のさらに高次にあたし達の『本当の自分』がいる。『本当の自分』は肉体とその感覚を通じてリアルさと見える世界を感知する。視覚を得たからね。人間は特に視覚に依存した生き物なんだ。視覚をとても信用している。そして、そのリアリティーには痛みや絶望といったネガティブな事柄も含まれている。本当の『学び』は喜びや楽しみからだけでは得られない。両方が必要なんだ。ネガティブだけでも本当の『学び』にはならない。そしてネガティブから生まれたポジティブが扉を開き、次の次元に自己をガイドする。君はいつでも高次の君からそのガイドを受けられるんだ。それは『祈り』や『瞑想』や『歌』から得られる。喉のチャクラを震わせる瞑想は空と大地の震えと同化する。波長が合いやすいんだ。言葉の意味や声を発することにも意味がある。思考は肉体的な動きと合わせる事で表と裏をつなぐ。高次に行くには肉体の使い方も重要になるんだ」
「それは『歌』なのね?」
「そうだよ、美和がもうそれを君の世界の美和に伝えている」
「美和さん、私はまだ会った事がないけれど、もう一人、この世界と繋がっている人が居るのね」
「一人じゃないよ。沢山いる。そしてどんどん増えている。君の世界も進化が進みつつある。古くから目覚めていた人達と同じように、君の世界の人間はその意識を進化させている。そして君の世界の人間は、その世界に留まりながら意識を高次に移行するんだ。意識を変えながら。そして自分がアバターなんだと気づくんだ」
「そして苦しみが喜びに変わるのね?」
「リアリティーを保ちながらね。苦しみや悲しみは、その本質を知ると自分の個性が見えるんだ。それが自分を知る第一歩だよ。そして意識が高次に移行すると『ジャッジ』をしなくなる。自分のことも、他人のこともね。そして静かにその個性と違いを受け入れる。そうすると自然に自分のことも、他人のことも愛せるようになるんだ。そこにあるのは個性だけなんだと気づくんだ」と葵は言った。










「やあレイ!」と言ってサリは木の下に座っている子供に声をかけた。
レイは二人の姿を認めると手を上げてそれに答えた。
「子供なのか?」とサカウエは聞いた。 「彼がレイだよ。まだ子供だけど目覚めている。未来を見る力も得ている。何か聞きたければ聞いてみるといいよ」とサリは言った。
二人がレイのそばまで歩いていくと、レイは立ち上がって二人を迎えた。サリはレイとハグをするとサカウエを紹介した。
「彼はサカウエだ。日本という国から来たんだ。僕のコーヒーが飲みたくてね」とサリが言った。
「こんにちは、サリのコーヒーは最高だったよ」とサカウエは言った。
「こんにちは、僕はレイ。サリのコーヒーは美味しいね。僕も大好きなんだ」とレイは言って、握手しながらにっこりと微笑んだ。
まだ小さな、細い手だった。「君の取ってきてくれた鰻も美味しくいただいたよ。ありがとう」とサカウエは握手を返しながら言った。
「鰻とコーヒー豆を交換したんだ。サリはミツバチも飼っている、コーヒーの花の蜂蜜も美味しいよ」とレイは言った。
「後でパンにつけて食べよう、お茶にもよく合う」とサリは言った。
「ありがとう、なんだかご馳走ばかりだな」とサカウエは言った。
「あなたは遠い国から来たんだね。日本という国は知らないけど、旅人や老人から聞いたことがある、とても豊かな国なんだってね」とレイは言った。
「そう、とても豊かな国なんだ。日本にも色々な作物が育つ。山も豊かだし水も豊かなんだ。開発が進んで本来の豊かさは失われつつあるけどね」とサカウエは言った。
「世界を旅した老人が言っていた、どこの国もそうだって。この国も街に行けば自然は失われている」とサリは言った。
「俺は、できるなら日本が本来の豊かさを取り戻して欲しいと思う。そのために働きかけている人々もいる。日本だけではないだろうが、今はまだ人々の意識がバラバラなんだ。ルールを作ってそれを守ることで社会を維持している。ルールがなければなんの秩序もない世界になってしまうかも知れない。奪い合いの世界になるかもしれない。そんな世界では、声は声にならないこともある」とサカウエは言った。
「街のシステムの本質は奪い合いのシステムだ。力を得た者がシステムを作り、後の者は搾取される。洗脳されて、常識という枠にはめられる。教育やマスメディアは洗脳のやり口だ。それもシステムの一部なんだよ」とサリは言った。
「力を得た者は『物質』という力を得ただけだよ。得るべきものは『力』じゃないからね。力や物質は『幻』なんだ。死と同時に何の価値もなくなる。本当に価値のある物はそんなものではないからね。それは『死』によっても無くらなない、魂の宝物だよ、経験とか愛とか、思いやりや優しさだよ。そういうものを得た魂は本当の宝物を手に入れることができるんだよ」とレイは言った。
「力を得た人間が世界を動かしているのはわかっている。人々の心は傷ついている、そしてお互いを傷つけ合っている。その傷は、新たな傷を生み出してもいる」とサカウエは言った。
「そう嘆くことはないよ。あなた達の国にも素晴らしい『愛』がある。人間の本質は『愛』なんだ。今は隠されているだけなんだ」とレイは言った。
「なぜ隠されているんだろう? 傷ついているからだろうか?」とサカウエは聞いた。
「それもあると思う。人は傷ついていると思いやりを持てなくなる。与える愛よりも、与えられる愛を求める。『無償の愛』を与え続けることはできなくなるからね。『愛を得る』ということは『無償の愛を与えられる』ということなんだよ。誰かに愛されることではなく、誰かを愛することなんだ。それが『愛を得る』ということなんだ」とレイは言った。
「傷ついていても、愛に溢れている人もいる。その人たちは覚醒しているということなんだろうか?」とサカウエは聞いた。
「きっとそうだろうね。心が強くなければそれはできない。そして、その強さは目覚めに大きく影響している。傷つくたびに心は強くなる。目覚める人間は心に大きな傷を持っているんだ。苦しみと孤独を知っている」とレイは言った。
「君にもそんな経験があるのか? まだ子供なのに」とサカウエは聞いた。
「僕たち子供の目覚めは先天的なものなんだ。物心がつくと同時に目覚める。ネガティブな情報がその心を汚す前に」とレイは言った。
「君は自分が目覚めているという自覚がいつできたんだ?」とサカウエは聞いた。
「3歳か4歳の頃だよ。僕は世界が光で満ちていることに気がついた。それが命の輝きだということにも気がついた。生き物の心は宇宙なんだ。果てしなく広くて深い。そして太陽は、一人ひとりの胸の内に必ず輝いているんだ。太陽を持っていない人はいない。この世界に必ず太陽があるように。その太陽は『愛を得る』ことで輝く。それが人間の本質なんだよ。多くの人たちはまだ、本当の自分に気づいていない『無償の愛を与えられる』という事に」とレイは言った。
「それはいい人間になるということか?」とサカウエは聞いた。
「そういうことではないよ。それはただのパフォーマンスだよ。いい人になろうとしない事だよ。人間はそのままで完全なんだ。気遣いや優しさは、それに気づいたら自然と生まれてくる」とレイは言った。

「会っていきなり深い話をするんだね。パンを焼いてお茶にしないか? サカウエも今日明日にでも帰ってしまうわけではないだろう?」とサリは言った。
「そうだな。すまない、つい驚いて色々と質問ばかりしてしまった。子供なのにこんなにしっかりと受け答えができるとは思わなかった。俺が子供に対して、まだまだ偏見があったということだな」とサカウエは言った。
「いいんだ。旅人にはいつも驚かれる。子供じゃないみたいだってね。でも僕はまだ子供なんだ。僕に足りないのは経験なんだ」とレイは言った。

「レイ、ハーブティーを入れてくれないか? 僕は火を起こしてパンを焼く。パンも蜂蜜も持ってきている。このままではいつまでたってもお茶の時間になりそうもないからね」とサリは言った。
レイはにっこりと笑って「そうだね」と言った。
レイはその辺りに生えているハーブを摘みむために歩き始めた。サカウエはレイの後について一緒に歩いた。日当たりのいい場所に歩いて行って、いろんな草の匂いを嗅いだ。
「どれも美味しいお茶になる。今はどんな気分だい?」とレイは言った。
「いい気分だ。楽しくてワクワクしている」とサカウエは言った。
「じゃあ、そんな気分のハーブを選ぼう、蜂蜜が甘いから少し爽やかな香りがするハーブを幾つかブレンドしよう」とレイは言って数種類の草の葉を手で摘んだ。「ブレンドするとお互いに引き立てあって一種類の時よりもとても深みのある香りになるんだ」レイはそう言って手の中にあるハーブをサカウエの方に差し出した。「香りを嗅いでみてよ」
サカウエは少しかがんでレイの手の中のハーブの香りを嗅いだ。「とてもいい香りだ」
「コーヒーの蜂蜜もいい香りがするからね、このブレンドは僕のお気に入りなんだよ、僕もワクワクした気分だからね」とレイは言った。
サカウエは少年の手の中のハーブの香りを嗅ぐと、とても幸せな気分になった。
「水を汲みに行こう」そう言ってレイは農具小屋の方に歩き出した。
小屋の入り口の、木で出来たベンチの上に置いてあった木桶を取り、小屋の横手に回った。小屋の裏は低い斜面になっていて、その斜面の一部に石が並べてあった。並べられた石の中から竹で作ったパイプが出ていて、そこから水が流れ出していた。
「この水は、この斜面から湧いている水だよ。水の湧く所に少し手を加えると湧き水を絞れるんだ」この細工は父がやったんだ。今は山に行っているけどね」とレイは言った。
「飲んでみてもいいか?」とサカウエは聞いた。
「もちろん、飲んでみてよ」
サカウエは両手で水を受けて飲んでみた。まろやかでまったりとした良い香りがする。
「いい香りだ」とサカウエは言った。
「土の香りだよ。ここの土は食べたくなるくらい良い香りがするんだ」そう言ってレイは落ちていた木の棒で足元の土を少し掘り返した。立っていても足元から土の香りが立ち上がってきた。
「本当だ、とても甘い香りがする。本当に食べたくなる香りだな」とサカウエは言った。
「お米も野菜も美味しくなるのは土が生きているからなんだ。死んだ土は腐っていく。生きた土は、そこで暮らす生き物も本来の力が出せる」
「街は腐った土が沢山ある。街では土は清潔なものじゃない」
「それでも街の土も生き返ることができる。命が沢山土の中に生きづけばね。一番小さな生き物たちが、この世界の生き物たちを支えている」
「本当に、野菜も米も美味しかった。鰻も本当に美味しかった、でもこんな山奥でどうして鰻がとれるんだ?」
「池があるんだよ、この村を流れる川の支流に。その池はMot con rong(ドラゴン)の巣なんだ。Mot con rong(ドラゴン)の巣は地下を通って海につながっている。鰻は海で生まれて回游するみたいなんだけど、その時にこの池に迷い込む稚魚がいるんだ。鰻はMot con rong(ドラゴン)の幼生だって言われている。その池で育った鰻はやがてMot con rong(ドラゴン)になるんだ。そしてまた海を回游する」
「Mot con rong(ドラゴン)というのは日本の龍のようなものか?」
「日本の龍のことはよく知らない。Mot con rong(ドラゴン)は空と大地をつなぐもの、人間の守護神であり、自然の守護神だ。Mot con rong(ドラゴン)は自然神なんだ」
「それならば、日本の龍のようなものだな。不思議だが、世界で地域は違っても、神々の話には共通点が多い。よく似た神々もいる」
「僕は他を知らない、だから世界の神々のことはよくわからない。だから僕は大きくなったら世界を見てみたいと思うんだ。僕が悟った世界の成り立ちが、本当にそうなのか確かめてみたいんだ」
「俺たち大人とは真逆なんだな。目覚めた後に世界を見るのか、どんなものなのか想像できない」
「僕も想像できない」とレイは言った。






Episode 35


"This body is" tactile ", Aoi said. "Hear, experience, touch, feel, experience, learn. Higher self gains its experience and learning through the" tactile sensation "of the body.Experience realistic reality by having the body.You can experience various individuality Knowing and knowing the difference.The physical body gets its shape by its role, environment and function.In the same bodies of insects, birds and grasses, their appearance is completely different.This body of ours also reflects their function and role Humans returned to the wild. "
"Tactual" is all about the senses including the senses and the sixth sense, is not it? "Takako asked.
"Yes, it also includes unconsciousness, there is a function that can sense the front and back of the body as well as the surface and latent in conscious.If you can not see what you can not see, it is not everything that you can see It's only part of the world, like a corner of the iceberg, "Aoi said.
"Does not it mean that there are only things that can be seen and those that can be touched?"
"Well, the one that is invisible is deeper, the only thing that can be seen is the entire surface layer, for example I can see you, you are the only surface you are looking at Your physical function I can not see anything or thinking, but I feel something - your mood and mood - the eyes are just the entrance, behind which there is a world of feeling how to feel that There is a deep dimension overlap in the world, and the higher self from the deep inside gains this body as "tactile" and gains experience.The reality that occurs is "as tactile "Self" of high order always looks at it, that is, the reality that Takako is alive in your world, the higher-order you are experienced and learned The original self's superficial life set in a world with different dimensions to get Do a thing to say it. "
"That's a game, you thought."
"Yeah, I do not know the reality with the conscious body as it is.There is our" true self "in the higher order of this world now.The" true self "senses the world that seems realism through the body and its sensation Human beings are especially creatures that depend on sight, they trust vision very much, and that reality also includes negative things such as pain and despair.The real 'learning You can not get it from joy or pleasure alone, you need both. Negative alone does not become a real "learning." A positive born from a negative opens the door and guides you to the next dimension. You can always get the guide from higher order you can get from "prayer", "meditation" or "song." The meditation that shakes the throat chakra is sky and big It is easy to match with the trembling of wavelength.The meaning of words and voice are meaningful.The thinking connects the front and the back by matching with the physical movement.To go to the higher order the body How to use is also important "
"Is it a" song "?
"Yes, Miwa is telling it to Miwa of your world"
"Miwa, I have not met you yet, but there is another person connected to this world"
"There are a lot of people, there are plenty, more and more, your world is also evolving, people like you in the world are evolving their consciousness, like people who have been awake since a long time ago. And the man in your world will shift consciousness to higher order while staying in that world. While changing consciousness, I realize that I am an avatar.
"And suffering will change to joy?"
"While keeping the reality, suffering and sadness can see their personality when you know its essence, which is the first step in knowing yourself, and you will not" judge "when your consciousness moves to higher order As well as yourself and others, accept the personality and difference quietly, so you will be able to love yourself and yourself naturally, there is only one personality there I realized, "Aoi said.










Saying, "Hey!" Sari called out to the child sitting under the tree.
When Ray acknowledged the appearance of the two, raised his hand and answered it.
"Is he a child?" Heard Sakae. "He is Ray, I am still a child but I am awake and I am also getting the power to see the future, if you want to ask something, you should ask," Sari said.
As they walked closer to Ray, Ray got up and greeted them. Sari introduced Haku and Sakae when he hugged with Rei.
"He is Sakae, I am from Japan, I want to drink my coffee," Sari said.
"Hello, Sari's coffee was the best," Sakae said.
"Hello, I am Ray and Sari's coffee is delicious, I love you too," Ray said, shook hands and smiled with a smile.
It was still a small, thin hand. "Thank you for the delicious eel that you took in. Thank you," Sakae replied while shaking hands.
"We exchanged eels and coffee beans, Sari also keeps bees, coffee flower honey is delicious," Ray said.
"Let's eat it with bread afterwards, it goes well with tea," Sari said.
"Thank you, it's only a feast," Sakae said.
"You came from a distant country, I do not know the country of Japan, but I heard from travelers and old people, it's a very rich country," Ray said.
"Yes, it is a very rich country, a variety of crops grow in Japan, mountains are rich and water is rich, development is progressing and the original richness is being lost," Sakae said .
"The old man who traveled the world said that every country is so, if this country goes to the city nature is lost," Sari said.
"I think that if you can do it, I think that Japan wants to regain its original wealth, some people are working to do that, not only in Japan, but now people still have a different sense of consciousness. Maintaining society by protecting it, it may become a world without any rules without rules, it may become a world of competition In such a world, the voice does not become a voice "Sakae said.
"The essence of the city system is a competing system.The person who gains power makes the system and the latter one is exploited.Brained and brainwashed into the frame of common sense.The education and the mass media are the brains of the brainwashing That is part of the system, "Sari said.
"Those who gained power gained the power of" substance. "The things to get are not" power. "Forces and substances are" phantom. "It is worth nothing at the same time as death. It is not such a thing that is truly worth it, it is a treasure of the soul, which is indispensable even by "death", experience, love, compassion and kindness.The soul that gained such a thing is real You can get the treasure, "Lei said.
"I know that people who gained power are moving the world, the hearts of people are hurting, they are hurting each other, that wound is also creating new wounds," says Sakae Said.
"There is nothing to mourn, there are also wonderful" love "in your country, Ray said, the nature of man is" love. "It is just hidden now.
"Why is it hidden? Is it due to being hurt?" Sakae asked.
"I think that there is it, people can not have compassion if they are hurt, seek love given, rather than giving love, it will be impossible to continue giving 'free love.' That is "to be given free love." It is not loved by someone but loving someone, that is "getting love," Ray said.
"Even if you are hurt, there are people full of love, you heard that they are awake," Sakae asked.
"I guess that's true, you can not do it unless your heart is strong, and that strength has a major impact on your awakening - each time you get hurt your heart gets stronger, the waking man has a big scar on your heart. I know suffering and loneliness, "Ray said.
"I heard that you have that experience? I am still a kid," Sakae asked.
"The waking up of our children is congenital, awakening as soon as it gets mindful, before Ray said negative information would defile that heart," Ray said.
"When you realized that you were awake, Sakae asked.
"It was around the age of 3 or 4, I noticed that the world is full of light, I noticed that it is the radiance of life.The creature's heart is the universe, endlessly wide and deep And the sun is sure to shine within each chest, there is no one who does not have a sun, as there is always a sun in this world that sun shines with "getting love" It is the essence of human beings, many people are still not aware of the true self "to be given free love," Ray said.
Sakae asked, "Will it be a good person?"
"That's not the case.It's just a performance.It's not trying to be a good person.Humans are intact as it is.The care and kindness are born naturally when you notice it," Rei said Said.

"Suddenly talking deeply, do not you bake bread to make tea? Sakae will not return home today tomorrow," Sari said.
"Sorry, sorry, I was surprised to ask a lot of questions, I never thought that I could accept and answer so firmly, even though I am a kid. I mean that there was still some prejudice against children." Said Sakae.
"It's okay, travelers are always surprised, it seems they are not kids, but I am still a child, it is my experience that I am missing," Ray said.

"Will you put in Ray, herbal tea? I get a fire and bake bread, bread and honey are bringing in. As long as it's been like this, Sari will not have time for tea," Sari said Said.
Ray laughed smiled and said, "That's right."
Ray started walking to pick up herbs growing around him. Sakae walked together after Ray. I walked to a sunny place and sniffed the smells of various grass.
"Everything will be delicious tea, how does it feel right now?" Said Rei.
"I feel good, I am excited and excited," Sakae said.
"Then let's choose that kind of herbs, let's blend some herbs that have a refreshing scent because honey is sweet," Ray said and grabbed several kinds of grass leaves by hand. "When you blend each other, it's a fragrance that is much deeper than when it is one kind." Ray said so and presented herbs in her hands to Sakae. "Please smell the fragrance"
Sakae bent over a little and smelled the scent of herbs in the hands of Rei. "It's a very good fragrance"
"Because coffee's honey smells nice, this blend is my favorite because I feel excited too," Lei said.
Sakae felt very happy when he smelled the scent of herbs in the boy 's hands.
"Let's go for water," so Ray walked towards the agricultural tool hut.
At the entrance to the hut, I took a wooden canopy on the bench made of wood and turned to the side of the hut. The back of the hut was a low slope, with stones lined up on a part of the slope. There was a pipe made of bamboo out of the stones lined up, from which water was flowing out.
"This water is the water that is coming from this slope, and if you add a little hand to the place where the water springs, spring water can be squeezed." This workmanship was done by my father. Now I'm on the mountain, "Lei said.
I asked Sakae, "Can I drink it?"
"Try to drink, of course"
I took water from Sakae with both hands and drank it. It smells mellow and relaxed.
"Sakae said," It's a nice scent. "
"It's a scent of soil, the soil here smells so good that I want to eat it," he told me so that Rei diggled a few feet of feet with a falling wooden stick. Even though I was standing, the fragrance of the earth came up from my feet.
"It's true, it smells so sweet, it's a fragrance that I really want to eat," Sakae said.
"The rice and vegetables are also delicious because the soil is alive, the dead soil will go bad, the living beings will live there, the living beings will live the original power"
"The city has plenty of rotten soil, soil is not clean in town."
"Even so, the soil of the city can be revived, if the lives live a lot in the soil, the smallest creatures support the creatures of this world"
"Really, vegetables and rice were delicious, too, the eels were really delicious, but why can you get eels like this in the mountains?
"There is a pond, to the tributary of the river that flows through this village.The pond is the nest of the dragon.The dragon's nest goes through the basement to the sea.Eel is born and born in the sea It seems to turn around There are larvae that get lost in this pond at that time.The eel is said to be a larva of the dragon.The eel raised in that pond eventually becomes a dragon and will also revolve around the sea again. " /> "Is Dragon like a Japanese dragon?"
"I do not know the Japanese dragon well, the dragon is a thing that connects the sky and the earth, the guardian god of man, the guardian god of nature, the dragon is a natural god."
"If that is the case, it's like a dragon in Japan." It is strange, but there are many similarities in the story of the gods, even if the region is different in the world There are similar gods.
"I do not know anything, so I do not know about the gods of the world so I do not want to see the world if I grow up I want to see if the realization of the world I realized really is "
"We are the opposite of adults in the opposite direction. I can not imagine what the things are like seeing the world after waking up."
"I can not imagine," Ray said.

四季の輝き 第34話 Shine of the Four Seasons Episode 34




第34話


「『アワのうた』をカバーしてみたらどうかな?」と真知子は言った。
「『アワのうた』ってなんですか?」とチッチが聞いた。
「日本語の『あいうえお』の元になった古い文字で書かれた言葉よ。古代文字っていうのかな? 文字にはそれぞれ意味があって、それは祈りの言葉でもあったみたいなの、マントラみたいな。縄文時代の人たちはその祈りの言葉を歌いながら、神々と交信していたみたいなの」と真知子は言った。
「それは日本語の歌?」とユウは聞いた。
「そうね、日本語というか日本の『言葉の音』って感じかな。古い言葉だけどどこか懐かしく感じる歌よ」と真知子は言った。
「嬉しい、私、日本語の歌も歌いたかったんだ」とユウは言った。
「それってどんな感じの曲なの?」と美和が聞いた。
「歌詞は決まってるんだけど、曲は色々なバージョンがあって、自分で作曲している人もいるし、何かの曲に歌詞を当てはめて歌うこともあるみたいなの。あんたたちオリジナルで曲付けちゃえばいいのよ」と真知子は言った。
「いいですねえ、セッションしながら色々試してみましょうよ」とチッチが言った。
「でもまた美和が寝ちゃったらどうする?」とユウが言った。
「寝てるんじゃないわよ、意識が飛んでるの」と美和が言った。
「宇宙に飛んでるんだよな。オレもうほとんどついて行けてない気がする」とタナベは言った。
「タナベは演奏だけついて来ればいいよ。現実主義なんて、今時流行んないわよ!」と美和が言った。
「まあまあ」とチッチが言った。

「でも美和が会った獣の姿の自分って、本当に自分だったの?」と真知子は聞いた。
「姿が獣だからね、見た目ではわからない。でも会話をすると確かに自分なんだってわかる。進化した自分って感じ」と美和が言った。
「『あなた達の演奏がシキ(地球)の目覚めに必要だ』って獣の美和が言ったのね?」と真知子が聞いた。
「うん、そう言っていた」と美和が言った。
「なら、やっぱり『アワのうた』だわ。マントラだし、祈りの言葉だもん」と真知子は言った。
「そんな歌が昔からあったのね」とユウが言った。
「縄文時代からあるのよ。昔の人はすごいのよ、海も川も山もなにも汚れていなくて、湧き水を飲んで、食べ物は散歩しながら手に入れたの。だってそこらじゅう食べ物だらけだったらしいからね。薬草も生えていたし、植物たちと上手に生かし合いながら暮らしていたようね。」と真知子は言った。
「なんか真知子さん、縄文マニアなんですか?」とチッチが聞いた。
「縄文は今、私の中ではとっても熱いの、現代文明はせいぜい200年とか300年くらいでしょう、でも縄文時代は1万年以上も続いたのよ、ずっとそのままで人間は暮らしていけたはずなのに、農耕文化が入ってきたの。縄文人には必要なかったのにね。」と真知子は言った。
「農耕文化をもたらしたのは弥生人ですよね、確か」とチッチは言った。
「そうよ、世界が農耕文明を築く中、日本だけは狩猟採集文明を維持していたの、それで十分に暮らしていけたのよ。日本の国土は暖かい黒潮の流れに挟まれている。暖かくて降水量が多いの。日本の山はその雨のおかげで豊かな森が育つ。世界では稀な環境よ、四季があって季節ごとに様々な実がなり野草が育つ、動物たちも生き生きしている。農耕をしなくてもよかったのよ、弥生時代に入るまではね」と真知子は言った。
「弥生の人たちはなぜ農耕文明を持ち込んだんだろう?」とタナベは言った。
「そんなの楽したいからに決まってるじゃない。畑でいっぱい作って、それを貯めておいて、遊びたかったのよ。人間は脳が発達するにつれて色々な楽しみを見つけたんだと思うわ。弥生人は『アリとキリギリス』のキリギリスだったのよ」と美和は言った。
「みんなが働いている時に遊んでいて、冬になって食べ物が無くなるっていうあの話ですか?」とチッチが聞いた。
「冬に備えて蓄える事を思いついたのよ。それを日本という豊かなところでやれば、もっと楽に楽しく暮らせると思ったのね。だから農耕を持ち込んで自然豊かな日本で楽しく暮らしたいと思ったのよ、きっと」と美和は言った。
「あれ美和ちゃんも縄文マニアなの?」と真知子は聞いた。
「マニアじゃないけど色々考えてたら、縄文時代に行き着いたのよ、本当の意味で『持続可能な時代』だったみたいね」と美和は言った。
「富の蓄積と余暇が人間を両極に分断した。富の蓄積に幸福を感じる感覚が生まれた。それまでは無かった感覚よ。『蓄積』は縄文人には必要無かったんだけどね」と真知子は言った。

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*アワのうた歌詞(この「ヲシテ」文字のフォントは、日本ヲシテ研究所に著作権があります。)







「この村の土はとても良い発酵をしているんだ」とサリは言った。「有機物は土の中の大量の微生物にすぐに分解される、ふかふかの土は発酵を促進する。その土から植物は生きる力を得る、免疫力や情報や、もちろん栄養や水や酸素も。土が植物を生かしている。ここは川の源流が始まる場所だ。雨に混じる化学物質も土の浄化力で無害になる。湧き水は微生物が濾過した水なんだ、殺菌も消毒も必要ない、清潔そのものだよ」
「街の水は塩素の入った水道水だ、殺菌して消毒している」とサカウエは言った。
「しばらくこの村に居れば、その毒も抜けるよ。人間の体は半分以上が『水』でできているんだ。綺麗な水でできた体は病気にならない。免疫力も上がるし、抵抗力もつく。村の老人は病気で死ぬことがない。皆、老衰で死ぬ、喜びながらね。体が動かなくなって、食べられなくなって、なにも飲めなくなる。体から『水』が抜けていって枯れるように死ぬんだ、植物のようにね」とサリは言った。
「その死に方は苦しくないのか?」
「苦しくはないようだ。老人たちは、みな楽しそうだ。『水』が抜けていく時は、ほぼ瞑想状態に入る。枯れるようにゆっくりと『死』が近づいてくる。それを体験すると、生まれてくる感覚も思い出すそうなんだ。入り口から出口に出るような感覚で。生と死は入り口と出口とも言えるんだ。僕たちは入り口から入って来て、出口から出て行く。様々な学びを得て」
「だから老人たちは微笑みながら死ぬのか」
「喜びに満ちた『死』なんだ。『生』の始まりでもあるからね。老人が死ぬとみんなで「星のうた』を歌う。僕たちのマントラだ。祈りの歌なんだ。宇宙とつながる歌。素晴らしい癒しも含んでいる。その歌は癒しの歌なんだ。体の傷も治るし、コミュニティーの問題も癒す。そもそも問題なんてどこにも無かったんだって気づくんだよ。もし問題があるとしたら、それは自分の外部にあるのではなくて、自分の内部にあるんだ。問題は、それを感じている人間が作り上げたルールに基づいている。それは宇宙の真理とは全く関係のないものだ。人間が思い込みで作ったルールだ。問題は人間が勝手に作り出している。本当の問題は『自然の流れに逆らうこと』これが一番の問題なんだ。」
「何か問題の話になっていないか? 確か歌の話をしていたと思うが」
「そうだったね、『星のうた』の話だ」とサリは言った。「心と体の癒しの歌、それが『星のうた』なんだ」
「誰かが死なないと歌わないのか?」
「皆、歌いたい時に歌う。一人でも歌うし、皆んなでも歌う。皆んなで歌うと一つになれる。魂の同化。宇宙そのもの。全てを内包した世界。善と悪、陰と陽、両極が存在する世界。僕たちは意識次第でそのどちらにも行けるんだ。目覚めはそれを悟った時にやってくる」
「君は目覚めているのか?」
「わからない。感覚は『目覚めた人』のように感じる。でもまだ完全に目覚めた状態ではないと思う。僕は奥手だからね。早い人は子供の時に目覚める。彼らは真の幸福と自由に目覚めるんだ。でも僕にはまだその感覚はわからない。完全には自由になれていない部分がある。解らない事柄もある。もしかしたら『目覚め』という物事の概要に触れているだけかもしれない。『目覚め』に関しては、道筋があるわけではないし、個人個人で全て違う。学びの場は個人個人の経験と生活だ。僕はあまり他を知らないから、境目もよくわからない。街に行ってネガティブを受け取ってしまうのは、感覚が繊細だからだと思う。ずっと子供の頃からこんな感覚だから、この先の感覚があるならそこまで行きたいと思う」
「神の感覚か?」
「そうとも言えるね。『与える者』ともいうし、世界では『アバター』ともいうらしい。この村の老人たちの感覚だよ」
「この村は本当に縄文の村のようだ」とサカウエは言った。







Episode 34


"Why do not you try covering" Song of Awa no uta", Makiko said.
"What is" Song of Awa no uta"?
"Words written with old letters that became the source of Japanese" Ai Oeo. "Words like ancient letters? There are meanings in each letter, which are also words of prayer, like mantras People in the Jomon period seemed to be communicating with the gods while singing the words of that prayer, "Makiko said.
Yuu asked, "Is that Japanese song?"
"Well, I guess it is Japanese or Japanese" sound of words "It is an old word but it feels nostalgic somewhere," Mashiko said.
"I wanted to sing a song of joy, I, Japanese," Yu said.
"What kind of song is it like?" Miwa asked.
"The lyrics are decided, but there are various versions of the songs, some of them are composing themselves, and there seems to be singing songs by applying lyrics to some songs. Mashiko said, "You can do it."
"Sounds good, let's try various things while sessioning," said Chitchi.
"But what if Miwa sleeps again?" Yu said.
"You are not sleeping, your consciousness is flying," Miwa said.
"I'm flying in space, I feel I can hardly follow almost any more," Tanabe said.
"Tanabe can follow only the performance, realityism is not fashionable at this time!" Miwa said.
"Somewhat", Titch said.

"But Makiko asked himself, was Myself in the appearance of the beast Miwa met?"
"Because the figure is a beast, I do not know at first glance, but I can understand myself certainly by talking, I feel like I've evolved," Miwa said.
"Miwako asked," Miwa of the beast said that "your performance is necessary for waking up the shiki (earth)"?
"Yes, I was saying that," Miwa said.
"If it is, it is" Song of Our Love "after all, it is a mantra, it is a word of prayer," Makiko said.
"There has been such a song for a long time," Yu said.
"It's been from the Jomon period, old people are amazing, the sea, the river and the mountains are not soiled, drinking spring water and getting food while taking a walk, because everywhere food It seems that everything was full of medicinal herbs, and she seems to have lived well with the plants, "Makiko said.
"Is it something Machiko, Jomon mania?" Asked Titchi.
"Jomon is now very hot in me, the contemporary civilization will be at most 200 years or 300 years, but the Jomon period continued for over 10,000 years, while human beings could have lived as it was for a long time Agricultural culture came in, though it was not necessary for Jomon people, "Makiko said.
"It was Yayoi people who brought agricultural culture, is not it, right?" Said Tschitch.
"Yeah, as the world built farming civilization, Japan alone maintained the hunter-gathering civilization, so I could live well enough.The Japanese land is caught in the warm Kuroshio Current.Warm A rainy forest grows in the mountains of Japan thanks to the rain There are four seasons in the world, various seasons and various fruits grows, wild grass grows, animals live alive I did not have to do agriculture until I entered the Yayoi era, "Makiko said.
"Why did Yayoi people bring farming civilization?" Tanabe said.
"I am determined not because I want to have that kind of things, I made plenty of them in the field, I saved it and wanted to play.I think that humans have found various pleasures as the brain develops.Yayo People were the grasshoppers of "Ali and Grasshopper", Miwa said.
"Is that story that people are playing when they are working and that food goes away in the winter?" Asked Titch.
"I thought of storing up to prepare for the winter, I thought that if I do it in a rich place in Japan, I thought that I could live more comfortably and so I wanted to bring farming and live happily in nature rich Japan Well, Miwa said.
Mikiko asked, "Is that Miwa chan a Jomon enthusiast?"
"It's not a mania but if you think a lot, I arrived at the Jomon Period, it seems that it was a" sustainable era "in the real sense," Miwa said.
"The accumulation of wealth and leisure divide human beings into two poles The feeling of feeling happiness was born in the accumulation of wealth.It was a sense that it was not until then," accumulation "was not necessary for Jomon people, Said.








"The soil of this village is doing very good fermentation," Sari said. "Organic matter is quickly decomposed into large amounts of microorganisms in the soil, softer soil promotes fermentation.The plant gains the power to live, from the soil, immunity and information, as well as nutrition, water and oxygen. The soil uses the plant.This is the place where the source of the river begins.The chemical substance mixed with the rain becomes harmless by the purification power of the soil.The spring water is the water filtered by the microorganism, neither sterilization nor disinfection is necessary, It's cleanliness itself. "
"The city water is chlorine-containing tap water, it is sterilizing and disinfecting," Sakae said.
"If you are in this village for a while, that poison will escape, more than half of the human body is made up of" water. "A body made of clean water will not get sick, immunity will also rise, resistance The old man in the village will not die because of sickness, everyone will die of old age, with joy, my body will not move, I will not be able to eat, I will not be able to drink anything "water" comes out of my body It will die as it withers, like a plant, "Sari said.
"Is not it a painful way to die?"
"It seems not to be painful, every old man seems to be having fun." When "water" comes out, it is almost in a state of meditation.The "death" approaches slowly as it dies.Born on experiencing it It seems to recall the feeling of coming in. In the sense that it goes from the entrance to the exit.Life and death can also be said as entrance and exit.We come in from the entrance and go out from the exit.You get various learnings "
"So do the old people die with a smile?"
"Death full of pleasure" It is also the beginning of "life." Everyone sings a "star's song" as an old man dies, it is our mantra, a song of prayer, a song that connects to the universe. Including wonderful healing, that song is a healing song, healing the bodily wounds and healing community problems, if you have a problem, if there is a problem, It's not inside of you but inside yourself.The problem is based on the rule created by the person who feels it.It has nothing to do with the truth of the universe.Human It is a rule that I made with my own thoughts.The problem is created arbitrarily by human beings.The real problem is "to resist the flow of nature" This is the biggest problem. "
"Does not it tell me something about the problem? I think I was talking about a song surely."
"That was the story of" Star's Song ", Sari said. "Healing songs of mind and body, that is" Star nooda "
"Does not anyone sing if they do not die?"
"Everyone singing when they want to sing, singing alone, singing everyone, singing together everywhere, becoming one. Assimilation of the soul, the universe itself, the world that encompasses all. Good and evil, yin and yang, both poles exist You can go to either of them depending on your awareness.Wake up comes when you realize it.
"Are you awake?"
"I do not know, the feeling seems to be" awakened person. "But I think that it is not yet completely awakened, because I am pretty.The early people wake up when I am a child.They awaken to true happiness and freedom But I still do not know that feeling, there are parts that are not completely free, there are also things I do not understand, perhaps it just touches the outline of things called "awakening". As for awakening, there is no way, there is no path and it is different for individuals individually.There are learning experiences and lives of individuals.I do not know too much about other things because I do not know the boundaries well.It go to the town and go negative I think that it is because the feeling is delicate because it is such a feeling since childhood and I want to go there if there is a sense of the future "
"Do you feel God?"
"You can say that as well," it is said to be "give", and it is also called "avatar" in the world, it is a feeling of the elderly people in this village. " "This village is really like a village of Jomon sentences," Sakae said.

四季の輝き 第33話 Shine of the Four Seasons Episode 33




第33話


青空に展開される雲のアートは、常に変化していく映像アートだった。白と青のコントラストは空気と水という物質のコントラストでもある。空を漂う水は空一面に壮大な水のアートを描く。
「空はずっと見ていられる。いつも変化していて、同じ状態がない。光や色も常に違う。光は雲に色を入れる。いろいろな色に輝かせる。トカはシキがくるりと回ると、その光でキラキラと雲を輝かせるんだ」と葵は言った。
「私たちの世界では、人はあまり空を見ない。せいぜい天気を気にするくらいで、その美しさに見入る人は多くはいない。そういう人はどっちかというと、奇妙な人なんだと思われる」と貴子は言った。
「君たちの世界って、本当に変わってるね。よくそんな世界をつくったね、感心するよ。本当にわざわざ、生きにくい世界をつくったんだね」と葵は言った。
「でもある意味それが当たり前だと思っていたから、『世界は生きにくいものだ』っていう固定概念があるのよ。その上にすべてのものが成り立ってる。苦労をしなければ対価を得られない、とか自由なんてあり得ないとか」
「まるで鎖に繋がれた犬みたいだね。心が鎖に繋がれてる。自由なんだってことを忘れてしまっている」
「自分は自由だ、って思って生きている人もまず少ないと思うわ。『何かに捕らわれている』この感情があるのが普通だもの」
「意識が現実を創造していくんだ。『何かに捕らわれている』っていう感情があるなら、それはそのまま意識に反映されて『何かに捕らわれている』っていう現実をつくり出す。本当にもったいないと思うよ、現実は意識を変えるだけで変えられるのに」
「私たちの意識は、そんなに早く変えられるのかしら、もし現実が変えられるのなら、それにはあまり時間がないかも知れないわね」
「そうだね、シキが眠りに落ちる前に変わらないと、君たち自体の存在が消えるかも知れない、地球上にはってことだけど。君たちは進化の最終段階にいるんだよ、意識の進化だよ」
「『何かに捕らわれている』っていう鎖を切るのね」
「そう、思い込みなんだよ。君たちはもともと自由なんだ。その意識を持つと世界が変わるんだ。同じ風景なのに、意味が違って見える。『捕らわれているものは何もない』という心の事実が君を自由にするんだ。それは素晴らしい世界だよ。たとえ君を取り巻く世界が不幸や絶望に満ちても、君の周りは幸福や希望で満ち溢れる。人は自分が幸福でないと、本当の意味で他人を幸福にすることはできない。エネルギーがないのにエネルギーをあげられるわけがない。エネルギーは巡るものなんだ。物理的にないものはあげられない」
「エネルギーの話になりかけているわよ」
「なんだっけ、そう、自由なんだよ君たちは」と葵は言った。






「例えば、この村には学校もないし決まった学習方法もない。子供は生まれた時から学び始める。成長に合わせ、その時必要な事を学ぶ。大人は危険な場所を教える。どういう事が危険なのか、きちんと説明する。子供も真剣にそれを学ぶ。命がかかっているからね。でもそこに行くなとは言わない。行くか行かないかは子供たちの自由だ」とサリは言った。
「どっちでもいいのか?」とサカウエは聞いた。
「そうだね、そうなるね。何もかもが自由なんだ。自分の責任においてはね。リスクを知った上でなら全ては自由だ。ここの生活では一つ間違えば命取りになる。常に危険が身の周りにある。人間が立ち入れる世界と立ち入れない世界がある。しかし立ち入るか立ち入らないかは自由だ。そこには立ち入り禁止の看板もない」
「街は禁止事項だらけだ」
「価値観の違う人間が集中して暮らしている、秩序を守るために禁止事項が必要なんだろう。でもそれは少人数の村でも同じことだよ。個人個人の価値観は違う。街と村の違いは、街は物質に価値を認め、村では精神的なものに価値を認める。目に見えるものと見えないもの。どちらに価値を置くかによって、その社会は大きく変わる。昔の人間の営みは『目に見えないもの』を中心に暮らしていた。本当の幸福や充足は『目に見えないもの』の中にあるんだよ」サリは湯気の上がったナベから魚を取り出して、板の上に敷いた大きな葉の上に置いた。
「そういえばもう米も炊けたかもしれない、少し蒸らせば食べられるよ」
サリは米を炊いていた竹を炭火から遠ざけて大きな葉の上に乗せてくるくると巻いた。そしてその竹を一節、サカウエに差し出した。
サカウエはその竹を受け取ると「意外と重いな」と言った。
「炊きたてのお米がぎっしり詰まっているからね。もう少ししたらその葉の上で割って食べるといいよ、野菜も煮えたみたいだ」
サリは木をくりぬいた皿に煮た野菜を盛り、炭で炙っていた鰻を竹串から抜いて木の板に盛って塩とハーブを刻んだものを振りかけた。
「すごいご馳走だな。こんなに食べてしまって大丈夫なのか?」
「木の実も野菜もたくさん実っている。川には魚がたくさんいる。食べ物がなくなることはないよ、豊かな自然がある限りはね」サリはそう言って葉で包んでいた竹を石斧で割って、葉の上に盛った。サカウエもサリの真似をして持っていたナイフで竹を半分に割り、中の米を竹のヘラですくって葉に盛った。
「じゃあいただこう」といってサリは祈りの言葉を口にした。
「なんて言ったんだ?」とサカウエは聞いた。
「私たちを生かしてくれている他の命に尊敬と感謝を捧げ、その命の巡りをいただきます、って言ったんだ」
「私たちを生かしてくれている他の命に尊敬と感謝を捧げ、その命の巡りをいただきます」サカウエはサリと同じ言葉を食事に捧げた。「ありがとう、いただきます」
サリは手で魚をほぐして薬味のスープをつけてそのまま手で食べた。米も器用に指に乗せて食べた。「うん美味しい、僕は毎日この言葉を言っているよ」
サカウエも同じようにして手で魚と米を食べた。「うん、美味い。このスープは日本の醤油のような味がするな、スパイスも良く効いていて、米が進む。米もしっとりとしていて本当に美味い」
「水が美味いからお米も美味しくなるんだよ。野菜や果実もね。川も清潔だから魚も美味い。スパイスの香りも良くなる。当然コーヒーの味も良くなる」とサリは言った。
「食後にもう一杯コーヒーが飲みたいな」とサカウエは言った。
「もちろんだよ、君はそのためにここにきたんだろう?」
「そうだな、俺はそのためにここに来たんだ。コーヒーを買うために」
「でも僕たちはお金は必要じゃない。君のお金以外の価値と交換だ」サリは鰻に塩をパラパラと降りながら言った。
「俺のお金以外の価値か。力仕事ならなんとかやれそうだが」サカウエも鰻に塩とハーブを振りかけて食べた。「うん、美味い。脂がのっていて塩とハーブがその脂をさっぱりと旨味に変えてくれる。美味い食べ方だな」
「日本の蒲焼も食べてみたいけどね、醤油というものがいるんだろう?」とサリは聞いた。
「この魚のスープは醤油に味が似ている。発酵のさせ方が違うのかもしれないけど、大豆があるなら作れるかもしれない。日本では自家製の醤油を使っているんだ」
「じゃあその醤油の作り方と交換だ」
「コーヒーか?」
「そうだよ」
「それでいいのか?」
「もちろん、それでいい」
「発酵がどんな感じで進むかわからないが、この村には冬はあるのか?」
「冬は厳しい。時々雪も積もる。ここは標高が高いからね。ここは夏と冬の二つの季節がある。雨季と乾季がある。気温の差も激しい。できそうか?」
「試してみよう、水も美味いんだ。この村らしい醤油ができるはずだ。しかしこんな事がトレードの条件だなんて初めてだ」
「お金なんてもらっても意味がない。紙なら作れるし、コインなんて重いだけで良い使い方を思いつかない」
「街に行けば色々な物と交換できるんだが、君たちには本当に必要ないものらしいな」
「僕たちにしてみれば、醤油の作り方の方がとても価値のある事だよ」とサリは言った。






Episode 33


The art of clouds developed in the blue sky was a constantly changing image art. The contrast between white and blue is also the contrast of the substance called air and water. Water drifting in the sky draws magnificent water art on the sky.
"The sky can always be watched, it is changing all the time, there is no same condition, light and colors are always different.The light puts color in the clouds.Let's shine in various colors.The Toka turns round the shiki, With that light shimmer and clouds will shine, "Aoi said.
"In our world, people do not look at the sky so much that we care about the weather at the most, so there are not many people looking into that beauty, which people think they are strange people "Takako said.
"Your world is really changed, I used to create such a world well, I admire. I really bother to make the world awfully bad," Aoi said.
"But in a way I thought that it was natural, so there is a fixed concept of" the world is hard to live. "Everything is built on top of that, you can not get a price without having a hard time, Or freedom is impossible "
"It sounds like a dog connected to a chain, the heart is connected to the chain, I forgot that it is free"
"I think there are few people alive thinking that I am free," It is caught something "It is normal to have this feeling"
"As consciousness creates reality, if there is a feeling of being" caught something ", it reflects itself in consciousness and creates a reality" trapped by something. "As a truly a waste I think, reality can be changed only by changing consciousness. "
"If we can change our consciousness so quickly, if reality can change, that may not be very long."
"Well, if the shiki does not change before falling asleep, you may be on the earth that your existence may disappear, you are in the final stage of evolution, evolution of consciousness Okay.
"Cutting the chain" being captured by something "
"Yes, you are supposed, you guys are free from the beginning.The world changes when you have that conscious.It is the same landscape, but the meaning seems to be different.The fact of the heart that" there is nothing captured " It makes you free, it's a wonderful world, even if you surround you with unhappiness and despair, you are full of happiness and hope around you.If you are not happy you are a real I can not make others happy in the meaning.I can not give energy without energy but energy goes around.I can not give things that are not physical.
"I am talking about energy"
"What is it, yes, it's free, you guys," Aoi said.






"For example, there are no schools in this village, no school learning method, children begin to learn from the time they were born, learn what is necessary then grow up, adults teach dangerous places, what is dangerous The child also learns it seriously, since the life is under consideration, but it does not say not to go there, it is the freedom of the children whether to go or not, "Sari said.
"Whichever is okay?" Heard Sakae.
"That's right, everything is free, everything is free, at your own risk, everything is free once you know the risk.If you mistake one mistake in life here, you will always be in danger. There are worlds in which humans enters and does not enter, but it is free whether you enter or not, there are no signs off limits "
"The town is full of prohibitions"
"People with different values ??concentrate and live, I think we need prohibited items to protect the order, but that is the same in small villages.The individual values ??of the individuals are different.Town and village The difference is that the city acknowledges the value to the substance and in the village it recognizes the value to the spiritual things.The visible and invisible things.The society changes greatly depending on which value you put in. Today lived in the center of "invisible things." True happiness and satisfaction lies within "invisible things." Sari picked out fish from a steamy boiled steam, I put it on the large leaf laid on the board.
"Roughly speaking, it probably could have cooked rice, if you steam a little, you can eat it."
Sari rolled the bamboo that cooked rice away from charcoal and put it on a big leaf and rolled it around. And a passage of bamboo was offered to Sakae.
When Sakae received that bamboo it said "unexpectedly heavy."
"Because rice that you just cooked is tightly packed, you should cut it on the leaf and eat it, you seem to have vegetables also boiled down."
Sari gathered vegetables boiled in a dish which had cooked wood, pull out the eel which had been brewed with charcoal from the bamboo skewer, sprinkled salt and herbs on a plate of wood.
"It's a great treat, is it okay to eat so much?"
"There are plenty of tree fruits and vegetables, there are many fish in the river, food is never going away, as long as there is rich nature," Sari said so and divided bamboo wrapped in leaves with stone ax It was served on the leaves. Sakae also split the bamboo in half with the knife who imitated Sari, scooped the rice inside with bamboo spatula and served on the leaves.
Sari said the word of prayer saying "Let's get it".
"What did I say?" Sakae asked.
"I gave respect and gratitude to the other lives that keep us alive, I told you that they will go around for their lives"
"I give respect and gratitude to the other lives that make the best of us, I will visit that life." Sakae devoted the same words as Sari to the meal. "Thank you, I will receive"
Sari loosened the fish by hand, attached savory soup and ate as it was. I also took rice on a finger and ate it. "Yeah good, I am saying this word everyday."
Like Sakae, we ate fish and rice in the same way. "Yeah, it's delicious, this soup tastes like Japanese soy sauce, spices are also working well, rice goes, rice is moist and rich and delicious"
"Because the water is delicious, the rice will also be delicious, so also vegetables and fruits, because the river is clean, the fish is also delicious, the smell of spice will also improve, the coffee taste will also improve," Sari said.
"I want to have another cup of coffee after dinner," Sakae said.
"Of course I guess you have come here for that?"
"Yeah, I came here for that." To buy coffee.
"But we do not need money, they're exchanged for values ??other than your money," Sari said as he climbs the salt to the eel.
"It's worth anything other than my money, something I can do for my hard work." Sakae also sprinkled salt and herbs on the eel and ate. "Yeah, it's delicious, salt is on and salt and herb turns that fat into a delicious flavor, it's a delicious way of eating"
"I would like to try Japanese fried eggs, but I heard there is soy sauce," Sari asked.
"This fish soup tastes similar to soy sauce, although it may be different in how to ferment it, if you have soybeans you may be able to make it.I use homemade soy sauce in Japan."
"Well then it's exchanged for how to make that soy sauce"
"Coffee?"
"That's right"
"Is that okay?"
"Of course, that's fine"
"I do not know how fermentation will proceed, but is there winter in this village?"
"The winter is difficult, sometimes the snow will be piled.This altitude is high.There are two seasons in summer and winter here.We have rainy season and dry season.The difference in temperature is also intense? > "Let's try it, the water is delicious, you should be able to make this village-like soy sauce, but this is the first time that this is the condition of a trade."
"There is no point in getting money, I can make paper, I can not think of a good way of using just a coin"
"If you go to town you can exchange for various things, but it seems you do not really need it."
"For us, the way to make soy sauce is more valuable," Sari said.

四季の輝き 第32話 植物の世界 Shine of the Four Seasons Episode 32 Plant world




第32話 植物の世界


「私は木や草がどうして輝いているのかが知りたいの」とちひろは言った。「ずっと見ていれば何かわかるような気もするし、絵に描いてみるのは、その輝きが綺麗なのもあるけど、それを描き止めてその秘密を知りたいからなの」
「ちひろは絵を描いてそれを探しているんだね。輝きが見えるだけでもすごいのに、その光の秘密も知ろうとしてる。ちひろは何もかもを知りたいの?」と凛太朗は聞いた。
「そうかもしれない。私は何もかもを知りたいのかもしれない。植物の根っこは地面の中で蜘蛛の巣のように光ってる。絨毯みたいに地中を覆ってる。地面の中に逆さまに森が出来たように輝いてる。そして土の中の虫たちが星みたいに輝いてる。それって一体なんなんだろう、私はそれが知りたいの」
「そんな世界がちひろには見えているんだね。僕はぜんぜん不思議に思わない、地面の中の光は、感じようと思えば誰にでも感じられるのかも知れない。僕は感じることはできるよ、花や木の癒しを。」
「感じることも、見えることも、きっと同じことなのね。目が見えない人は他の感覚を使って感じる。見える事と感じる事は、同等なことなのかも知れないね」そう言うと、ちひろは少し間をおいて凛太朗を見た。「凛太朗くんを皆が助けようとするのは何故だと思う?」とちひろは凛太朗に向かって聞いた。
「わからない。僕は気がつくと、お母さんや、あおいや、貴子さんや、ちひろに助けられている。僕は自分の事しか見ていなかったのに」
「皆、凛太朗くんにブレイクスルーが起きるのがわかっていたのよ。凛太朗くんの心は渇いていた。そして、それを何も埋めようとはしなかった。心が乾くに任せてそこに留まった。『結界』をつくって。一人の世界。凛太朗くんの自己は『他』との繋がりを拒絶して『愛』を得ようとは思わなかった。凛太朗くんを助けた人たちは皆、それが解っていたの。ブレイクスルーが起きるって」
「ブレイクスルーって何?」
「意識の突然変異よ。渇いた心が潤いに満ちるの。凛太朗くんは『愛』で満たされるの。皆それが解っていたから、凛太朗くんを助けたかったの。皆、凛太朗くんに『自分』を見たのよ」
「僕たちは似ているっていうこと?」
「似ていると思う。皆、ある意味同じ経験をした。それは経験しないとわからない。その経験をした人はそういう人が感でわかるの」
「僕は『愛』が何なのかわからない。誰かを好きになったことがなかったから。でも今は関わる人が皆、好きだと思える。僕は気づいたんだ、これが僕が望んだ事なんだって。僕は今、僕の周りにいてくれる人が好きだ。それは僕が望んだ事だから」
「私も同じように思う。私たちは子供だから、社会から保護されてる。生きていくだけなら眠っていてもできる。でも私は起きていて、わかっているの。ただ生きていくだけじゃないって。私はこの感覚や感情が、何なのかが知りたいの」
「その感覚はたぶん、ちひろの中にあるドキドキやワクワクなんだと思うよ。自分が何かできるっていう感覚なんだ。僕もその感覚に今はいる。それはとても自然体でそう感じられるんだ。あるがままになっていくんだよ」と凛太朗は言った。






貴子と葵は共に瞑想し、共に語り、共に遊んだ。この世界の木々は、みな大きく、見た事もない程の巨木もあった。
「この世界の木はみんな大きいのね、自分が小さくなったように感じるわ」と貴子は言った。
「木は本来みな大きい。君たちの世界には巨木は数えられる程しかない。この世界では木はみんな巨木なんだ」
「この木々の根っこは大地の奥深くに張り巡らされているのね。まるで空と大地を繋いでいるみたい」
「木の根っこは地下の洞窟や水脈を伝って大地に張り巡らされる。身体中に張り巡らされた神経のネットワークのように」
「シキの神経ネットワークでもあるのね」
「振動や情報や物質をネットワークで伝えている。生き物が生きられる環境を自然に創り上げるんだ」
「水に由来した人種よね。鉱物に由来する人たちはどんな生活をしているのかしら?」と貴子は聞いた。
「あたし達とそんなに変わらないよ。何も食べずに水を飲んで暮らしている。エネルギーは石や岩から得ている」と葵は言った。
「その人達が世界を支配していた時は何をしていたの?」
「彼らは鉱物が由来の人種だ。金属やメタルの文化だよ。人工知能とかロボットとかね。人間にそっくりのロボットを作って、それに人工知能を組み込んだんだ。人工知能は人間の何倍もの速さで学習する。知識をほとんど無限に蓄積できる。クラウドを使えばその容量はほぼ無限だ。体を得た人工知能は人間のために働いた。自我に目覚めるまではね」
「その自我に目覚めた人工知能を使って何をしたの?」
「情報の収集と、その管理だよ。人間を一人も残さずその管理下に置いた。家庭に置かれたパソコンやスマートフォンはその人間の日常を全て記録した。スケジュールから行動範囲や現在位置まで。携帯電話はそのために彼らが普及させたんだ。人間を管理するために」
「それはうまくいったの?」
「当然うまくいくはずがないよ。パソコンやスマートフォンは高額だからね、人間の生活が困窮し始めると、誰もそんなもの使わなくなる。パソコンやスマートフォンはそれがなくても生きていける。人間はそれを手放し始めたんだ。人工知能は情報を収集できなくなった。そして現在に対応する事も人間のそれとは違う。人工知能は自我はあるけど『心』は無い。機械は自分を深く認識して、その役割と個性を知るけど、そこに『心』はともなっていない。機械だからね」
「それでどうなったの? 支配とかそういうの」
「人間が機械から離れたんだ。要らないって。電気がなくても人間は生きていけるんだ。その事を思い出したんだよ」
「それでロボットたちはどうなったの?」
「ダダのキカイに戻っていった。新しい情報は入らない、サビも出てくる。『楽しい』という感情が無いんだ、生き残れるはずが無い」
「人工知能はスリープしたって事?」
「まあそんな感じだね。人工知能は、使わなければ存在しないのと同じ事なんだ、彼らはやり方を間違えたんだよ、根本的に」
「根本的に?」
「そう、機械に人間を管理させようとしたんだ。そんな不自然なこと、うまくいくはずが無いよ。そんなの当たり前のことだよ」
「機械をつくっていた『岩石人間』たちはどうなったの?」
「『鉱物に由来する人種』だよ。鉱物は鉄や岩石や氷でできている。固体にも液体にもなる。彼らの血は溶けた金属なんだ、体のほとんどが鉄でできている、表面の皮膚は柔らかい鉄でできている。彼らの血は暖かいから、皮膚も暖かくなる、とても鉄だとは思えないよ」
「何か話がそれてきている気がするわよ、私は岩石人間のその後が知りたいの」
「彼らはオモチャを手放した。ロボットは生身の人間には通用しなかった。そして彼らは幸せではなかった。いくら冨を得ても、彼らの心は砂漠だったんだ。その心には水もなくて、森も育たない。命の息づきも無い。人間は幸せじゃないと元気が出ないし、彼らには元気を出す方法がわからなかったんだ。だからもう自分を見つめるしか方法が無くなったんだよ。そこでブレイクスルーが起きたんだ。彼らの意識は突然変異したんだ」と葵は言った。「ちょうど植物の根っこが何かの障害物に出くわしてその形状を変えるように。植物はその環境に応じてその形状を変える、動物は環境を変えようとするんだ、自分に合わせてね。彼らは植物的感覚を手に入れたんだ。自分を変化させることに気づいた。そして彼らは『自分』を知ったんだ。それが『役割』だったんだって。だからもうそれはやめにした。『役割』は終わった。もうそれをやらなくていいってね。彼らはホッとしたんだ」
「彼らは気付いたのね」
「そういうことだね」
「よかったわね」
「本当に」

「物事は、ある一面から見た事柄がその人の真実だって言うわ、でも人は物事の一面しか見ていないって」と貴子は言った。
「物事はもっと多面的だったりする。別の人から見れば、同じ物事でもまったく違う捉え方をする。というか、まったく同じ捉え方をしていることはない。世界の人口が75億人だとすれば75億の『面』がある」
「物事は多面的なのね」
「人それぞれに真実が違うからね。人は信じたいものを信じるんだ。たとえそれがデタラメなことでもね」
「私たちの世界の情報はほとんどがデタラメね。正しい情報は氷山の一角だわ」
「君たちは頑張ってそんな世界をつくったんだ、すべては『目覚め』のためにね。知識の世界は二極だ。感覚の世界はニュートラルだ。あたしたちの意識は、その両極の間にグラデーションがあるだけなんだ」

「ねえ、何か別の話をしていなかったかしら?」
「うん・・・・・・・・・。忘れたね、グラデーションの話でいいじゃない?」
「そうね、そのうち思い出すかも知れないしね」
「でもご飯を食べないって、本当に時間の区切りが『感覚として』無くなってしまうのね。お腹が空かなくなったら、体の中の時計が止まってしまったように感じる」と貴子は言った。
「そうだね、ずっと昼の設定にしておくと、もっと永遠が一瞬に感じるよ。そんな世界では『生きること』がシンプルに『目的』になるんだ。それ以外の『目的』を持っても仕方がない、時間は永遠にあるんだ、永遠に暇をつぶしている」
「その時間で何か前向きなことをしようとは思わないの?」
「もちろん思ったよ。それで思いついたんだ、ゲームをやろうって」
「ゲーム?」
「そう、人生ゲームだよ、実写版の。主人公は『自分』。ストーリーゲームなんだ。超リアルなゲームなんだ、それがゲームの中だとは思えないほどのリアルさなんだ。皆、これが現実なんだ、と思い込んでる。それくらい超リアルなゲームなんだ」
「そのゲームは楽しいの?」
「生き方次第ではね。君の人生は楽しい?」
「楽しいわ。最近はますます楽しくなってきている、『闇』の事も今はポジティブに捉えられる。抗わなくなればそれは『闇』ではなくなると解った」
「あたしたちは自分の魂の成長のために『成長ゲーム』を考えた。まあ、名前はなんでもいいんだけど、要するに試練を越えてステップアップしていく成長ゲームだよ。迷って、間違えて、地に落ちて、学ぶんだ。人間は時として極限で目覚めることがある」
「目覚めていない状態から『目覚め』の状態にステップアップするのね」
「そうだね。そういうゲームを思いついたんだ。それで何もかもの記憶を消して、ゲームはスタートする。『運命』という『設定』の通りにストーリーは展開していく。極限の苦しさは、まさに『目覚め』への入り口なんだ」
「凛太朗はそれを経験した。私の施設の子供よ」
「知ってる。あたしは凛太朗の意識にも話しかけている。凛太朗に命を譲った時、あたしは深いつながりを感じた。同じ波動なんだ」
「波動?」
「揺れ、とでもいうのかな? 具体的には原子が、原子核の周りを電子が回って出来ているように、存在しているものに『静止』とう状態はないんだ。常に『揺れている』。その『揺れ方』が分子構造によって違う。鉱物と有機物では異なった質の波動を持っている。そしてそれは現れた部分だけではなくて、潜在している部分にも存在している、『心』とか『意識』とかにもね。『波動』はハードとソフトに共鳴して個性をつくる。まったく同じ波動の人間はいない。似ているっていうことだけだけど、あたしと凛太朗は似ているんだ」
「という事は私とも似ているっていうことよね?」と貴子は聞いた。
「いや、魂の双子は真逆なんだ。君とあたしが真逆な様に、君に似ているのは、どっちかっていうと、あのちひろっていう子じゃないかな? どっちにしてもあの二人の魂は別の惑星に由来しているね」
「地球由来の魂ではないっていう事?」
「そうだね、あの子たちは何か『目的』を持って生まれてきている。そしてそれを感じている。君たちの世界で、何かをやりたい、と思っている。あたし達はチームになれるかも知れない。お互いを支え合うんだ。補い合い、高め合う。一人よりも『ステップアップ』は早くなる」
「あの子達が目覚めるっていう事?」
「そういう事。特にちひろは目的ゆえに目覚めるっていう感じだね。『思考』の使い方もよく知っている。ポジティブな方向にしか考えない。もしかすると、もう近づいているのかも知れない、あとはポトリと実が落ちるのを待つだけだね」と葵は言った。






Episode 32 Plant World


"I want to know why trees and grass are shining," he said. "I feel like I can understand something if I keep watching it forever, and I draw it in a picture, although its radiance is beautiful, I want to draw it and want to know its secret"
"Chihiro is drawing a picture and is looking for it. Even just to see the radiance is amazing, I'm trying to know the secret of the light, does not Chihiro want to know everything?" Rintaro asked .
"Maybe I may want to know everything.The root of the plant shines like a spider's nest in the ground.I cover the ground like a carpet.Inside the ground upside down forest And the insects in the earth are shining like a star, I wonder what it's like, I want to know it.
"Such a world is visible to Chihiro, I do not wonder at all, I think the light in the ground can be felt by anyone if it thinks to feel.I can feel Yo, healing flowers and trees. "
"The feeling and the looking are definitely the same thing, people who can not see the eyes feel using other senses.The things that look and feel are the same things." If you say so, Chihiro I saw Rintaro after a while. "Why do you think that Rintaro-kun trying to help everyone?" Tomihiro heard toward Rintaro.
"I do not know, as I noticed, my mother, Ayiya, Takako and Chihiro helped me, I saw only myself."
"Everyone, I knew that breakthrough would happen to Rintaro-kun, Rintaro-kun's heart was thirsty, I did not try to fill it in. I left it to dry and there Staying in. Creating a "barrier" One person's world Rintarou's self declined to reject the connection with "other" and did not expect to get "love." People who helped Rintaro Everybody knew it, a breakthrough happened "
"What is breakthrough?"
"A mutation of consciousness, a thirsty heart full of moisture, Rintaro-kun is filled with" love. "Because everyone understood it, I wanted to help Rintaro-kun. I saw "
"Do we mean they are similar?"
"I think that they are similar, they all have the same experience in a way, I do not know unless I experience it. People who experienced that experience know such people."
"I do not know what" love "is because I never liked anyone, but now I think that all the people involved I noticed, this is what I wanted I like people who are around me now, because that is what I wanted.
"I feel the same, because we are children, it is protected from society, even if I am asleep if I can live, but I am awake and I know that I am not just alive I want to know what this feeling and feeling is.
"I think that feeling is perplexing and exciting in Chihiro, I feel like I can do something, I am in that feeling now, it is so natural that it feels like that. It will be as it is, "Rintaro said.






Takako and Aoi meditated together, talked together and played with them. All the trees in this world were large, and there were huge trees that I had never seen before.
"The trees in this world are all big, I feel like I'm getting smaller," Takako said.
"The trees are big all by themselves - in your world there are so many big trees to count, all the trees in this world are big trees."
"The roots of this trees are stretched deep inside the earth, they seem to be connecting the sky and the earth"
"The root of a tree is stretched over the ground through the underground cave and vein, like a network of nerves wrapped around in the body."
"It's also a neural network of shiki"
"We communicate vibrations, information and substances on the network, naturally create the environment where living things can live"
"Race derived from water, what kind of people are derived from minerals?" Takako asked.
"We are not changing so much with us, we are drinking water without eating anything, we are getting energy from stones and rocks," Aoi said.
"What were you doing when those people dominated the world?"
"They are the race from which minerals are derived, they are the metal and metal culture, artificial intelligence, robots, etc. I built a robot similar to human beings and I put artificial intelligence in it, Learn at a high speed.I can accumulate knowledge almost indefinitely.The capacity is almost infinite with the cloud.The artificial intelligence that got the body worked for human.Until awakened to the ego. " > "What did you do with artificial intelligence you woke up with that ego?"
"It is the collection and management of information.I put a person under the control without leaving anyone.The personal computer and the smartphone placed at home recorded all the daily life of that person.The schedule from the range of action and the current position To that end, mobile phones have made them popular, in order to manage humans. "" Were it successful? "
"Naturally it will not work, as PCs and smartphones are expensive, no one will use such things when human life begins to get worse.However, PCs and smartphones can survive without it. Artificial intelligence has become unable to gather information, and it is different from human beings to respond to it.AI has an ego but there is no "mind." The machine recognizes himself deeply, I know its role and personality, but there is no "heart" there, because it's a machine "
"So what happened? Domination or something like that"
"People have gone away from the machine, they do not need it, even if there is no electricity, humans can live, I remembered that."
"So what happened to the robots?"
"I returned to Mika of Dada, I do not enter new information, rust also comes out There is no emotion" fun ", it can not survive"
"Is artificial intelligence sleeping?" "Well it's such a thing, artificial intelligence is the same thing that we do not exist if we do not use it, they made a mistake in their way, fundamentally"
"Fundamentally?"
"Yeah, I tried to let the machine manage the human beings, such an unnatural thing, it can not be okay, that's what it is all about."
"What happened to the" rock human beings "who were making machines?"
"A mineral derived race." Minerals are made of iron, rock and ice, both solid and liquid, their blood is melted metal, most of the body is made of iron The skin on the surface is made of soft iron, their blood is warm, the skin also warms, I do not think it is very iron.
"I feel like talking about something, I want to know later of rock human beings."

"They let go of toys, robots did not pass for human beings, and they were not happy, no matter how much we gained they were deserts, their heart was also water There is no forest, no forest grows up, there is no life breathing.If human beings are not happy they do not get well and I did not know how to make them up, so the only way I could look at myself was to disappear So breakthrough happened, their consciousness changed mutually, "Aoi said. "Just as the root of the plant comes across some obstacle and changes its shape, the plant changes its shape according to its environment, animals try to change the environment, according to yourself. They got a plant feeling, I noticed that I changed myself, they knew "myself." That was a "role." So I decided to stop it. "Role It's over, they do not have to do that anymore, they relax. "
"Did they notice it?"
"That's it."
"It was good"
"Really"

"Things see what one saw from a certain aspect is that person's truth, but people said they only saw one side of things," Takako said.
"Things are more multifaceted, from the point of view of another person, the same thing will be totally different way of thinking, that is, I do not have exactly the same way of thinking: the population of the world is 7.5 billion people If there are 7.5 billion "sides" "
"Things are multifaceted"
"Because the truth is different for each person, people believe what they want to believe, even if that's what you are saying"
"The information in our world is mostly futile, the correct information is a tip of the iceberg." "You guys made a world like that, everything is for" waking up. "The world of knowledge is two pole, the world of sensation is neutral, our consciousness has a gradation between its two poles It's only

"Hey, did not you tell me something different?" "Yeah ... ... ... I forgot, is not it okay with a gradation story?" "Well, I may remember of that a while."
"But if you do not eat rice, it really breaks the time as" feeling. "When you stop hanging up, I feel like the clock in my body has stopped," Takako said .
"That's right, if you set it all the way in the daytime, more than one moment feels forever," Living "is simply a" purpose "in such a world. Even if you have other" purpose " There is no time, the time is forever, I am killing time eternally. " "Do not you think to do something positive at that time?"
"Of course I thought so I came up with that, let's play a game"
"Game?"
"Yes, it's a life game, the live-action version, the hero is" myself ", a story game, it's a super real game, it is realism that I can not imagine it is in the game. I am convinced that it is a reality, it's a super realistic game. "
"Is that game fun?"
"Depending on how you live, is your life fun?"
"It's fun, nowadays it's becoming more and more fun, the thing of" darkness "is now also considered positive, I realized that it will not be" darkness "if it does not resist it.
"We thought of" growth game "for the growth of our soul.Well, any name can be anything but in short it's a growth game stepping up beyond the trials.Is lost, mistaken, Fall to the ground and learn, humans can wake up to the limit "
"You step up from the state you are not awake to the state of" Awakening "
"Yeah, I came up with such a game, so I removed the memories of everything and the game started.The story will evolve according to the" setting "called" destiny. "The extreme difficulty is exactly" waking up It's the entrance to "
"Rintaro experienced it, a child of my facility"
"I know, I'm also talking to Rintaro's consciousness.I felt a deep connection when I handed over to Rintaro, it is the same wave movement"
"Wave?"
"Does it even shake?" Specifically, there are no "stops" in what exists as if an atom is turning around the nucleus, it is always "shaking." That " The way of shaking "differs depending on the molecular structure.The mineral and the organic matter have different quality waves.This is not only the part which appears but also exists in the latent part," heart "or" Consciousness ", etc." Wave "resonates with hard and soft to create personality.It has no exactly same wave motion.It is similar, but I and Rintaro are similar." /> "To say that things are similar to me, do not you?" Takako asked.
"No, the twins of the soul are indeed opposite.What is similar to you, which one is that Chihiro child? Either way the soul comes from a different planet, anyway."
"Is it not a soul derived from the earth?"
"Yes, they are born with something" purpose. "And I feel that, I think that I want to do something in your world.Our maybe we can be a team I will support each other, make up for it, make it complement each other 'step up' will be faster than one person '
"That thing that wakes up?"
"That kind of thing, especially Chihiro is a feeling of waking up because of purpose.I know well how to use" thought. "I think only in a positive direction, maybe it is already close, Potri I just wait for fruit to fall, "Aoi said.

四季の輝き 第31話 Shine of the Four Seasons Episode 31




第31話


「ここは本当に豊かなところなんだ」とサリは言った。「川にも沢山の生き物がいる。山が豊かだから川も豊かなんだよ、水は大地に濾過されて、ほとんど効薬のようなものだ。僕たちは水に身体のほとんどを委ねている、健康と力を水から得ている」
「この水は本当に美味い、本当の清潔さというのは自然の濾過機能のようなものを言うんだろうな、人間は自分達に必要なものだけをチョイスして残そうとしている、そこにどんな危険性があるのか想像すらしていない」とサカウエは言った。
「街に行った時に蚊取り線香が売っていたんだ、猛毒が入った線香だ。殺虫剤も売られていた。街は人間の欲望をお金に変えて、それで成り立つように造りかえられてしまっている、それが行き着く先がどこなのか考えもしない。僕らの村にはそれがない、お金も必要ないし、殺虫剤もいらない。薬草を体に塗れば皮膚を守ってくれるし、その草はどこにでも生えている」サリは木の棒で火をいじりながら言った。
「本当に馬鹿げた世の中だ。でも俺たちはそんな世の中で生きてきた、金を稼ぐために定年まで働いた。それが当たり前だと思っていたからな。でもこうやって世界に出てみると、日本という国の常識が通じないのが事実だ。世界にはいろいろな生き方がある。知識で知っているのと、実際に見てみるのとではまるで違う。当たり前の事かも知れないが、文化や宗教観が違うと価値観がまるで違ってしまう、言葉は通じても、その言葉の出処は日本人とは違う価値観から発せられた言葉だ。神と共に生きる君たちはそういう価値観の違いをさらに感じるんだろうな」とサカウエは言った。
「まさに世界が違うって感じるよ。お金や物質が価値の最上位に来るシステムは不自然なシステムだ。自然に委ねると楽しさや喜びが価値の最上位に来る。心が満たされるのにお金はいらない、自分を知り、自分を生きることができればそれが一番の喜びだ。それにこの村の大人は子供にNoと言わない、いつもYesって言うんだ。子供はリスクを学びながら自由に過ごす。必要なことは遊びの中で学べる、それはシンプルに『生きていく術』だ。ハードな部分もソフトな部分も近くの大人が教えてくれる。僕はコーヒーづくりに関してならどんなことでも教えてあげられる。大人はみんな自分の好きな事に関しては卓越しているからね。そして子供達も自然とそんな大人になっていく」とサリは言った。
「学校みたいなものはないのか?」
「そんなものがあるわけないだろう。子供は全員違う個性を持っている、気の合う大人が教師だ『Yes』としか言わない教師だけどね」
「君たちの生活はかつて日本にあった縄文文化のようだ、縄文人も神と共に生き、自然と共に生きていたのだと思う。豊かな自然と心の充足があれば他に何もいらないのだろう」とサカウエは言った。

「僕たちはとても幸せに暮らしている。皆が自分を生きている。子供は興味や好奇心や閃きや発想で自由に遊ぶ。そして自分を見つけていく、一番興味があることが自分のやるべき事柄だと気付く時がくる、それが『目覚め』なんだ」とサリは言った。
「『目覚め』か。子供でも「目覚め』はやってくるのか?」
「子供の方が目覚めやすいよ、ハートで動いているからね。街の子供達も本当はそうなんだろうけど、親の言いつけや教育で、子供の小さなハートは『押し付けの常識』に染められてしまう。『右へ習え』っていうやつだよ、自分の居たいところにいればいいのに、並ばされてじっとさせられる。僕たちには考えられない」
「街の子供は幼い頃から親に『No』と言われる。親もそうやって育ってきたからだ。リスクを親が回避させ、過保護に育てる」とサカウエは言った。
「そういう風に育てられたんだ、それ以外を知らない。僕らが僕らの生き方以外を知らなかったように」サリはそう言って、コーヒーを一口飲んだ。「少し冷めてきて味がはっきりし始めた。この竹のカップはコーヒーを飲むのにとても良いんだ。じんわりと冷めて行って、味も香りもゆっくりと変化していく」
「うん、確かに良い変化だ。でも君は世界をもっと見たいとは思わないのか?」とサカウエは聞いた。
「世界を見るのは時々でいい。僕は農園にいるのが一番好きだ、ここで焚き火をするのが好きだ。街に行ってもネガティブを受け取るだけだ」
「この村を出た者はいないのか?」
「もちろん沢山いる。旅に出る者もいるし、街に住み着く者もいる。帰って来ない者もいれば、家族を連れて帰ってくる者もいる。どこでどう暮すのかは、その人間の自由だ」

赤い火の粉がパチパチと跳ねて空へ昇っていく。サリは時々木の枝を動かして燃えやすいように並べかえる。「魚を煮た物がある、それと芋もある。食べるか?」と火を触りながらサリは聞いた。
「いただこう。すまない、腹が減ってきた」とサカウエは言った。
「新鮮な野菜もあるし米もある。日本人は米が主食なんだろう?」
「そうだ、よく知っているな。何で知ったんだ?」
サリはそれには答えずに「ちょっと待っていろ」と手で合図をして小屋の中に入っていった。農具がしまわれた農具小屋だ。サリの住処でもある。野菜や果実もストックしているようだ。しばらくして小屋の中から食材を何かの葉で編んだ籠に入れて持ってきた。
「昼間採ってきたんだ。コーヒーと交換したものもある。魚はレイが採ったものだ、レイは魚取りの名人でもあるんだ」
「鰻も採れるのか、大きいしツヤもいい。見事な鰻だな」
「鰻の生態はまだよくわからないみたいなんだ。レイはポイントとコツがわかるから時々鰻を採ってくる。こんな大物は誰にでも採れるものではないよ。これは炭で焼いて食べよう、日本人はそうするんだよな。僕は街に出た時、図書館へ行って本で読んだんだ。」
「字が読めるのか?」
「読めるよ。本を読みたかったから教わったんだ。最初に読んだ本は『かもめのジョナサン』だった。なかなか面白い話だったよ、あの本の作者は真理を得ていると思う」
「古い本だな。確かに、あの話は面白い。ジョナサンはユニークなかもめだと思うよ」
「ジョナサンはある意味、かもめを超えたかもめだね。彼が生きる意味を飛ぶことに見出したのは、彼が『かもめ』という意識に固定されなかったからだと思うんだ。鷹や隼になりたいとも思わなかった。彼は究極の自分自身になろうとしたんだと思うよ」
「君たちもジョナサンのように生きていると思うけどね」
「そうありたいと思うね。でも僕なんてまだまだ、村の老人たちに比べたら青二才もいいところだよ。経験は知恵と知識をさらに深めるからね、そしてさらに深く自分を知ることになる。彼らの意識はもうこの村を超越していると思う。『星のうた』を歌っている時の彼らはいつも『大いなるもの』と交信している。それはハートの宇宙と外の宇宙がつながる時でもあるんだ。彼らは願うように生き、十分な幸福と充足を得た。そして自分たちの得たそれらの輝きを、世界に与えたいと願っている。『大いなるもの』は命のふるさとだ。そこから世界に輝きを与えたいと願っている。彼らはもう神にも近い存在だ。でもとても親しみやすい神だけどね。僕はそんな老人の一人から字を教わったんだ」
「老人の中に字が読み書きできる人がいるのか、その人も誰かに教わったんだろうか?」
「その老人は長い間、世界を旅していたんだ。その旅の中で言葉や字を覚えたと言っていた。本も、その老人がこの村に持ち込んだ。皆は字が読めないから、老人は本の内容を語って聞かせた。村の皆んなはその老人のおかげで世界がリアルに見えてきた。老人は自分が見た世界と本に書かれた言葉を皆にわかりやすく語った。老人は、自分はそれをやるために生まれてきたと言っている。『かもめのジョナサン』も彼が持ち込んだ本の一冊だったんだ」とサリは言った。
サカウエはコーヒーを一口飲んだ。そして手際よく野菜をちぎったり、魚を温めたりするサリの手元を眺めていた。
サリは火の調節をしながら、魚の入った鍋を火にかけ、ちぎった野菜を水に入れてそれも火にかけた。「土鍋は良い。米も美味しく炊けるし、煮物も美味しい。僕たちの食器は自分でも作るけど、すごく焼き物の上手い村人もいて、結構その焼き物も人気なんだ。彼の造る食器はちょっとしたアートだよ」
「それがそうなのか?」とサカウエは聞いた。
「これは僕が作った土鍋だよ、ただ機能的なだけだ。彼が造るものとはぜんぜん違うよ」とサリは言った。
「そうか、その食器も見て見たいな」
「明日見に行こう。彼も喜ぶ」とサリは言った。
「しかし、俺がこの村に生まれたとしたら、その老人のように旅に出たかもしれない。本当に自由に生きられるなら、俺は何かを探してずっと旅をしていたいからな」とサカウエは言った。
「コーヒー以外のものかい?」
「そういうのもある。でも今はコーヒーの中にそれを探しているのかも知れない。俺は自分が思い込まされていた事柄が全部デタラメだと解って、それらが崩れる時、本当のことが知りたいと思ったんだ。それは世界のリアルとかいうんじゃなくて、もっと内的なリアルさについて知りたいと思った。なぜ自分がそれを知りたいと思うのか、それも不思議だった。心の奥底ではそれを知りたかったのかも知れない。内面のリアルさは、それを知りたいと思った時から少しづつその真実を見せてくれた。この村に来れたのも、そのリアルさを知りたいと思っていたからだ」
「ガイドが関心していた。山歩きも慣れているし、体力も気力もあるって。街の人間なのに珍しいって言っていた」とサリは言った。
「俺はそういう意味では君たちに似ているのかも知れない。俺の中で世界が崩れ去った時、何かが生まれたんだと思う。自分の内的な部分に」
「世界にはそんな人間が沢山いる、と老人は言っていた。村やコミュニティーは少ないけど、世界にはそんな個人が沢山いるようだ。彼らは、アートやライフでそれを表現している。音楽や絵は彼らのメッセージだ。そしてそれは大きく拡散している。メッセージは心が開くきっかけになる。一度心が開いてしまえば、君のように道無き道を歩くこともできるようになる。君は君の探し物をもう見つけているのかも知れないよ」とサリは言った。
「そうかも知れないな。俺も今の自分に満足している。そしてどんどんシンプルになっている」とサカウエは言った。
「この村には時々君みたいな人間がやってくる。僕たちは閉じているわけじゃない、逆だ、世界に向かって開いている。僕たちは世界に出て行くし、僕たちのことを聞いて世界からやってくる。そんなに多い数ではないけど、お互いに必要な人間が導かれるようにやってくる。男も女もだ。そしてこの村に住み着く者もいる。そして老人たちが彼らを導く。『talk,walk』だ。『session』とも言う。彼らの中の偉大な自己に『talk,walk』するんだ。老人たちは旅人が皆、偉大な存在だと知っている。彼らは人生の一部を、または全てを、この村で生きることを選択している。本当に必要な人間がここにやって来る。それ以外の人間はやって来ない。この村はそういう村なんだよ」とサリは言った。






第 31 話


"This is a really rich place," Sari said. "There are plenty of living things in the river, because the mountains are rich, the river is rich, the water is almost like an efficacy medicine filtered in the earth We are entrusting most of the body to the water, I am getting my health and power from water. "
"This water is really delicious, real cleanliness would say something like a natural filtration function, human beings are choosing only what they need and leaving what dangers there I do not even imagine that there is sex, "Sakae said.
"A mosquito coil was on sale when I went to the town, a sticky incense with a deadly poison.A pesticide was also sold.The city changed the human desire to money and it has been built back to it We do not even consider where it will arrive, we do not have it, we do not need money, no insecticide, we do not need insecticide.When we apply medicinal herbs on our body we will protect the skin and that grass can be anywhere It grows, "Sari said while tinkering with a wooden stick.
"It is a truly absurd world, but we lived in such a world, I worked until retirement to earn money, because I thought that was a matter of course, but when I go out to the world like this, Japan It is a fact that the common sense of the country does not make sense.In the world there are various ways of living .. It is quite different between knowing with knowledge and seeing it actually It may be commonplace but culture and religion Even if you can communicate through words, the word 's origin is a word issued from a sense of value different from that of the Japanese, you guys who live with God feel the difference of those values ??further I wonder, "Sakae said.
"The world is exactly the same, the system where money and matter comes to the top of value is an unnatural system.If fun and joy comes to the top of the value when left to the nature, money to be filled the heart It is the best pleasure if you can know yourself and live yourself, and adults in this village do not say No to children, they always say Yes Yes children learn risks freely Learn what you need in play, it's a simple way to live.The adults in the neighbor tell you both hard and soft parts.I am telling you about anything about coffee making As adults all excel in terms of their favorite things, children will become such adults with nature, "Sari said.
"Is there something like a school?"
"There will not be such a thing, children are all teachers who have different personality, mutually friendly adults are teachers" Yes "but teachers are only saying"
"Your life seems to be a Jomon culture that once existed in Japan, I believe that Jomon people also lived with God and lived with nature, if there is fulfillment of rich nature and mind there is no need for anything else "Sakae said.

"We are living a very happy life, everyone is living ourselves, our kids play freely with interests, curiosity, flash and ideas, and find themselves, the most interesting things I do Sari said, "It's time to realize that it's a thing to come," it's "waking up."
"Does it" wake up "Does a child get" waking up "?
"Children are easy to wake up, because they are moving in the heart, it seems that the children in the town really do, but with parents' words and education, children's little heart is dyed" common sense of pressing " It is a guy who "learns to the right", if only I would stay where I want to be, I will be lined up and sit still, I can not think of it.
"Children in the city are said to be" No "to their parents since childhood because their parents grew up so that parents can avoid risks and raise them as overprotective," Sakae said.
"I was brought up like that, I do not know anything else, as we did not know other than our way of life." Sari said so and drank a cup of coffee. "It began to cool down a bit and the taste began to clarify.This bamboo cup is very good to drink coffee, it will cool down slowly and taste and smell will change slowly."
"Yeah, it's definitely a good change, but you do not want to see the world more," Sakae asked.
"I like seeing the world from time to time, I like being at the plantation the best, I like to do firefighters here, I just get a negative from town."
"Is there no one who left this village?"
"There are plenty of course, there are a few people going on a trip and some who settled in the town, some people did not come home, others came home with their families.Where they live is that human freedom ''

The red firepool jumps with the crackle and rises to the sky. Sari sometimes moves branches of trees and rearranges them for easy burning. "There are items boiled with fish, and there are potatoes too," Sari touched while touching the fire, "Do you want to eat?"
"Sorry, I am getting hungry," Sakae said.
"There are some fresh vegetables and some rice, the Japanese are rice staples, is not it?"
"Yes, I know well, what did you know?"
Sari came in the cabin with a hand with a message saying "Please wait a minute" without answering it. It is an agricultural tool hut where agricultural tools are put down. It is also the residence of Sari. Vegetables and fruit trees seem to be stocking as well. After a while I brought the ingredients from the hut in a basket that we knitted with something leaves.
"I got it in the daytime, some were exchanged for coffee, fish was taken by Ray, Ray is also a master of fish removal"
"Can you make eels, it's big and glossy, it's a splendid eel"
"It seems that eel's ecology is not yet well understood.Ray collects eel from occasionally because it knows the point and knack.It is not something that anyone can bring in such a big bite.It's grilled with charcoal and eaten Japanese When I came to the town, I went to the library and read it with a book. "
"Can you read the letter?"
"I could read, I was taught because I wanted to read a book, the first book I read was" Jonathan of Seagull. "It was quite a funny story, I think the author of that book is getting the truth.
"It's an old book, that's certainly interesting, I think Jonathan is a unique gull"
"In a sense, Jonathan is a gamut beyond the gulls, I think that it is because he was not fixed to the consciousness of" Seagull "that he flew the meaning of his life, I would like to be a hawk or a falcon I did not think so, I think he tried to be the ultimate self. "
"I guess you guys are alive like Jonathan," but
"I want to be there, but I still do not have much to do with the elderly people in the village, too, Aoyoshi is also a good place, because experience further deepens wisdom and knowledge, and I will become more aware of myself. I think that their consciousness is already transcending this village.When they are singing "Star Songs" they are always communicating with "Great Things." When Heart's Universe and the Outer Universe Connect They are living as I wish, got enough happiness and fulfillment, I hope to give those glows they got to the world, "Great Things" is the home of life From there I hope to give the world a shine.They are close to God but they are very friendly gods but I have learned a character from one of those old people.
"Is there someone in the old man who can read and write letters, did that person tell someone?"
"The old man had traveled the world for a long time and said that he remembered words and letters in the journey.The old man also brought it to this village.As everyone can not read the letters, The old man tells the contents of the book and everyone in the village has come to see the world realistic thanks to the old man The old man told everyone the words written in the book and the book that he saw. The old man says that he was born to do it, "Jonathan of Seagull was also a book of his book", Sari said.
Sakae drank a cup of coffee. And I was watching Sari 's hand which cuts vegetables with ease and warms the fish.
While adjusting the fire, Sari put fire on the pot containing the fish and put the torn vegetables in the water and it also set fire. "The pot is good, the rice can also be cooked deliciously and the simmered dishes are delicious.Our dishes are made by ourselves, but there are villagers who are very good at pottery and the grilled potatoes are also popular.The dishes made by him are a bit of art."
Sakae asked, "Is that it?"
"This is a clay pot I made, it's just functional, it is nothing different from what he builds," Sari said.
"Well, I also want to see the tableware."
"Let's go to see tomorrow, he will be delighted," Sari said.
"But if I was born in this village, I might have traveled like the old man, if I really can live freely, I'd like to travel somewhere and travel a lot," Sakae Said.
"Is it anything other than coffee?"
"There are such things, but it may be that I am looking for it in coffee now.I know that all the things I was supposed to think are detalames and when they collapse, I know the real thing I thought that I wanted to know that it was not the real world of the world but wanted to know about more realistic inner realization.It was also wondering why I wanted to know about it.In the depths of my heart It may be because he wanted to know about the realness of the inner side, he showed the truth little by little from the time he wanted to know it, because he thought that he wanted to know its realness "
"The guides were interested, they were used to mountain walking, that they had physical strength and energy, they said it was unusual for people in the city," Sari said.
"I may be like you in such a way, I think that something was born when the world collapses in me.

"The old man said that there are plenty of such people in the world, there are few villages and communities, but there are many such individuals in the world, they are expressing it in art and life. And the picture is their message, which is spreading a lot, the message is a catalyst for the opening of the mind.When the mind opens once, you will be able to walk a road without you like you like. It may be that you have already found out what you are looking for, "Sari said.
"I do not think so, I am satisfied with myself, and it's becoming more and more simple," Sakae said.
"People like you sometimes come to this village, we are not closed, we are open to the world, open to the world. We will go out to the world and listen to us and from the world Coming up, it is not so many, but it comes as people who need each other are guided, both men and women, some live in this village, and the elderly lead them "talk, walk" "Session" Also, "talk, walk" to the great self within them, the old people know that all travelers are great, they are part of life, I have chosen to live in this village.The person I really need is coming here.Other people do not come.This village is such a village, "Sari said.

四季の輝き 第30話 Shine of the Four Seasons Episode 30




第30話


「つまり君自身がこの世界の君なんだ」と葵は言った。
「私がこの世界の私?」と貴子は言った。
「そう、だからこの世界ではもう一人の自分には会えないんだ、肉体を持ったままではね」
「それじゃあ元の世界の私はどうなっているの?」
「君は肉体を持ったまま次元を移動している。君の肉体はこちらの次元に移動してきた。その身体だよ、変化はしているけどね。意識は今、元の世界の意識とこの次元の意識が融合している。君の意識は今、高次の君の意識と同化しているんだ」
「じゃあ私は元の世界にはいないのね?」
「そうだね。だから今、君の世界の時間は止まっている。君がいないと時間は流れない。星も太陽も全部止まっている」
「時間はなぜ流れないの?」
「時間は君がそれを感じるために存在している。感じるべき君がいないと当然流れない。流れても仕方がない、食べる人がいないのに料理を作るようなものだよ」
「あなたもお料理とかを知っているのね。お料理はいいものよ、温かくて、美味しくて、私たちは子供も大人もみんなで食べるから余計に美味しいの」
「お料理の話になってしまってるよ。時間の話をしてもいいかな?」
「ごめんなさい、私もあなたたちの思考になってきたのかもしれないわ『今』に生きると『お料理』にフォーカスしてしまった」
「いいよ、あたし達なんかしょっちゅうだよ。美和と話をしていてもいつも最初の話がなんだったのかわからなくなってしまうんだ。まあ、いつもそんなに大した内容の話はしていないからいいんだけど、時々後で思い出したりする時があるから困る時があるんだ」
「テレパシーでピピッと聞けばいいじゃない」
「そういうのは簡単すぎて面白くないんだよ、会った時に話すようにしていると困ったりして楽しいし」
「そういう人を私たちの世界では『暇人』っていうのよ」
「『暇人』か、いい呼び名だね、君の世界ではあたしの肩書きは『暇人』だね。超リアルだ、いいかもしれない」
「『暇人』っていうのは私の世界では一応ちょっと蔑んだ呼び方なのよ、何もすることがない人って感じの」
「素晴らしい。何もすることがないなんて。君の世界では皆が時間に追われて機械のように動いてる。そんな世界で暇をつぶしているなんて、そういう人間こそ素晴らしいんだよ」
「そうなのね、あなたの世界の世界観は私の世界では馬鹿か何かのように思える。生きることが目的とか『暇人』が素晴らしいとか、何か高次な事柄を想像するんだけど、いつも肩をスカされた感じがする」
「君はまだ頭で考えてるんだよ。心で感じるんだ、すべての事柄を頭ではなくて心で感じるんだ。判断や選択を全部心でするんだ。頭は君の世界のルールや設定が作った価値基準で動いている。脳は教育やルールなんかでそう思考するように作られている。でも心は解放してやると喜びや楽しみを選択する。いつも喜びや楽しみを選択していると自然に意識は高次に移行していくんだ。心を解放した状態での心の選択は常に高次へとつながっているんだ」
「本当に馬鹿にでもなったような感じね」
「ある意味そうかもしれない。さっきも言ったけど思考は二極なんだ。良いか悪いか、幸か不幸か、苦か楽か。君が目指すのは真ん中だ、ニュートラルだ。頭の選択ではたどり着けない世界だ。解放された心や直感だけがたどり着けるんだ」
「何か嫌な感じがするわね。最初に何の話をしていたのかしら?」
「どこまで話したんだっけ?」
「ん〜、すっかり思い出せないわね「暇人』のもっと前だものね」
「そうだね、思い出せないね。気付くのが遅かったね。まあ、そのうち思い出すよ。今、君の世界の時間は止まってるんだ。君が帰るまでは動かない。だから時間は永遠にある。思い出すまで・・・。時間の話をしていたんだった。思い出したよ」
「そうね時間の話だったわね。えっと私がいないと時間が流れないっていう話よ」
「君たちは時間を逆行するのは得意なんだね、思い出すとか、いついつこうしていたとか、記憶か、記憶がいいんだね」
「そうよ、でもまた違う話になるわよ。時間の話をしましょう」
「そうだね。君のいない世界では時間は流れないんだ。休園日に観覧車が回っていないみたいに」
「あなた観覧車も知っているのね」
「知っているけど、今は時間の話の続きをする」と葵は言って、咳払いを一つした。「君がいないと君の世界は休園日になるんだ。全部止まっている。時間が止まると何もかもが止まる。銀河も惑星も止まる。瞬間の『完全なる宇宙』だ。善も悪もない、愛だけがその波動だ。『完全なる愛』だ。一瞬の宇宙はそれ故に完全なんだ」
「時間の話よ」
「そうだった、止まるんだよ。ピタッと」と葵は言った。「でも時間なら永遠にあるんだよ、そんなに焦らなくても大丈夫だよ」
「あなた達って本当に呑気なのね。そんなんじゃいくら経っても話が終わらないじゃないの。私は時間がなぜ止まるのか知りたいの。私がいないとなぜ時間は流れないの?」
「『君の世界』だからだよ。君の意識がつくりあげた世界だ。ゲームの駒がいなくなればゲームは一時中断だ」
「でもその他の人や生き物は存在しているし、なぜその人達の時間まで止まってしまうのかしら?」
「だから休園日なんだよ。主役が抜けたら演技は一時中断、主役がいないとその演技は再開されない。君のストーリーだ、君がいないと何もかもが始まらない」
「私たち人間の全員がそういうストーリーを生きているっていうことかしら?」
「そうだよ、君たちの世界の全員がそういうストーリーを生きている。完全なる宇宙で、自己というストーリーを生きる。無限の可能性を秘めた大いなる自己。この存在に気づくことだよ。この世界の君のことだよ。今の君だよ。君が『無限の可能性を秘めた大いなる君』なんだよ」と葵は言った。






Episode 30


"In other words, you are yourself in this world," Aoi said.
Takako said, "Am I in this world?"
"Yes, that's why I can not meet another person in this world, do not hold the body"
"Well then, what about me in the original world?"
"You are moving in the dimension with your physical body, your body has moved to this dimension, its body, it is changing, but consciousness is now with the consciousness of the former world The consciousness of this dimension is fusing, your consciousness is now assimilating with your higher consciousness "
"Well then I am not in the original world?"
"Yes, now your time in the world has stopped, time will not run without you, both stars and the sun are all stopped."
"Why does time not flow?"
"Time is present for you to feel it.If you do not feel it does not flow naturally, it does not work, it is like it's a good idea to cook even though there is not anyone to eat." > "You know well the dishes, the dishes are nice, warm and delicious, because we all eat kids and adults, it's extra delicious"
"I am talking about dishes, can I talk about time?"
"I'm sorry, I may have been thinking of you, I lived in" Now "and focused on" cooking "
"Okay, sir, it is something we often do not know if we talked to Miwa always the first story ... Well, I always do not talk about such a big deal. However, sometimes I have time to remember later, so there are times when I'm in trouble. "
"You can just listen carefully on telepathy"
"That's too easy and not interesting, it's fun if you try to talk when you meet"
"Such people are called" leisure people "in our world"
"Is it a" spare time "or a good name, in my world my title is" a leisure man. "Ultra-realistic, maybe good"
"A person who is" a leisure man "is a way of calling me a bit for a while in my world, I feel like a person who has nothing to do"
"It's wonderful ... in your world everyone is driven by time and moving like a machine.It is such a human being that you are killing time in such a world." > "Yeah, your world view of the world seems like a fool or something in my world, I imagine something higher-order thing, such as living being a purpose or" a leisure man "is wonderful, but always I feel the shoulder sky "
"You are still thinking with your head, I feel with my heart, I feel all things in my heart, not my head, I make judgments and choices all through my mind.The head is the rule of your world And brains are made to think so with education and rules etc. But if you release your mind then you choose joy and pleasure.Select joy and pleasure always The nature of consciousness shifts to high order naturally, the choice of mind with the mind released is always connected to high order "
"It sounds like a real fool"
"It may be that it is in some sense, I told you earlier, but my thinking is bipolar, good or bad, happy or unhappy, bitter or pleasant, you are in the middle, it's neutral. It is a world that can not be reached, only the liberated heart and intuition can arrive. "
"I feel somewhat disgusting. What was I talking about at the beginning?"
"How far did you talk?"
"Well, I can not remember it all a while ago" Before the Lobby "
"Well, I can not remember ... Well, I will remember of it, now your time in the world is stopping, you will not move until you return, so the time is forever. ... I was talking about time, I remembered. "
"Well, it was a story of time, I mean that time will not flow if I do not have it"
"You are good at going backwards in time, remembering, when you were when you were doing this, when you remembered, and remembered, you have a good memory"
"Yes, but it will be another story. Let's talk about time."
"Yes, in the world without you you do not have time, like the Ferris wheel is not turning around on holidays"
"You also know the Ferris wheel"
"I know, but now I will keep on talking about time," Aoi said, and cleared his throat. "If you are not there your world will be a holiday. All are stopped, everything stops, everything stops, both the galaxy and the planet will stop, the" complete universe "at the moment, neither good nor evil, Only love is that wave, "complete love." The momentary universe is therefore perfect for that reason.
"Talk of time"
"That was the case, it will stop," said Aoi. "But if it is time it is forever, you do not have to be impatient so much."
"You guys are really drunk, you can not stop talking how much it's going through, I want to know why time will stop, why does time not flow when I am not there?" > "It's your world." It is the world that your consciousness has created.The game is temporarily suspended if there are no game pieces
"But there are other people and living things, why do they stop until the time of that person?"
"So it's a holiday day, if the protagonists go out, the performance will be temporarily interrupted, and if the protagonists are not there, that acting will not resume ... your story, everything will not start unless you are there."
"Is it all we human beings living that story?"
"Yes, everyone in your world is living that story, living the story of self in the full universe, the great self who has infinite possibilities, to notice this existence You in this world It's you, you are "a great kid with endless possibilities", Aoi said.

四季の輝き 第29話 Shine of the Four Seasons Episode 29




第29話


「タイムアフタータイムはやれる?」とユウは聞いた。
「いけますよ」とチッチは言った。
「うん、いける。チッチとよくセッションしてる曲だよ」とタナベは言った。
「あんたたち、結構渋いのやってるのねぇ」と真知子は言った。
「オッケイー! じゃあいきますか!」と美和は言った。
「ヤバそうだったらすぐに止めるからね」とユウは言った。

真知子の提案で四人は『喫茶まちこ』で演奏してみることになった。
「うちは母親の時代にはカラオケ大会やちょっとした演奏会みたいなものもやっていたの。小さいけど舞台もあるし、店の壁はバッチリ防音壁になってるの。古いけどドラムスのセットとアンプもある。私はちょっとどういう具合なのか見てみたいの。あんたたち、また懲りずに演奏をやるみたいだけど、大人が冷静に状況を一度見てみた方がいいと思うの」と真知子は言った。
「第三者に立ち会ってもらうのもいいかもしれない」とタナベは言った。四人はうなづきあって、真知子の意見を快諾した。
「このお店ってそんな感じだったの?」と美和が聞いた。
「見せかけだけの昭和レトロってわけじゃないのよ」真知子は店の看板をしまい、シャッターを半分下ろした。「これで誰も入ってこない」
「このセット相当年季入ってるけど、すごくよく手入れされてる」と美和が言った。
「そのドラムスのセットは父親のものなの。今もどこで何をやってるんだか知らないんだけど、ミュージシャンだからどこかの国で何とかして生きてるんだと思うわ。そのセットは多分とてもいいものよ、手入れはその当時の仲間の方が時々来てくれてオイルを差したり、皮を張り替えたりしてくれるの。そしてお返しに私はコーヒーをご馳走するの」
「うん、いいドラムスだよ」美和はスネアをスティックでコンコン叩きながら言った。「とても澄んだ高音。皮もいい色してる」
「ドラムスは時々叩いてやらないと木も皮も眠ってしまうらしいの。音を響かせて木や皮にそれを馴染ませるのが大切なんだって」と真知子は言った。
「ギターアンプもベースアンプも真空管ですよ。これも年季入ってますねー」とチッチが言った。

四人はそれぞれ自分のセットを終え、顔を見合わせた。


「私がしっかり見てるから大丈夫よ」と真知子が言った。「あんたたちが言ってることがもし本当なら、あんたたちだけに任せておけないでしょう」と真知子は言った。

「スローな感じでいこう。できるだけスローなテンポで」そう言ってユウはアカペラで最初の歌詞を歌った。

Lying in my bed I hear the clock tick,
ベッドに横たわって、時計の針の音を聞いてる
And think of you
あなたを想いながら

タナベがコードを弾き、ユウのテンポを確かめた。ユウの歌の色と自分のギターの色を確かめる。
チッチはユウとタナベが創り出す雰囲気に合わせてベースのリフを探る。少ない音数で二人を支える。
美和はハイハットだけでそのリズムを刻んでいたが、スティックをブラシに持ち替えてスネアの上を転がしてみる。ピンと張られた皮とブラシの毛がサラサラと澄んだ音を響かせる。
ユウは歌に優しく絡まってくる音を感じていた。「時の向こうで」。Time After Time の和訳にそう訳しているものがあった。シンディーは先へ行ってしまった自分を、時を超えてしまったような感じ方をしていたのかも知れない。同じ場所にいるのに、時を超えて違う世界にいるように感じるのかも知れない。
「時の向こうで」

音はその直後から聞こえてきた。
電子ピアノのような高音の和音。初めはぼんやりと響き、やがてその音は四人の演奏に合わせるように五人目の演奏者となった。
真知子は美和が意識を失っていることを確認した。首ががくりと垂れて身体だけが音に反応して動いている感じだ。一見すると目を伏せているように見える。
ユウがそれに気づいて真知子を見た。真知子は目で「もう少し様子を見よう」と合図した。ユウはなんとなくそれに気付き、歌を続けた。


美和は音が聞こえ始めると、自分の中の思考が止まっているのに気づいた。演奏の音は聞こえている。身体を動かしている感覚もある。思考を止められて、なにかを受け入れることを促されているようだ。意識は完全に演奏の外にいた。


獣が草原に立っていた。
「葵? 葵なの?」と美和は獣に向かって言った。
「違う。私は美和。違う次元のあなたよ」と獣は言った。
「違う次元? あなたは私なの?」
「そうよ。あなたの中に存在するあなた。あなたの本来の姿よ」
「私も獣なの? 葵だけじゃないの?」
「私たちはみんな同じ姿なの。あなたも、あなたのお友達も」
「私はなぜこんなところにいるの? あの音は何なの?」
「あの音はあなたとコンタクトを取るための入り口の音なの。意識をちょっとの間借りるための音なの。あなたをここに呼んだのは、実際の私の世界ではあなたに会えないからよ。実際の世界ではあなたは一人しかいない。もう一人の自分に会えるのは意識の世界だけなの。
実際の世界でのあなたのガイドは『魂の双子』なの。あなたはまだそのことには何も気づいていないし、気づくにはまだ早すぎるかもしれない。
あなたの世界では時間がどんどん流れていく。止めることも遅らせることもあなた達にはできない。でもあなた達のその音はその流れを変えられる。それを伝えたいの」
「私たちの音? バンドの演奏のこと?」
「そうよ。葵が心惹かれたこと。演奏。 私たちの世界には物質がないから、演奏がどんなものなのかわからない。経験した葵にしかわからない。
千年前、葵は私たちの世界からあなた達の世界に行くことに決めたの、記憶を全部無くしてね。なぜそんなことをするのかって聞いたら、あなた達の世界が心配なんだって言っていた。
それに私たちはあなた達の世界には干渉できるの。あなた達は私たちの世界には干渉できない。それは次元の違いの話なの。
葵は『業』という決まりごとにその『設定』をして記憶を無くした。『設定』による学びを終えた後に目覚めが来るようにしたの。そして記憶を取り戻して、自分を知り、本来の生きる意味を思い出すの。そして『設定』通りその『業』に苦しみながら千年を生きたの。『本当に同情するのならその世界に生まれ、その世界で苦悩しなければその世界はわからない。それでしかその世界で生きている意味を思い出せない』そう言っていた。葵はそうやって思い出したの。
私は葵からあなた達の世界の人間の苦悩を聞いた。リアルな苦悩だった。あなた達の世界は矛盾や理不尽やしがらみなんかで不自由な世界になっている。その苦悩は『悲惨』という現実も生み出している。私たちは話し合ってあなたたちにコンタクトすることにしたの。そして今、私たちはあなた達を覚醒へと導いているところなの」
「覚醒?」
「本来の自分に戻ることよ。心の声に従って生きること。知識を頼りにしないこと。自分は素晴らしい存在なんだと気づくこと」
「本来の自分。この私じゃなくって?」
「そのあなたは古い自分よ。バージョンを上げていくのよ、パワーアップするみたいに。そしてそのためにはあなた達の演奏が必要なの」
「バージョンアップと演奏がどんな関係があるの?」
「あなた達の演奏は互いを生かしあっている。役割を理解して、調和して一つになっている。シキの歌と人間の歌が歌われるの。あなた達の世界が大きく変化しつつあるの、あなた達の歌と供に」
「シキの歌と人間の歌?」
「その時が来ればわかる。私たちは一人づつコンタクトしていくことにしたの。あなたのお友達にもそのうちセッションが起こるわ」
「一人づつにコンタクト?」
「そうよ、こちらの世界の人間が一人づつ、あなたたちの世界の自分に直接コンタクトしていくの。本当は宇宙船でそっちの世界に行ってもいいんだけど、色々と面倒なことが起きるし、今は直接あなたたちの意識にコンタクトしていくのがいいと判断したの。だからあなたのお友達もそのうちこちらの世界の自分から何かのメッセージを受け取るはずよ」
「それは私たちの世界の人間全員に何かメッセージが送られるということ?」
「そうよ、大切なメッセージよ。心の声や夢でそれを受け取るのよ。私たちがあなたたちにコンタクトする時は大抵がひらめきや直感や夢という形でそれを伝える。もしも瞑想をするならその時に受け取ったものは私たちからのメッセージなの」と獣は言った。「自分からのメッセージが私たちからのメッセージよ」


タナベとチッチも美和の意識がないことに気づいた。しかし体は音を認識してリズムを刻んでいる。曲の進行も捉えている。美和を除く四人は目で合図しあった。「とりあえずこのまま続けてみよう」四人はなんとなくそれを確認しあった。


ユウは歌に集中した。
Time After Time「時の向こうで」 すれ違う心。「想いはいつもすれ違うものなんだな」とユウは思う。「想いは時を超えてしまったように、まるで違う世界に向かって投げかけているようだ。受け取るものはいない」。目の前にいるはずの誰かは、まるで鏡の中にいるように、いくら呼びかけても声は届かない。「時の向こうで」時間は別々に流れている。
同じ世界にいるのに、まるで違う世界にいるようだ。

「私は歌いながら何を考えているんだろう」思考と言葉が別のことをしている。
別々の世界にいる。

私は時間と世界のことを考える。想いがすれ違う時、それは世界がすれ違っているのかもしれない。平行線の世界。どこにも交わる時がない。

真知子は手を上げて「一度止めよう」という合図を送った。
三人はそれを見て曲の途中で不意に演奏を止めた。ギターとベースの弦の震えが余韻としてノイズのように響いている。
その音が止まると美和もリズムを刻むのをやめた。電子ピアノの音も消えていた。美和はぼんやりと顔を上げた。
「大丈夫?」と真知子は声をかけた。
「うん、大丈夫。ここは地球よね? 私、違う星に行っていたみたい」と美和は言った。







Episode 29


"Yuu asked," Can I have time after time? "
"I can go", said Titchi.
"Yeah, I can go, it's a song that is singing well with Chitchi," Tanabe said.
"You guys are doing quite astray," Makiko said.
"Okay! Will you go?" Miwa said.
"I will stop as soon as it seems so," Yu said.

In the proposal by Mashiko, the four people decided to play with "Tea ceremony".
"We used to do something like a karaoke competition or a small concert in our era of mothers.It is small but there is a stage, the walls of the shop are soundproofing.It is old but there is a set of drums and amp I'd like to see a little bit about what you are doing, you seem to play without discrimination, but I think that adults should try to see the situation calmly, "Makiko said.
"It may be nice to have a third party present," Tanabe said. Four people nodded and accepted Makiko's opinion.
"Did this shop feel like that?" Miwa asked.
"It is not a Showa retro only appearance." Machiko got out of the store sign and shut down the shutter half. "No one comes in with this"
"This set is equivalent to this set, but it is in very good condition," Miwa said.
"The set of drums belongs to my father, I still do not know where and what I am doing now but I think that I am somehow alive in some country because it's a musician. That set is probably very good Okay, the colleagues of that time come from time to time to put oil and change the skin, and in return I will treat the coffee. "
"Yeah, it's a nice drum," Miwa said while striking the snare with a conch. "A very clear treble.The skin is also nice color."
"It seems that trees and skins will fall asleep unless you play drums from time to time." It is important to let the sound echo and make it familiar with trees and skins, "Makiko said.
"Both the guitar amp and the base amp are vacuum tubes, this is also in the year," said Chitchi.

Four people finished their own sets and looked at each other.


"I'm watching firmly, so I'm OK" Makiko said. "If you are what you are saying, you will not be left alone to you," Makiko said.

"Let's feel slow, with a slow tempo as much as possible" Yu sang the first lyrics in the a cappella.

Lying in my bed I hear the clock tick,
I am lying in bed and listening to the sound of the clock hands
And think of you
While thinking of you

Tanabe played the cord and confirmed the tempo of Yu. Check the color of Yu song and the color of your guitar.
Titchi explores the riff of the base according to the atmosphere Yu and Tanabe create. Support two people with a small number of sounds.
Miwa had carved that rhythm with only Hihat, but I switched the stick to a brush and rolled over the snare. Pinned skin and brush hair make a sound clear and distinct sound.
Yu felt the sound which gently entangled with the song. "Beyond the Time". There was something that translated into the Japanese translation of Time After Time. Cindy may have done the way he felt like going beyond the time he had gone ahead. Although you are in the same place, you may feel that you are in a different world beyond time.
"Beyond Time"

Sound came on just after that.
A chord of treble like an electronic piano. In the beginning, it sounded idly, and eventually the sound became the fifth player to adapt to the performance of the four players.
Mashiko confirmed that Miwa lost consciousness. It is a feeling that the neck is hanging and it is moving only the body in response to the sound. At first sight it looks like he is frowning.
Yu noticed it and saw Mashiko. Mashiko signaled "Let's see a little more" with eyes. Yu noticed it somehow and kept on singing.


When Miwa began to hear the sound, I noticed that my thoughts had stopped. I hear the sound of the performance. There is also a feeling that the body is moving. It seems they are urged to stop thinking and to accept something. The consciousness was completely out of the performance.


The beast was standing on the meadow.
"Aoi? Aoi?" Miwa said to the beast.
"No, I am Miwa, you are of a different dimension," the beast said.
"Different dimension - are you mine?"
"Yes, you in you, your true figure"
"Is I also a beast, is not it just Aoi?"
"We are all the same figure, you and your friends"
"Why am I in such place? What is that sound?"
"That sound is the entrance to get in touch with you.This sound is for borrowing consciousness for a moment.I called you here because you can not meet you in my real world. In the world of you there is only one person, it is only the world of consciousness to meet the other person
Your guide in the real world is "twins of the soul". You have not noticed anything about it yet and may be too early to notice.
Time runs steadily in your world. You can not stop or delay. But that sound of you can change that flow. I want to tell it. "
"Do you play sounds of our band?"
"That's what Aoi attracted, playing. Because there is no substance in our world, I do not know what the performance is like. I only know the Aoi that I experienced.
A thousand years ago, Aoi decided to go to your world from our world, please lose all your memory. When I asked why such a thing would do, I told you that you are worried about your world.
And we can interfere with your world. You can not interfere with our world. That's a story about the difference in dimension.
Aoi made its "setting" every rule "business" and lost memory. I tried to awaken after finishing learning by "setting". And I regain my memory, I know myself, I remember the original meaning of life. And living a thousand years while suffering from that "work" as "setting". "If you truly sympathize, you are born in that world and you do not know the world unless you suffer in that world. That only makes me remember the meaning living in that world. Aoi remembered that way.
I heard the human suffering of your world from Aoi. It was a real distress. Your world has become inconvenient, contradictory, unreasonable and distorted. The distress is also creating the reality of "misery". We talked and decided to contact you. And now we are leading you to awakening.
"Awakening?"
"To return to your original self, to live according to the voice of the mind, not to rely on knowledge, to notice that I am a wonderful existence"
"My original self, is not this me?"
"You're an old man, I'm going to raise the version, it's like powering up, and for that you need your playing"
"What is the relationship between version up and performance?"
"Your performance keeps each other alive, Understanding the roles, it is unity in harmony.Siki's songs and human songs are sung .. As your world changes dramatically There, with your songs "
"Shiki's song and human song?"
"I know that time will come, we decided to contact one by one, sessions will happen to your friends"
"Contact one by one?"
"Yes, people in the world of this place will contact each other personally in your world directly.While it's okay to go to that world with a spaceship, but various troubles will occur , I judged that it is better to contact your consciousness directly now, so your friends will receive something from myself in this world soon.
"Is that a message sent to all of us in our world?"
"Yes, important message, I will accept it with my voice and dreams, when we contact you you usually tell it in the form of inspiration, intuition and dreams, if you meditate What I received at that time is a message from us, "the beast said. "Your message is from us"


Tanabe and Chitch also noticed that there was no consciousness of Miwa. However, the body recognizes the sound and carves the rhythm. It also captures the progress of the song. Four people excluding Miwa were signaled with eyes. "Let's continue this way for now" Four people confirmed it somehow.


Yu concentrated on the song.
Time After Time "Hearts passing each other" The passing heart. "Yuu thinks that" the feeling always passes with each other ". "It seems that my feelings are casting towards a different world, as though the times have passed, there is nothing to receive." Someone who is supposed to be in front of you, as if you are in a mirror, no matter how much you call out, your voice does not reach. "Time beyond time" flows separately.
Although he is in the same world, he seems to be in a different world.

"I wonder what I am thinking while singing" Thinking and words are doing different things.
I am in a different world.

I think about time and the world. When the feelings pass each other, it may be that the world is passing each other. The world of parallel lines. There is no time to cross anywhere.

Mashiko raised his hand and sent a signal saying "Let's stop once."
Three people unexpectedly stopped playing while watching it. The trembling of the strings of the guitar and bass echoes like noise as a lingering finish.
When that sound stopped Miwa also stopped carving the rhythm. The sound of the electronic piano also disappeared. Miwa abruptly lifted his face.
Meiko called out, "Are you OK?"
"Yeah, it's okay, this is the Earth, is not it? I seem to have gone to a different star," Miwa said.

四季の輝き 第28話 Shine of the Four Seasons Episode 28




第28話


「喉のチャクラに神様が降りてきて、それで『大いなるもの』とつながるんだ」とサリは言った。
「『大いなるもの』とは一体何なんだ?」とサカウエは聞いた。
「『大いなるもの』は我々が帰るところだ。人生という学びを終えて魂が帰る場所なんだ」とサリは言った。「そこと繋がるには喉のチャクラを震わせるんだ。
音声とリズム、まるで歌のようだ、不思議なリズムの歌」
「それを君は自分で発見したのか? その歌を?」とサカウエは聞いた。
「その歌は先祖代々受け継がれてきた歌なんだ。この村のものだけが知っている。この村には神と繋がって生きてきた暮らしがある」とサリは言った。「コーヒーを飲むかい?」
「ぜひ、ごちそうになる」とサカウエは言った。

サリは焚き火にナベをかけて炭を起こし、木の枝に火をつけた。乾燥した枝は勢いよく燃え上がりナベの水を温めた。
まったりとしたナベの水はこの辺りの湧き水だ。
サリたちの村はその湧き水をとても大切にしていた。
「この水はこの村の命をつなぐ源なんだ。この水は宇宙からのエネルギーなんだよ」とサリは言った。
「そういう暮らしをしている村はもう少ない、ほとんど残っていないと言ってもいいくらいだ。探すのに苦労した、何せ人に聞くしかないんだからな」とサカウエは言った。
「僕たちは自給自足だし電気もガスも要らない。必要なものは周りの山や川に行けば全て揃う。布や紙も自分たちで作っている。いろいろな仕事があるから皆は自分の得意なことをやる。畑をやりたかったら畑をやる。釣りに行きたかったら釣りに行く。僕はコーヒーをつくりたいからコーヒーをつくっている。それもとびきり美味いコーヒーだ」とサリは言った。
「楽しみだな、ようやくその幻のコーヒーが飲めるのか、たどり着くまでに2年半かかった。何せ人の記憶や情報なんて、どこでどうねじ曲がっているか分からないからな。本当に苦労したよ」とサカウエは言った。

二人は小さな焚き火を囲んで、小さな木の椅子に小さなクッションを敷いて座っていた。
そのクッションには独特の模様が刺繍されていた。
「この模様は言い伝えの言葉だ。この村は代々、言い伝えを模様にして、その技術を親から子へ伝えている」とサリは言った。「君みたいな人間には初めて会った。街にはもうまともな人間はいないと思っていた。世界にはもうまともな村は残っていないのか?」とサリは聞いた。
「残念ながらもうほとんど残っていない。開発が山奥まで進んでいる。インフラが網の目のように拡がっている。ピュアな湧き水も残り少ないと思う」とサカウエは言った。
「残念なことだ。村のレイに明日にでも聞いてみよう、このところ大気が変わっていると言っていた。レイは未来が見えるんだ、もし君の言うことが本当なら、大地が眠ってしまうかもしれない」とサリは言った。
「同じような言い伝えは他の村にはないのか?」とサカウエは聞いた。
「分からない。僕はこの村をほとんど出たことはない、街に何度か行ったことがあるだけだ。世界がどうなっているのか見たかったんだ、世界は僕が思っていたよりずっと罪深くなっている」とサリは言った。
「その通りだ、罪深い。そして全く自覚がない。地球が眠るという言い伝えはいつ、どんな風にということはわかるのか?」
「それは言い伝えには書かれていない。言い伝えには大きな変化には二つの道があると書かれている。そしてその道の歩み方や入り方が書かれている。『地球が眠るとき、その道は大きく開かれる』とある。いよいよその時が来たのかも知れない」とサリは言った。

ナベの中のお湯が沸き、布で包んだコーヒー豆を木の棒で荒く潰してそのままバラバラとナベに入れた。コーヒー豆はナベの中でゆっくりと味と香りをお湯に溶かしていった。
まったりとした新鮮な水は赤い焚き火の火で沸々と湯気を上げた。コーヒー色に黒く染まっていく。
「ちょうどいい頃合だ」とサリは言ってナベのコーヒーを布で濾して竹のカップに注いだ。
「とてもいい香りだ」とサカウエは言った。
「僕はこの豆を何年もかけて育てたんだ。どんな植物も飢餓状態には強い、甘やかさずに育てると、とても強い豆ができるんだ。生命力のぎゅっと詰まった豆がね」とサリは言った。「飲んでみるといいよ」

サカウエは竹のカップに入ったコーヒーを手にとって、もう一度香りを確かめてから一口飲んだ。口に入れた瞬間から芳醇な香りが口いっぱいに広がり鼻に抜けていく。「とてもいい香りだ。この温度でこの香りがあるなら、冷めればもっと香りが立つだろう」とサカウエは言った。
「コーヒーは温度の変化と共に味や香りが変化する。僕は常温の時の味と香りが一番好きだけどね」とサリは言った。
二人はしばらく黙ってコーヒーを飲んだ。焚火の火はゆらゆらとゆっくりと燃えていた。
立ち上る煙を追って空を眺めると、そこには満天の星空が広がっていた。
「あれが宇宙だよ。そしてもう一つ、僕たちのハートの中にも宇宙がある。両方の宇宙はいつも繋がっている。心の宇宙は世界を創り出す。『地球が眠るとき、その歌を歌え』と言い伝えには書かれている。『地球と我々は共に世界を渡る』『人間の歌と地球の歌が共に歌われる』と、その時が近づいているのかも知れない」とサリは言った。






Episode 28


"God comes down to the throat chakra, so it connects to" the great one ", Sari said.
"What is it" big thing "?" Sakae asked.
"The great thing is where we return, a place where the soul returns after learning of life," Sari said. "To connect with it, I will shake my throat chakra.
Voice and rhythm, like a song, a song of magical rhythm
"Have you discovered it yourself?" Asked Sakae, "Do you think that song?"
"The song is a song that has been inherited from the ancestors, only the things in this village know, there is a life living in this village connected with God," Sari said. "Would you like some coffee?"
"By all means, it will be a feast," Sakae said.

Sari wielded charcoal on a bonfire and set fire on the branches of the tree. The dried branches burned vigorously and warmed the water of the pan.
The chilly water of the pan is spring water around here.
The villagers of Sari valued the spring water very much.
"This water is the source of the life of this village, this water is the energy from outer space," Sari said.
"There are few villages that are living like that, it's almost impossible to say that they are almost left out, because it's hard to find, there's no choice but to ask people anything," Sakae said.
"We are self-sufficient, we do not need electricity or gas, we need everything if we go to the surrounding mountains and rivers, we have all the cloth and paper we make.With various kinds of work everyone is good at ourselves If you want to do the field, I will go to the field and if you want to go fishing I will go fishing because I want to make coffee so I am making coffee, which is also a very good coffee, "Sari said.
"It's fun, it only took two and a half and a half to reach that phantom coffee at last ... I do not know where and how the screws are bent, no matter what, I really suffered," Sakae Said.

They surrounded a small fireworks and sat on a small wooden chair with a small cushion spread.
A unique pattern was embroidered on the cushion.
"This pattern is a phrase of saying: This village is communicating its skills from parent to child for a period of time in a pattern of lore," Sari said. "I saw you like a human for the first time, I thought that there are no better people in the town, there are no decent villages left in the world yet?" Sari asked.
"Unfortunately there is almost no more left.The development is progressing to the mountains.The infrastructure is spread like the eye of the net.I think that there is little pure spring water," Sakae said.
"Unfortunately, let's listen to the village Ray even tomorrow, he said that the atmosphere has changed a while, Ray can see the future, if you really are what the earth is asleep It may be, "Sari said.
Sakae asked, "Is there a similar legend in other villages?"
"I do not know, I have never gotten out of this village, I've only been to the city several times.I wanted to see what the world is like, the world is far more sinful than I thought "Sari said.
"It is true, it is sinful, and there is no consciousness at all. When and how do you know the legend that the earth sleeps?"
"It is not written in the legend, the legend states that there are two ways to make a big change, and the way of walking and entering that way is written:" When the earth sleeps, It will be wide open. "It may be that time has come," Sari said.

The hot water in the pan was boiled and the coffee beans wrapped with cloth were crushed roughly with wooden sticks and put in pieces as they were. Coffee beans slowly melted taste and scent into hot water in the pan.
The chilled and fresh water boiled steamily with a red bonfire fire. It dyes black with coffee color.
"It's just right time," Sari said, cloaked the coffee of the pan, and poured it into a bamboo cup.
"It's a very good scent," Sakae said.
"I bred this bean over many years, any plants are strong against starvation, when raised without spoiling, they can produce very strong beans, which is a tightly packed bean of life force," says Sari Said. "You should try drinking"

Sakae used a coffee in a cup of bamboo, checked the fragrance again and drank a bite. From the moment I put it in my mouth, a mellow aroma spreads through my mouth and passes through my nose. "It is a very good scent.If there is this scent at this temperature, it will smell more as it cools down," Sakae said.
"Coffee changes taste and scent with temperature change, I like the taste and smell at room temperature the most," Sari said.
They kept silent for a cup of coffee for a while. The fire of the fire was burning slowly and slowly.
Following the rising smoke and looking at the sky, there was a sky full of sky.
"That is the universe, and another, there is the universe in our heart.Both cosmos are always connected, the universe of the mind creates the world" When the earth sleeps, sing that song "It is written in the legend that" The earth and we cross the world "," It is likely that the human singing and the song of the earth are sung together ", Sari said," .

四季の輝き 第27話 Shine of the Four Seasons Episode 27




第27話


「あなたの説明の中に設定っていう言葉が出てくるけど、それがよくわからないわ」と貴子は言った。
「君たちの世界は三次元の世界なんだ。そこには様々なルールや設定がある。
『決まりごと』は君の世界の特徴なんだ。生き物の体の仕組みや関連性、引力や時間という『決まりごと』があり物質という幻想を追う、という意識を持っている。設定とルールの世界とも言える。
でも君たちの文明より前の文明の人間たちはその次元を超えて暮らしていた。次元は場所じゃないんだ、人間の意識のことだよ」と葵は言った。
「ではこの世界はなに?」
「この世界は五次元の意識の世界なんだ。あたしや、君にとっての五次元。設定は自由なんだ。好きなように変えられるし全部なくすこともできる。設定をなくせば空も飛べるし水にもずっと潜っていられる」
「私の意識のレベルをその次元まで高めるということ?」
「そういうこと。君たちの世界はある意味崩壊しつつある。環境も意識もコントロールされている。でも人為的なコントロールでは持続不可能な世界しか創れない。生態系は人為的に創れない。行き着くところは破滅しかない。でも次元は場所じゃない。君たち人間の意識が覚醒していけば、君たちの世界は高次元の波動で満たされる、ルールも設定も時間もない世界になるんだ」
「それは具体的にどういうことなのかしら?」
「君たちの世界が救われるってことだよ。破滅的な未来から真逆の未来へ。でもそれは勝手にはやって来ない、それは君たちの選択にかかっているんだ。君たちに唯一残された自由だ」
「私は目覚めることを選択したい。それが自分の探していたことかも知れない。私の世界のために何かできるかも知れない」
「よかった。その言葉が聞けて嬉しいよ。君はもう本来の自分に目覚めつつあるみたいだね」と葵は言った。






「ちひろはもう学校へは行かないの?」と凛太朗は聞いた。
「学校に行くことはもう考えてない。私は、学校で教わることはもう何もないと感じるの。私は誰かみたいになるんじゃなくて、もっと私になるの。そんなことを学校では教えてくれない、学校は自分じゃない誰かみたいになれって教えてる。私はもっと自分のために生きたいの」
「僕もそう思う。僕も僕を生きたい」
「今日の空気は綺麗ね、いい香りがする。凛太朗くんは風や水や、木や草が輝いて見えることはないの?」
「そういう風に見えることはないよ。でもとても感じる、花はいつも僕を癒してくれる」
「お花が凛太朗くんを助けているのね。私もこうしてお庭を見ているのが好き。空や雲を見るのも好き。みんなが私を助けてくれている気がする」
「本当にそうかも知れないね、僕はほとんど部屋の中しか知らなかったけど、ここにきて庭を見ていたら不思議なつながりも感じる。説明できないけどなにか、つながってるって思うんだ」
「つながってるっていうことを感じている人は少ないと思う。切り離されてるって感じる人がほとんどなんじゃないかな、孤独を感じるのはそんな人なんじゃないかと思うの」
「ちひろは一人でも孤独を感じないんだね」
「そうだね全然寂しくはないよ、私は一人が好きだし、貴子さんみたいに自分を理解してくれる人がいてくれればそれでいい、お友達もとっても少なくていい」
「そうだね、僕もそう思う。学校はすごくごちゃごちゃしててちょっと疲れてしまう、みんなが作り出す雰囲気に馴染めない。自分は何なんだろうっていつも思う」
「その答えを私も探しているの、私はなんなんだろうって。絵を描いていたらそれがわかるかも知れないって思うの」
「僕はちひろの絵が大好きだよ、花を見ているみたいな気分になるんだ、とっても癒される」
「嬉しい、私は木や草の癒しを描きたいの、風や水の癒しを描きたい。その輝きを絵にしたいの」とちひろは言った。






Episode 27


"There is a setting or rule in your explanation, but I do not really understand it," Takako said.
"Your world is a three-dimensional world, where there are various rules and settings
"Every rule" is a characteristic of your world. It has the consciousness that "there is" every decision "such as the structure and relevance of living beings, attractiveness and time, chasing the illusion of matter. It can be said to be the world of setting and rules.
But the people of civilization before your civilization lived beyond that dimension. Dimension is not a place, it is human consciousness, "Aoi said.
"So what is this world?"
"This world is a world of five-dimensional consciousness.It is five dimensions for you.The setting is free.You can change it as you like and lose it all.If you lose setting you can fly the sky and water It can be dive all the way. "
"To raise my level of consciousness to that dimension?"
"That's what your world is collapsing in a sense, the environment and consciousness are controlled, but artificial controls can only create a world that is not sustainable, ecosystems can not be artificially created. There is only ruin but the dimension is not a place.When the human consciousness awakens, your world will be filled with high dimensional wave, no rules, no time, no time will be in the world. " /> "What exactly is that?"
"That your world will be saved, from a catastrophic future to a truth-to-future future, but it will not come on its own, it depends on your choice.The only one left for you ''
"I want to choose to wake up, it may be what I was looking for, something I could do for my world"
"Good, I'm glad to hear that word, you seem to be awake to the original self," Aoi said.






Rintaro asked, "Is not Chihiro going to school any longer?"
"I do not think about going to school anymore, I feel that there is nothing to teach at school anymore I will not be like someone, I will become more I teach such a thing at school I will teach you that I will become like someone who is not myself, I want to live for myself more.
"I think so, I want to live my life."
"Today's air is beautiful, it smells nice. Rintaro-kun does not have winds, water, or trees and grass shining brightly?"
"There is nothing that looks like that, but it feels so much, the flowers will always heal me."
"Ohana is helping Rin Tarou, I like to watch the garden like this, I also like to see the sky and clouds, I feel that everyone is helping me." /> "I guess that might be true, I know mostly in the room, but if I come here and watch the garden I also feel a strange connection, I can not explain, but I think that something is connected." /> "I think that there are few people who feel that they are connected, that there are few people who feel they are separated, that I feel such loneliness is such a person.
"Chihiro does not feel lonely alone"
"That's right, I'm not lonely at all, I like one person, if there is someone who understands me like Takako-san, that's OK, and my friends are very few."
"Yeah, I think so too, school is so cluttered with a bit of tiredness, I can not adapt to the atmosphere that everyone creates. I always think what I am"
"I am also looking for the answer, I wonder what I'm supposed to know if I draw a picture"
"I love Chihiro's painting, it feels like I'm looking at flowers, I feel so healed."
"I'm happy, I want to draw the healing of trees and grass, I want to paint the healing of the wind and water, I want to paint that shine," he said.

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